修行度 🔥🔥🔥●●●●●●●
毎年のように続く、勝手にインデペンデンス・デイシリーズの最新作となる2024年度版は、襲撃シーン等は無く、耳慣れない単語と設定、会話のオンパレードで、終始何をやっているのかほとんど把握できないアサイラム作品の悪い部分が集約された会話メインのSFごっこ!!忍耐力が試されます!!
作品紹介
日本劇場未公開
今回ご紹介する作品は、アサイラム社製のSF会話パニック作品です。
それでは、まずはあらすじから、
エリア51内の研究所に、宇宙から探査船が持ち帰った物質が運び込まれた。
科学者のセレステ達は早速研究に入るが、その正体はあらゆる物質を吸収して成長する宇宙生物だった。
不注意で解き放ってしまったその生物を研究所に閉じ込めるため、特殊部隊も出動するが、その生物はどんどん成長していくのだった!?
監督は、(ザ・メガロドン怪獣大逆襲)(詳しくはこちら)や(ワイルドブレイク)等、アサイラム系作品で、
製作アシスタントとして活躍しているエイドリアン・アビラで、非常にアサイラム作品らしい動きのないSFパニックを演出しています。
主演の女性科学者役は、(ゾンビヘッズ)や(CIRCLE OF FURY)等のクリスティーナ・ローズが扮し、地球規模の危機に対処していきます。
で、その元夫でもある科学者役で、ドラマシリーズ(ニップタック)や(キャッスル)等のルーク・ストラッテ・マクルーアが登場し、
相談事メインのパニックシーンを演じています。
で、主人公の父親である科学者役で、(フィラデルフィアエクスペリメント)(詳しくはこちら)や(沈黙の監獄)(詳しくはこちら)等の
マイケル・パレが登場し、問題に対処して行きます。
で、アクション面で活躍する軍人の隊長役で、(メガピラニア)や(マルチバースアルマゲドン)(詳しくはこちら)等の
ポール・ローガンが登場し、勢いよくエイリアンと戦います。
そんなスタッフ・キャストで製作された本作の物語は、宇宙からのミッションを終えたスペースシャトルが、
ある物質を持ち帰り、その物質がある研究所に運ばれるシーンから始まります。
で、その持ち込まれた研究所で、研究を担当する科学者が、主人公のクリスティーナ・ローズとルーク・ストラッテ・マクルーアの元夫婦で、
宇宙から持ち帰ったサンプルの研究所としては、あまりにこじんまりした研究室で、その未知のサンプルを研究する事になります。
なにぶん、何も分かっていない状態なので、そのサンプルが安全か危険かも分からない状況ですが、運動用具をしまっておくような箱に入れられて運ばれてきた試験管入りのサンプルの研究を開始します。
で、顕微鏡で覗いてみると、その有機試料は、今まで見た事もないような構造で、生物と機械が一体となったような特徴を持っている事がわかります。
で、さらに研究を進めようと、無駄口を叩きながら別の研究を進めようと試験管をセットし、、、、
ドンッ、、、
、、、、ガシャン!!!!!
割れた!!!!!
無駄口を叩いていたクリスティーナが、不注意で、元夫にぶつかって!!!!
元夫『瓶が割れた、、、、。』
元夫婦『、、、、、、、、、。』
元妻『バイオハザード・プロトコルよ!!!!』
いや、怒鳴ってるけど、あんたのせいっ!!
という、主人公の不注意のせいで、バイオハザード状態に陥ってしまった研究所は、まずは、その部屋を密閉し、研究所全体にアラームが鳴り響きます。
で、その知らせを受けた研究所施設の別の場所にいるクリスティーナの父マイケル・パレが、研究所自体をロックダウンし、問題解決に対処していきます。
で、未知の生物は、何故か急に活発になり、試験管から脱出、ついでに
オーガニックナノボット(ONB)
というカッコ良い名前を付けられて、空中を浮遊し、暴れまわります。
なんとか、ONBの攻撃をかわしながら、元夫婦の部屋を出た二人は、駆け付けた研究施設の警備担当(?)に救われますが、
ONBの攻撃を受けた警備担当は犠牲になってしまいます。
※↓ここから先は、全体的に物語展開に触れてしまいますので、ご注意下さい↓※
で、なんとか逃げ延びた元夫婦は、同じ階に務める、マイケル・パレの友人でもある澄んだ瞳の博士に救われます。
ただ、澄んだ瞳の博士は、やたらと地球外知的生命体に興味があるようで、危機感よりも無邪気なワクワクが勝っているような態度で、
そんなワクワク博士を、元夫婦博士は、怪しんでいるような目で見ていますので、ちょっと不穏な空気が、漂っ、、、、、、
、、、、、、たのは、気のせいで、元夫婦博士が、未知の生物に寄生されていないか、ちゃんと調べてくれた上で、あっさりと退場して行きます。
で、その後、ONBに追われた元夫婦が、追い詰められ、絶体絶命のピンチに、ポール・ローガン率いる特殊部隊が到着し、なんとか父マイケルに合流するものの、
研究施設ごと爆破してしまった方が良いというポールと、その爆破が、その生物にとって逆にエネルギーを与えるかもしれないので、研究所は爆破せずに閉じ込める事にこだわるマイケルと、
真っ向から意見が分かれますが、なんだかんだと追い詰められて、、、、
結局爆破する事になります。
で、爆破のタイムリミットが近づく中、なんとか施設外に逃げ延びた主要メンバーは、爆破に成功します、、、、、、
、、、、、、が、その爆破から逃げ延びたONBは、人間の成分を吸って強大な力を得るために、ロサンゼルスを目指し、
大規模災害を防ぐために主要メンバーは総力を結集してONBを追う、というのが、大体の大筋となっています。
一応、流れとしてはそのようになっていますが、本作アサイラム製作という事で、エイリアン侵略ものの割にエイリアンと戦う描写は極めて少なく、
ほぼメインは誰かと誰かの会話シーンの繰り返しで、危機的な状況を映像よりも会話で表現して行きます。
しかも、その会話に登場する単語が、耳慣れないあるのか、ないのか分からないような単語の連続で、しかもその知らない単語が、
危機的な状況を表すような重要な単語ばかりなので、常に、今、どういうピンチが起こっていて、どのようにすれば解決できるのか?
という、物語を理解するうえで、必要最低限の部分が把握できません。
例えるなら、(機動戦士ガンダム)シリーズで、ファーストガンダムを放送せずに、いきなり(Zガンダム)から、いやむしろその後の(ZZガンダム)を観始める感じでしょうか。
モビルスーツぐらいは流れで理解できても、ニュータイプとかミノフスキー粒子とかは理解できない、という感じでしょうか。
いや、ガンダム等は、状況で意味合いをなんとなく把握できたりもしますし、それ以外の部分で楽しめる要素が一杯なので、
全てを理解できていなくても作品自体は楽しめますが、本作では台詞でしか状況が説明されませんので、とにかく状況が理解できません。
要するに、
最初から最後まで、どういう危機が巻き起こっているのか?は、大体でしか理解できません。
というより、途中から理解する気がなくなる、という表現の方が正しいかもしれません。
勿論、最終的にエイリアンを撃退してエンディングとはなりますが、その撃退の方法も、
反響定位に使われている周波数を抽出して、その周波数を狂わせる超音波を流して撃退する
という、いきなりそんな事を言われても、まるでピンとこない方法で撃退します。
因みに、反響定位とは、蝙蝠等が出す超音波で、その音波が物体から跳ね返って来た距離で飛行の方向を判断する、という聞いたことがあるやつで、
そういう、普段使用しないような言葉や設定、造語等が次々と会話で登場し、その会話の合間にちょっとしたアクションが挿入される、
というアサイラム作品の悪い部分が、ギュッと集約されたような作品となっています。
因みに、宇宙船等も最終的に2シーンほど登場しますが、登場は終幕残り7分ぐらいでやっと登場し、反響定位の痛いところを付かれて、あっという間に爆発してしまいます。
という事で、見所よりもツッコミ所の方が多く、次第に突っ込む気も、うせていくタイプの作品ですが、
そんな中でも、一応主人公のクリスティーナ・ローズが、いつのまにか戦う女子の制服、タンクトップ姿になる、という事だけは付け加えておきます。
という事で、
物語展開のワクワクよりも、終幕まであとどれぐらいの分数がかかるのか?
の方が、気になるかもしれませんが、これは、逃れられない修行だと気持ちを切り替えれば、最後までしっかりと鑑賞できると思われますので、猛者の方、頑張ってご鑑賞ください。
作品情報
2023年製作 アメリカ SFパニック
監督 エイドリアン・アビラ
出演 マイケル・パレ、ポール・ローガン、クリスティーナ・ローズ、ルーク・ストラッテ・マクルーア、パトリック・ラビョルトー
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まぁくさん、こんにちは。
これ、中古で安いので買おうかどうか迷ってたんですよ! いやー買わなくて良かった~(笑)
もしも買ったら自分のブログ用にダメなところを紹介する記事にしたと思うんですが、もうここまでまぁくさんが丁寧に突っ込むと、それすらも意味がなくなりますからね。
それにしてもどうしてアサイラムは、こうもピント外れになるんでしょうねえ(まあ好きなんですけど)
派手な場面(アクションとかVFXとか)はお金がかかるから、会話やほかの場面でストーリーをすすめていくのはよく分かるんですよ。でも監督とかは面白い映画を作りたいと思っているはずなんですよ。なので、もう少し考えて工夫すれば面白くなるはず・・・いやならないかな(苦笑)
たぶん、アサイラムとしては安く早く完成すれば、少しくらい雑でも気にならないんでしょうね。(ロジャー・コーマンに似ているかも、です)
「見所よりもツッコミ所の方が多く、次第に突っ込む気も、うせていくタイプの作品」
→→ ありますよね~、こういう映画!!こういうのが一番困るんですよ、本当に。
しかし、それを観続けているまぁくさんとか僕は、いったいどのような立ち位置なのでしょうか? もしかしてニュータイプ? それとも、こういう映画を引き寄せるスタンド使い?
以上、「あなたの知らないワゴンセールの世界」のS原でした~! お互いにブログ更新、続けましょう!
追伸:
ちなみにぼくはガンダムは、ゼータまで(逆シャアまで)ですね。
SEEDとか全然ついていきません。
あ! 水星の魔女だけは観ました! あれ、よかったですよね。単純に女子がガンダムを動かすのも新鮮だし、ツンデレはでてくるし(最近、ツンデレ好きなんです・笑)
S原さん、こんにちは、いつもコメントありがとうございます!
アサイラム作品は、強敵が多いですよね!というより、ほとんどの作品が、同じような感じで、誰かと誰かが相談しているシーンがメインなので、セガールの(沈黙)シリーズ以上にどの作品を鑑賞したのか、分からなくなりますね、、、。勝手にアルマゲドンシリーズや、勝手にインデペンデンスデイシリーズ等の邦題の節操のなさも、(沈黙)シリーズ以上の荒々しさですね!
しかも、どの作品を鑑賞していても、中盤あたりで、字幕を読む集中力が無くなるぐらいに気持ちが離れてしまいます!
それでも、ずっと製作され続けているのは、やはり世界のどこかにはファンの方が、、、、、いるのでしょうか?
ガンダムシリーズは、個人的には、閃光のハサウェイの続きが観たいですね!
これからも、お互いブログ更新頑張りましょう!!
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何度もすいません。
ぼくが、中古店で見つけたのはたぶんこちらです。もう見分けがつきませんね・・・
まあ、どっちも買いませんけど(笑)