【中国映画】メガ・パイソン 人間捕獲(大蛇2SNAKE 2)91分

投稿者: | 2022年9月23日

おすすめ度 ★★☆☆☆☆☆☆☆☆

漂流した島に巣くう大蛇に飲み込まれ、餌場にさらわれた娘を救出するために、父親と数人のチームがジャングルを突き進む、(ジュラシックアース新たなる覇者)の前作となる蛇パニック作品!!

作品紹介

日本劇場未公開

今回ご紹介するのは、(ジュラシックアース新たなる覇者)の前作となる蛇パニック作品です。

それでは、まずはあらすじから、

離れて暮らす娘のホアンホアンを連れて客船クルーズに来ていたウェイは、なんとか娘の気を引こうとしていた。

しかし、そんな大勢の乗客を乗せた観光船が、海に潜む謎の巨大生物の襲撃によって転覆させられてしまう。

なんとか、近くの無人島まで流れ着いた乗客たちだったが、そこは人間の想像も及ばない、地獄のような島だった!?

ジュラシックアース新たなる覇者)(詳しくはこちら)の前作となる蛇パニック作品です。

シリーズ作品ではありますが、基本的には同じ登場人物の物語を継承している作品ではありませんので、2作目、3作目、どちらからでも問題なく鑑賞できるようになっています。

ただ、3作目を鑑賞したときに本作(2作目)のポスターデザインから、タンクトップの中国版ララ・クロフトが活躍する蛇パニック物語と予測していてのですが、

リー・ルオシー

その女性キャスト(演じるのは3作目にも別キャラクターで出演しているリー・ルオシー)は登場するものの、ずっと上着を着こんで、しかも作中、ほとんど洞窟に閉じ込められていますので、

ジャングルを走り回ることも無く(最後の一瞬は外に出てきますが)、タンクトップにもならず、へそ出ルックも無く、銃も持たずに、ナイフも持ちませんので、

全く本編の内容とは違ったイメージのポスターデザインとなっています。

予測は大外れです。

ジャングルルックにはなりません、、、。

この調子だと、恐らく1作目のララ・クロフトX2な感じのイメージのポスターデザインイメージも、実際の内容とは大きく違うのではないでしょうか。

1作目。恐らくこんな格好をするシーンは無いと思われます

正直、中国製作のモンスターパニック作品は、どの作品も内容がほとんど同じですので、1作目もどうしても鑑賞したいとは思いませんが、

このポスターイメージと実際の内容の差異だけでも確かめてみたいものです。

あれ?でも、1作目の場面画像を見るとちゃんと登場するような、、、。気になりますね、、。

という事で、物語は、毎回リセットされるシリーズですが、本作を鑑賞して初めて判明した事実がありました。

それは、前回リリースの3作目(ジュラシックアース新たなる覇者)で登場したモンスター蛙が、2作目である本作にも、まさかの登場を果たしている、という事です。

再登場!(実際はリリース順が逆なので初登場ですが)

しかも、3作目では、見た目のインパクトの割には、あっさり目の登場と退場だった扱いが、その前作である本作では、

結構な強敵として登場し、主人公達を苦しめます。

という事で、このモンスター蛙が登場する事で、この無人島、という舞台に関しては2作目と3作目で同じ島、という事で共通する要素となっていて、

物語を展開する人間側は総入れ替えでリセットされてはいますが、モンスター側のキャラクターに関しては続投している、という事が分かります。

見方を変えると、主人公はモンスター側の方で、クリスタルレイクに訪れる若者を、惨殺しまくる(13日の金曜日)シリーズのジェイソン、と同じ構図のシリーズとも言えます。

ただ、本作でもこのモンスター蛙は、大蛇に食べられてしまいますので、あくまで同じ種類の別ガエルが再登場するのですが、、。

という事で、一応共通点の見つかった(大蛇)シリーズの第二弾である本作は、意外にも多くの観光客が乗船している客船から物語が始まります。

で、船上でのモンスターバトル等を少し期待し始める前に、登場人物それぞれが、速攻で、自分の背負う伏線だけをあからさまにアピールしていきます。

主人公となる父親は、娘に手製のトランシーバーと渡して、娘からは寒がられ、

『ホアンホアン、聞こえますか?』

若手数名の男女は、その中心人物であるカップルの男子が、周りから囃し立てられているのに告白できず、

男子『あの、、、』              女子『、、、、、、』

ベンチで寝転がっているガタイの良い男は缶ビールを飲み、船長は進路を間違っているのに、誤魔化す、という感じで、

やたらと早回しで、伏線を見せびらかし終わるや否や、速攻で海から来た大蛇に客船が転覆させられます。

上映開始からここまで3分半!!

早い早い!!

まだ、タイトル出てません!!

で、、、、

4分目には、いつもの無人島に上陸!!

またかと、思いつつも、人数は結構(100人以上)助かっているので、これは結構規模の大きいモンスターパニックになりそうな期待が高まり、、、、

と思い始めた瞬間に、、、

速攻で、蹂躙!!

助かったはずの乗客を怪獣並みの大蛇が、蹂躙しまくって、人間がポンポンと吹っ飛ばされて、雨のように降ってきます。

怪獣映画で、これは普通しない表現ですね。(というより、それをやっては、お終い)

5~6分前には、あれだけ多くの人が楽しそうにしていたのに、あっという間に10人ほどに減ってしまいます。

で、飲み込まれたと思っていた娘の、トランシーバーから聞こえる

お父さん!助けて!

『お父さん、助けて!!』

の声に導かれた父親が、数名の勇気ある仲間達を連れて大蛇の巣くうジャングルに入っていく、

という大筋になっています。

という事で、結局いつも通りの展開です。

物語的には、特に突出した見所がある、というわけではありませんが、強いて言えば、最近の中国作品で、主役ではないものの、主人公を助ける役柄等で良く見かける、

モンスターハント弩弓の戦い)(詳しくはこちら)等のナオメン・エルデニが、本作では途中からほとんど主役並みのヒーローと化していく展開(しかも過去に妻と娘を火災で失って、それ以来酒に溺れているという分かりやすい役柄)が、

なかなか熱い物語となっていますので、注目のポイントと言えるのではないでしょうか。

韓国映画界で言うところの、マ・ドンソクのような存在ですので、そろそろ主演作品への期待が高まります。

ナオメン・エルデ二
ナオメン・エルデニ

因みに、このナオメン・エルデニ、本作では珍しくボサボサのちょっと長髪なのですが、観ている間ずっと誰かに似ていると思いながら鑑賞していたのですが、

後半になってやっと分かりました。

ファン・ムイサン!!

ヤングマスター師弟出馬)や、(爆笑少林寺)(詳しくはこちら)、(燃えよデブゴン7)(くわしくはこちら)等に出演していたレジェンドです。

因みに(イップマン)シリーズ(詳しくはこちら)等のルイス・ファンのお父さんです。

という事で、いつも通りの蛇パニックで、タンクトップ、ララ・クロフトは登場しませんが、ナオメン・エルデニの主役級の活躍が見れる作品となっていますので、

中国映画好きの方や、モンスターパニック好きの方等ご鑑賞されてみてはいかがでしょうか。

作品情報

2019年製作 中国製作 モンスターパニック

監督 リン・ツェンザオ

出演 イン・チャオトー、エイミー、ナオメン・エルデニ、リー・ルオシー

大蛇に斧一本で突進するエルデ二

↓ランキングに参加しています。宜しければ下記をクリックお願い致します。↓

人気ブログランキング

にほんブログ村

コメントを残す