【中国映画】シン・クロコダイル (狂鳄海啸CRAZY TUNAMI)79分

投稿者: | 2022年7月8日

おすすめ度 ★★☆☆☆☆☆☆☆☆

洪水災害中にクロコダイルパニック、という(クロール凶暴領域)の設定と雰囲気そのままな、いつもの中国製パニックムービー!!でも、意外とCGもドラマもバランス良く楽しめます。

作品紹介

日本劇場未公開

今回ご紹介するのは、中国作品の人気ジャンルであるディザスターパニックとアニマルパニックを融合させた作品です。

それでは、まずはあらすじから、

街の権力物チャーは、アフリカから凶暴な鰐を取り寄せ、展示して街の象徴と自らの権威の誇示のために使おうとしていた。

しかし、その輸送中、地震を原因とする津波が発生し、巻き込まれた輸送車の檻は破壊され、捕らわれていた鰐が解き放たれてしまうのだった!?

中国製作のアニマルパニックとディザスターパニックを融合させた作品です。

クロコダイルと(津波による)洪水、という事で、ハリウッド映画の(クロール凶暴領域)(詳しくはこちら)そのままの設定になっています。

本作では鰐は1匹しかいないので、その分迫力は落ちますが、割と狭い範囲でのパニックですので、それなりに必要十分なアニマルとなっています。

で、地震による津波によって中華街が飲み込まれてしまうのですが、その辺一体への警報が切られていたようで、

逃げ遅れた中華街の人々数名が、偶然輸送中のクロコダイルと戦う事になっていきます。

近年の中国作品には珍しく、それなりのセットと大量の水が用意されていて、そこに豪雨が常に降っているという危機迫る状況を演出しています。

酷い作品では、背景が全てCG合成の冒険アドベンチャーなんていうトンデモ映画もある中、本作のようにちゃんと予算(といってもそれほど広い地域ではないのですが)をかけてセットを作成し、

しっかりした映画の世界観を再現している作品も、結構貴重ではないでしょうか。

お決まりの建物内に閉じ込められる、という設定に移行はしていきますが、なかなか雰囲気のあるセットですので、

その分キャストも感情移入できたのか、セットの雰囲気に見合った名演のシーンもあったりと、見所を演出していきます。

特に主演の一人である娘役を演じたワン・インルーは、まだまだ映画出演は少ないフレッシュな存在ですが、

本作では父親に反抗しつつも、サバイバルを重ねるうちに信頼関係を取り戻していく、という役どころを熱演して作品を盛り上げていきます。

SNS等の学ラン画像がステキと話題になったようで、色々話題作りが上手そうなので、未来のスター登場、といった感じでしょうか。

ワン・インルー

そんな本作ですが、本作も例によって配信専用(日本ではソフト化)の作品なので、上映時間79分と極端に短くなっています。

ただ、近年の中国製のディザスター作品に良くあるような、【上映時間が短いのに登場人物を多く出し過ぎて、キャラクターを処理しきれずに、それぞれの個性が渋滞】

という事がなく、上映時間の身の丈にあった人物数で、そんなに活躍しない人物は、それほどアピールせずに、

重要な人物が自然に活躍するような構成になっています。

(ハリケーンマックス)の成金は、本作では心優しい医師役。結構良い味出してます
その妻も名演

当たり前といえば当たり前なのですが、このバランスがしっかりとしているので、短い作品ではありますが、

ちゃんとしたアクションシーンではアクションを楽しみ、泣かせるドラマシーンでは感動でき、災害が立ちふさがるシーンではしっかりと緊迫感を感じる事ができるようになっています。

また、登場するクロコダイルのCGもしっかりとリアルに表現され、アナログ的な着ぐるみ(着るタイプではないので着ぐるみとは言はないかもしれませんが)と

調度良いバランス感でシーンの用途に応じて変更していますので、

低予算なのに低予算を感じさせないようなアニマルパニックシーンとなっています。

後半街中での怪獣映画っぽいパニックシーンは、特に見どころとなっています。

ただ、やっぱり上映時間が短いために、物語全体を端折るような印象があります。

後半、舞台を街中に移して、そこでワニワニパニックが巻き起こる、という、通常のアニマル(モンスター)パニックのクライマックスや、

シリーズの2作目ぐらいで見られるような展開になるのですが、そこに行きつくまでの場面転換の物語を入れる余裕がないので、

主人公が気絶しているうちに、いつの間にか街中に舞台が移っている、という苦肉過ぎる展開になります。

それでも、どうしてもクライマックスはワニを街中で暴れさせたい、という製作者の想いが伝わってくるようですが、

結局、その後さっさと街中から一つ降りた地下道で、前半のメンバーの生き残りと鰐とのラストバトルが展開するので、

なんのために、一旦区切って街中に出たんだ、という感じですが、それでも、街中シーンはどうしても入れたかった、という事でしょうか。

諸悪の根源である権力者が、
前掛けをしてご飯を食べ
スイッチを押すと
捕らえた鰐がリリースされます(多分、腹いせです)

恐らく、もう30分あれば、もっとちゃんと楽しめる作品になっていたと思われますので、非常に残念です。

という事で、短い作品で、あっという間に終わってしまいますが、同じような他のアニマルパニックものと比べると楽しめる作品となっていますので、

ディザスターものやアニマルパニックもの好きの方等ご鑑賞されてみてはいかがでしょうか。

シンプルな作品ですが、後半のクロコダイルシーンは、結構な見所ですよ。

作品情報

2021年製作 中国製作 アニマル・ディザスターパニック

監督 チョウ・ジュチン

出演 ロン・フェイ、ワン・インルー、リュウ・シーミン、ダニエラ・ワン

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