【シリーズ作】ズーンビ(ZOOMBIE) シリーズ

投稿者: | 2022年1月4日

ズーンビZOOMBIE (ZOOMBIE) 88分

おすすめ度 ★★★☆☆☆☆☆☆☆

作品紹介

2016年7月17日公開

今回ご紹介するのは、アサイラム社製作の動物園の動物がゾンビと化すアイデアが秀逸なパニック作品です。

それでは、まずはあらすじから、

開園を間近に控えたエデン野生動物園では、職員の研修も進む中、診療所で治療を受けていた猿が発作を起こして絶命してしまう。

しかし、治療薬を投与した猿は突如としてよみがえり獣医を襲撃、さらに駆けつけた警備員も食い殺して外へ逃げ出してしまう。

凶暴化している動物たちを相手に職員たちと実習生たちの戦いが始まる!?

主人公女性は勿論タンクトップ。

有名作品のあやかり作品で有名なアサイラム社が製作したモンスターパニック作品です。

アサイラム社製の作品は、そのほとんどが、あやかり目的なので、作品内容は二の次な作品が多いのですが、たまに(シャークネード)シリーズのように

意外に楽しめる作品も製作してしまう事があるので、そんなほとんど当たらない宝くじのような感で、

外れて当然、当たればラッキー的な楽しさが、ある意味アサイラム社作品の魅力ともいえるのですが、本作は、ズバリ、当たりくじの方です。

内容的には、原題、邦題ともに珍しくそのまま作品内容通りのタイトルとなっていて、謎のウィルスの蔓延によってゾンビ化した動物たちと、

そこにたまたま居合わせた動物園の実習生と職員が、ゾンビアニマルと戦う、というイメージ通りの作品内容となっています。

シャークネード)もそうですが、奇抜なタイトルがそのまま内容通りになっている時のアサイラム社作品は内容も良く、

いつも通りの低予算でありながらも、ちゃんと映画作品として楽しめる内容(当たり前ですが)となっています。

シャークネード)と本作で共通していえるのは、低予算でありながらも、恐らく他のアサイラム社作品に比べると予算を懸けているようで、

他の作品では、大体狭い範囲(建物から出ない)でアニマルパニックを描いていくパターンが多いのですが、本作は舞台が動物園という事で、

どこかの広めの動物園をまるまる借り切って撮影がされているようで、とにかく色んな動物が色んな場所で凶暴化し、

その動物たちと戦う登場人物たちも、園内を存分に駆け回ります。

なので、シンプルな物語ながらも、常に状況が変化しているので、ほとんど飽きることなくずっと鑑賞する事ができます。

これも、当然なのですが、他のアサイラム作品の場合、同じ場所でのドタバタなので、必ず中盤で飽きる時間が到来しますので、

飽きずにずっと鑑賞できる、というのは本作でも重要な魅力となっています。

ゴリラもゾンビ化

で、結構な人数のキャストが開幕から登場しますので、順調に人数を減らしていき、活躍しないと思っていた人物が意外に活躍したり、

そのまま活躍すると思っていた人物が簡単に退場したり、と展開の意外さも加えながら、謎のウィルスに侵されたゾンビアニマルたちとバトルを繰り広げていきます。

ラストは恐らく、ロケ地となっている動物園の目玉アトラクションの一つと思われるジップラインをしっかり活用した見せ場でクライマックスを盛り上げていきます。

作品通して、テンポ良く、後半にかけてもちゃんと盛り上がって終幕となりますので、最後までしっかりと楽しめる娯楽作品となっています。

ただ、何故このウィルスが蔓延していったか?という大事な部分の謎は解明されていませんね、、。

瞬く間に地獄と化していきます

作品情報

2016年製作 アメリカ製作 モンスターパニック

監督 グレン・ミラー 製作 デヴィッド・マイケル・ラッド 製作総指揮 デヴィッド・リマウリー

出演 アイオン・バルター、アンドリュー・アスパー、マーカス・アンダーソン、キム・ニールセン

サルがゾンビ化の発端に!

ズーンビ ネクストレベル (ZOOMBIE2) 84分

おすすめ度 ★★★☆☆☆☆☆☆☆

作品紹介

日本劇場未公開

という事で、好評だった前作を受けて製作されたゾンビ化した動物が人間たちを襲うパニック作品の第二弾です。

それでは、まずはあらすじから、

動物園に動物たちを派遣する保護施設公園では、様々な種類の動物たちが生息していた。

しかし、そこに目を付けた密猟者が施設に侵入し、動物たちに特殊な有毒物質を投与する。

すると、その物質は体内で突然変異を起こし、全ての動物が次々と不死身の猛獣と化してしまう。

そこで施設職員と密猟者は協力して凶暴化した動物たちの暴走を止めようとする!?

あ、、、危ない!!

という事で、一作目好評により製作された第二弾です。

監督、製作、製作総指揮と前作と同じで、人気のテレビシリーズ(Zネーション)の製作者による作品となっています。

今回も前作と同じようにウィルスの蔓延によってゾンビ化したアニマル達と人間がバトルを繰り広げるアニマルパニック作品という大筋は同じですが、

今回は前作に登場した動物園(エデン)ではなく、動物園に動物たちを派遣する施設が舞台となっています。

要するに、より規模が大きくなった、自然に近い状況でのゾンビ動物パニック、という事で、舞台が広くなった分さらに行動範囲も広くなり、

それに伴って、そこを管理する職員と、動物を密漁しているハンター達が、ゾンビアニマル達と戦う、という寄りアクション性の強い内容となっています。

今回は、この密猟者達の内の一人(主役級)が、開発した有毒薬を動物に投与してみたところ、動物たちが凶暴化し、無敵状態になる、

という一応騒動の始まり(それでも説明不足ですが)が描かれ、それによって動物たちの間でどんどんとウィルスが広がっていく過程が描かれていきます。

ゾンビアニマルズ!!(でもキリンはそんなに怖くありません)

で、今回は2作目という事で、その辺の説明は早々に、早速パニックアクションへと突入していきます。

いざアクションに入ると、重武装で戦う気満々で侵入してきた密猟者達なので、1作目の逃げることがメインだったアクションとは異なり、

逃げながらも、能動的に戦っていく、というバトル性の高いアクションとなっていきます。

で、今回も活躍しなさそうなキャラクターが意外に準主役級に格上げされたり、また、かなり台詞の多いキャラクターがなんの見せ場もなく退場したりと、

展開のちょっとした捻りも加えつつ、密猟者と施設職員の男の友情、生き残りの女性のおめでた等の、ドラマを盛り上げる要素も描きながら、

クライマックスは身をていした、犠牲の熱いバイクアクションなども飛び出す、という娯楽アクションの王道展開となっていきます。

そして、ラストには、無関係だと思われていた1作目としっかりつなげる、というシリーズ作品としてのお約束シーンも登場し、

そこまで鑑賞して1作目で描かれていなかった部分もちゃんと理解できるようになる、というアサイラム社のシリーズ作品らしからぬまとまり方で終幕となります。

サイに吹っ飛ばされるソルジャー

作品情報

2019年製作 アメリカ製作 モンスターパニック

監督 グレン・ミラー  製作 デヴィッド・マイケル・ラッド 製作総指揮 デヴィッド・リマウリー

出演 エリカ・スターデファント、ジョナサン・バックリー、ジャリッド・マッセ、テラ・ストロング、ジャマーカス・メイソン

ゾンビカバ!!

シーワールドZ(AQUARIUM OF THE DEAD)86分

おすすめ度 ★★☆☆☆☆☆☆☆☆

作品紹介

日本劇場未公開

という事で三作目にあたる本作は、舞台を水族館に移して水辺の動物がゾンビ化して人間と戦うアニマルパニック作品です。

それでは、まずはあらすじから、

シャイニング・シー水族館では、休館中に生物たちの検査を行っていた。

その検査で、感染症を起こし瀕死の状態のタコに薬物を注入するが、その薬品はエデン動物園から調達したものであり、

エデン動物園では、動物がゾンビ化するというおぞましい事件が起こっていたのだった。

タコは一瞬にして蘇るが、突如凶暴化し飼育員たちに襲い掛かる!?

2作目の猿に続いて3作目はタコ!!

DVDジャケットにもメーカーの解説にも記載されていませんが、(ズーンビ)シリーズと同じグレン・ミラー監督と同じ製作者によるシリーズ第3弾です。

今回は前作と舞台を変えて水族館でゾンビ化した水辺のアニマルとバトルを繰り広げる作品となっています。

しっかりと1作目の舞台であるエデン動物園から調達した薬品を投与したタコがゾンビ化してウィルスが蔓延していく、という繋がりが描かれています。

とはいえ、いつものアサイラム作品シリーズのように登場キャラクターは一新されていますので、特に前2作を鑑賞していなくても楽しめるようになっています。

今回も、どこかの水族館施設を借り切って撮影されているようで、施設を存分に使用したアクションが魅力ですが、水族館という施設の特性上、

どうしてもい1作目の動物園、2作目の自然を利用した動物保護施設に比べるとこじんまりとしていて、狭い範囲でドタバタやっている感が強く、

また、登場する動物も、タコヒトデなど迫力に欠けてしまいますので、小動物相手に狭い範囲でドタバタしている、といういつものアサイラムクオリティに近い作品となってしまっています。

途中サメなども登場し、(シャークネード)ネタなども登場するのですが、サメ自体はあまり活躍せず、タコが何故か巨大化する、

ぐらいの盛り上がりしかないのも少し残念なポイントとなっています。

シーアニマルズと戦うのは軽めの性格のおじさんロン毛とやかましい友人

その弱さを補うためか、(インデペンデンスデイ)や(シャークネード)シリーズなどA級作品とB級作品両方で活躍しているヴィヴィカ・A・フォックスが登場して、

恐らく一人で別撮り撮影したような通信機越しの出演で盛り上げていますが、本編ではそれほど活躍しないので、それほど魅力にはなっていないのが、また残念です。

という事で、一応、シリーズ3作ありますが、1作目と2作目はセットで鑑賞し、両方楽しめたら3作目もトライしてみる、

という鑑賞の仕方をお勧めします。

ゾンビヒトデ!!!流石に、、、、。

作品情報

2021年製作 アメリカ製作 アニマルパニック

監督 グレン・ミラー  製作 デヴィッド・マイケル・ラッド 製作総指揮 デヴィッド・リマウリー

出演 エバ・セハ、ヴィヴィカ・A・フォックス、アンソニー・ジェンセン、エリカ・デューク

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