【レア作品!カンフー映画】女少林寺(俏師妹CUTE FOSTER SISTER/HORSE BOXING KILLER)95分

投稿者: | 2022年8月30日

カンフー映画としてのおすすめ度 ★★★★☆☆☆☆☆☆

実際に動ける美しきレディドラゴン、リュウ・ハオイ主演、(ドランクモンキー酔拳)のユエン・シャオティエン共演のレディースカンフーアクション!!シャー・クワンリは出てません!!

作品紹介

日本劇場未公開

今回ご紹介するのは、華麗な本格カンフーが魅力のリュウ・ハオイ主演のレディースカンフーアクション作品です。

それでは、まずはあらすじから、

燕拳の伝承者シン・イェン(リュウ・ハオイ)は、18歳の誕生日に許嫁であるチャイの存在を知らされる。

見知らぬ相手との結婚を嫌がるシン・イェンではあったが、チャイ家を訪れてみると、すでにチャイ家は滅び、許嫁の姿も無くなっていた。

そこで、シン・イェンは、男装に身を包み、許嫁を探す旅に出発するのだった!?

実際に動けるレディドラゴン、リュウ・ハオイ主演のカンフーアクション作品です。

まず、邦題に(シャー・プワンリの女少林寺)とありますが、シャー・クワンリは出演していません。

恐らく、リリース元が完全に(カンフーシスター麗竜拳)と間違えたのだと思われます。

主演の名前を間違えた上に、タイトルに入れてしまう、というトンデモない間違いです。

今ではまずありえないミスです。

主演はリュウ・ハオイ、シャー・クワンリは出ていません。

しかも、完全に忘れ去られている存在ならまだしも、配信などで、現在でも鑑賞出来たりしますので、是非とも邦題タイトルから(シャー・プワンリの)を外して頂きたいですね。

と言っても、(女少林寺)も少林寺自体が場所も台詞も全く登場しないので、そもそも全てが間違いと言ってしまえば間違いなのですが、、、。

少林寺も出てきません。

という事で、シャー・クワンリの出ていない、リュウ・ハオイ主演のカンフーアクション作品である本作は、

まさかの(片腕ドラゴン)や(セブンウォリアーズ戦神灘)(詳しくはこちら)等のジミー・ウォング製作、

という事で、ちょっと強引な流れのある作品となっています。

ちょっと、強引な物語展開

主人公は燕拳を習得していて、18歳になったことを機に父親が既に決めていた許嫁との結婚を勧められます。

で、年頃の主人公は、まだ会ったこともないような男性との結婚はお断りで、父と喧嘩になり飛び出してしまいます。

で、優しい兄弟子に追われつつも男装に身を包み町を旅する事になります。

一方、許嫁の男性の方は、どうしても、もっとカンフーの腕を上達させたいあまりに、誰でもかれでも、節操なく弟子入りして、

雑食カンフーの腕を磨いていきます。

そんな二人が、勿論、後半出会い、共通の強敵に協力して立ち向かっていく、というのが基本的な大筋となります。

物語自体は筋が通っているのですが、それぞれのエピソードの繋がりがなんとも違和感満載で、色んな師匠に弟子入りしますが、

それぞれの師匠との別れや、細かいエピソード等も描かれる事なく、次から次へと師匠がコロコロ変わりますので、

今、誰の弟子で、どの拳法を訓練しているのかさえ分からなくなっていきます。

今は、誰の弟子?

そんな節操なく弟子入りしまくるおじさん弟子を演じるのは、(上海ヤクザ外伝)等の台湾製ノワール作品などでシブイ魅力を発揮しているワン・クワンシュンで、

鈍そうな外見ながらも、意外に高く上がる蹴り技など、俊敏、超絶、とはいかないまでもそれなりのカンフー技を披露しています。

カンフーを修行中の若者役がピンとこないワン・クワンシュン

師匠役の方がしっくりくる、ぐらいの外見ですが、とにかく弟子入りしまくって、訓練を重ねていきます。

ただ、何故そんなに必死に弟子入りしまくるのか?の説明はありません。

ですので、無目的に色んな人物に一目惚れして、弟子入りしまくって、まるで腕が上がっているように見えないワン・クワンシュンの継ぎはぎ感満載パートと、

最初からずっと強く、(いつの間にか)居なくなった許嫁を(消極的に)探すリュウ・ハオイのパートが交互に描かれていきます。

逃げたと思っていたリュウ・ハオイは、何故か、急に許嫁の家をちゃんと訪れるものの、既にその家は無くなっていて、、、
何故か男装に身を包んで、居なくなった許嫁を探す、が、男装設定が物語に活かされる事もほとんど無し、、、。ブレまくります。

この展開がなかなか進まずに、ずっと停滞したまま、という印象が強く、全く物語が展開しないと諦めかけた後半に、

急にジミー・ウォング作品ではお馴染みの悪役ルン・フェイが急に登場します。

急展開です。

急にラスボス登場

急に倒すべき悪役が登場したので、物語はそちらに動き出し、登場当初はそこまで悪人という感じではなかったルン・フェイも、

ワン・クワンシュンと出会った途端に、いきなり極悪非道人間に早変わりしていきます。

で、なんだかんだとあって、結局主人公の二人は出会い、共通の敵であるルン・フェイと激闘を演じていく、という流れになっていきます。

流石、ジミーさんプロデュース、という感じの強引な流れですが、(ドラゴン特攻隊)や(炎の大捜査線)のように、

本作でも本格派のリュウ・ハオイと台湾の人気者ワン・クワンシュンの共演の実現プラス途中雑多な感じの登場で、

ドランクモンキー酔拳)の師匠役、ユエン・シャオティエンを同じく蘇化子役(自警団の隊長っぽい役職に就いているようなので、役名と酔拳の達人という設定だけ拝借している感じですが)でキャスティングする、という強引な手腕を発揮しています。

ユエン・シャオティエン登場!
酔拳も披露!
でも、急に見当たらなくなります、、、。

ユエン・シャオティエンが、同じ雰囲気、同じ役柄で、勿論酔拳を指導する、という美味しい流れになるので、酔拳と燕拳で協力して悪漢と戦う、という熱い展開が期待されます。

しかし、そこは流石のジミーさん製作作品という事で、そんな期待は全く意に介さず

せっかく当時ブレイク中のユエン・シャオティエンをキャスティングし、普通に酔拳を主人公に指導する日々が描かれていたはずなのに、

急にユエン・シャオティエンとのお別れのシーンもなく、主人公は次の街に旅立ってしまって、師匠と酔拳の存在自体が無かった事のようになってしまう、というまさかの展開に突入してしまいます。

懐かしい日々

さらに、次に訪れた街で出会った成金のおじさんを、名前さえ知らなかったはずなのに、急にお父さんと呼び出し、

カンフーができない事を知っていて、弟子入りしてカンフーを指導してもらう、という最早別作品を数本つなぎ合わせたような展開になっていきます。

フィルマーク社のニコイチ映画にも似合たような、、、。

貧し村の人々に定期的に表れて、村人集めてお金をばらまく、という変人な成金お父さん師匠
何故弟子入りする?
いや、絶対強くないって、、、

ただ、物語はさておき、リュウ・ハオイが演じるアクションは、やはり本物だけに素晴らしく、そのアクションシーンのほとんどが、そのまま本作の見どころと言っても良いぐらいのレベルで、

燕拳という華麗な技が、そのままアクションの美しさとなって魅力を放っています。

このずっと達人レベルのリュウ・ハオイと雑食カンフーのワン・クワンシュンのおじさんカンフーが協力して戦うルン・フェイの技がまた奇天烈で、、、

その名も、、、

騎馬拳!!

馬拳ではなく、騎馬拳!!

馬の動きを模した馬拳ではなく、馬に乗っている人の状態を模した拳法です。

その構えは、まさかの両手を重ね合わせて、胸を張り、紳士淑女が乗馬している姿を模写する

という嘘みたいなハッタリ拳法で、

その構えを決めた際には『ヒヒ~~ン!』と、

馬の鳴き声まで入ります。

『ヒヒ~~~ン!!』

これを、ラスボスである強敵ルン・フェイはしつこく繰り出しますので、その度に馬の鳴き声が空しくこだまします。

ヒヒ~~ン!』『ヒヒ~~ン!

『ヒヒ~~~ン!!』

音声がないと、手錠で繋がれているようにしか見えないキメポーズで、主演二人を圧倒していきますが、

やはり本物のカンフーに勝るはずもなく、最後はあっけなく敗退して終幕となります。

『ヒヒ~~~ン!!』

という事で、ジミーさん製作という事で、我が道を征く、的な展開の物語ではありますが、華麗なるレデイドラゴン、リュウ・ハオイが華麗な男装に身を包み、

超絶アクションをたっぷり披露している見所も沢山ある作品となっていますので、カンフー映画好きの方や、香港映画好きの方などご鑑賞されてみてはいかがでしょうか。

それにしても、騎馬拳は馬に乗っているを模写した拳法なので、その都度『ヒヒ~~ン!!』と鳴き声がするのも、よく考えたらおかしいですね、、、。

そんな事言い出すと、本作は、リュウ・ハオイのアクション以外、何から何まで全ておかしいですが、、、。

作品情報

1979年製作 香港製作 カンフーアクション

監督 ウォン・チュンクワン 製作 ジミー・ウォング

出演 リュウ・ハオイ、ワン・クワンシュン、ユエン・シャオティエン、ルン・フェイ 、ワン・タイロン、スー・ユンフォン

偽ディーン・セキ登場

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【レア作品!カンフー映画】女少林寺(俏師妹CUTE FOSTER SISTER/HORSE BOXING KILLER)95分」への2件のフィードバック

  1. S原

    まぁくさん、こんにちは。「あなたの知らないワゴンセールの世界」のS原です。

    今回の「シャー・プワンリの女少林寺」は、まさにハリケーンマックス級のすごい映画ですね。もう声を出して笑ってしまいましたよ~。
    というか、この映画、まぁくさん以外ほとんど紹介していないですよね。さすがです。

    途中でまぁくさん突っ込んでいる通り「ニコイチ映画」の可能性がありますが、ストーリーのつじつまは一応合ってそうなので、このような斬新な展開を狙ったのかもしれませんね。もしくは、師匠を変える理由を観客に説明する必要はないと判断したのか・・・すごいセンスですよ。

    あと「シャー・プワンリの女少林寺」と言うタイトルなのに、シャー・プワンリも女少林寺も出てこない豪快過ぎる香港魂が最高です。そういえば、カンニングモンキーのジャッキーもほとんどカンニングしませんでしたからね。同じようなものなんでしょうね。

    しかし映画にでてくる拳法が「騎馬拳」とは!いやー大笑いしましたよ。「馬の動きを模した馬拳ではなく、馬に乗っている人の状態を模した拳法」って、まぁくさんの筆も冴えまくってます!
    この拳法、絶対に強くないでしょ、馬の上に乗っている(体勢)というハンデがあるんですから(笑)

    そういえば、同じような拳法で、「酔馬拳・クレージーホース」っていう映画がありましたよね?たしか「馬がお酒を呑んで酔っ払ったような拳法」だったような気がします。それも、戦っている間、ヒヒーン♪という馬の鳴き声がずっと流れてたような・・・でも、もう覚えてないので、他の映画だったかもしれませんが、まあくさんならきっと観ているでしょうね(笑)

    いつか「馬上拳」と「酔馬拳」の戦いを観てみたいですね。もちろん、師匠役はユエン・シャオティエンで決まり!

    今後も楽しみにしています。

    返信
    1. まぁく 投稿作成者

      S原さん、こんにちは!いつもコメントありがとうございます!(女少林寺)はなかなかのハリケーンマックスでした!あまりの辻褄の合わなさ加減に、今何を観ているのか、さえ分からなくなるぐらいにブツ切りの物語でした!これ、恐らく、出会いと別れの物語もちゃんと撮影したものの、長くなるのでカットしてみたら、カットしどころをミスったので、整合性は無くなってしまったけれども、、、まぁ、、良いか、、という感じでそのまま公開されたと個人的には思っています。どちらにしても、なかなかの内容でした。邦題の謎は、恐らく販売元の単なる勘違いだと思われます、ちょっとありえないですが、、。騎馬拳は、どう見ても強そうには見えませんが、繰り返し見ていると、なんとなく、もっと観たくなる魅力というか魔力を持った拳法でした(笑)!少年時代だと絶対に真似していると思います!(酔馬拳クレージーホース)懐かしいですね!(飛竜カンフー)のチー・クワンチュンのカンフーアクションですね!確かにヒヒ~~ン!と鳴いてました!また、レアな作品をご紹介させて頂きますので、これからも宜しくお願い致します!

      返信

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