未DVD化のレア作品 【アクション編 其の七】

投稿者: | 2021年5月3日

皆さん、こんにちは、まぁくです。ゴールデンウィーク真っ最中ですが、昨年に続き緊急事態宣言という事で、自宅で映画鑑賞、という方も多いのではないでしょうか。

また映画館で、映画鑑賞したいところですが、暫くはまた続きそうですね、、。

さて、以前中古ショップに立ち寄った時に、見つけるなり即買いしておきながら、その後押し入れにしまい込んで忘れてしまっていたちょっとしたお宝を発掘しましたので、少しご紹介したいと思います。

そのお宝は、、

1993年にドラゴンモデルズ社より販売されたジャッキー・チェン主演映画(ドラゴンロード)をモチーフに製作されたジャッキー・チェンフィギュアです。

当時3000円ほどで購入した覚えがありますが、今現在の中古販売価格は6000円ほどが相場のようなので、押し入れに眠っている間にそれなりに価値は上がっていたようです。

ドラゴンモデルズ社といえば、どちらかと言えばミリタリーフィギュアなどの硬派な商品にファンの多いラインナップとなっています。

この商品に関しては、しっかりとパッケージにも(ドラゴンロード)の写真とロゴが入っていますので、ちゃんとしたシネマフィギュアという位置付けで良い商品かと思われます。

顔の表情がジャッキーに似てなくはない、という感じで正直微妙ですが、当時はジャッキーのフィギュアなどはほとんど存在すらしなかった時期ですので、

待ち望んでいた人も多かったのではないでしょうか。

顔は、、似て、、ます、、か?

しかし、実際の(ドラゴンロード)本編ではフィギュアが着ているような服装にはなりませんし、中に同梱されている酒樽なども劇中には登場しません(もしかしたら少しは映っているかもしれませんが)。

恐らくですが、全米で(レッドブロンクス)の大ヒットによるブレイク後のジャッキー人気に乗る形で販売された商品ですので、

とにかくそれまでのジャッキーイメージのフィギュアを急ぎ製作してしまって、

実際販売する際のパッケージ写真などの使用許可のために、フィギュアの服装に近い時代背景の作品の許可を申請したところ、

結果的に(ドラゴンロード)に行き着いた、という感じではないでしょうか。

勝手な憶測ですが、、。

その似てなさ加減といい、モチーフとなっている(ドラゴンロード)との関係なさといい、今の本人と見間違えるほどの完成度を誇るシネマフィギュアでは考えられないアバウトな佇まいが、

今となってはなんとも味のあるフィギュアとなっています。

と、言いつつも、なんとなく部屋に飾って楽しむ、という感じでもないので、暫くしたら、また押し入れに仕舞うとは思いますが、、、。

サイズが微妙に大きいので、、。(G.I.ジョーサイズです)

パッケージ後面

さて、ジャッキーフィギュアは押し入れに仕舞いっぱなしで、久しぶりに引っ張り出してきましたが、それと一緒に押し入れに仕舞いこんでいた忘れられたレアアイテムを発掘しました。

DVD化もされずに忘れ去られそうになっているVHS作品です。

という事で、(未DVD化のレア作品)今回は(アクション編 其の七)という事で、かなりB級感の強い作品を少しご紹介したいと思います。

因みに、ここでご紹介しているVHS作品は、DVDや配信などでは気軽に鑑賞できない、という意味でのレア作、ですので、特に高額で取引されている、という事ではありません。

そこが、また悲しいところではあるのですが、、、。

それでは、まずは、一時期人気のあったアクション俳優ブライアン・ボズワースの主演作品から、、

〇スピル 最終汚染 (SPILL) 全米ベストセラー小説(汚染イェローストーン完全封鎖)を(ストーンコールド)のブライアン・ボズワース主演で映画化した作品。致死率90%という物凄い威力の細菌兵器が、国立公園で汚染してしまう、という衝撃のサスペンス。周辺の人々が犠牲になり、同時に政府の隠ぺい工作が進む中、真実を明らかにするために立ち上がったのは、何故か大統領護衛官のボズワース!!

〇ストーンコールド`98 (BACK IN BUSINESS ) (ストーンコールド)(スピル)などのブライアン・ボズワース主演のクライムアクション作品。監督は悪名高き(ハウリング2)と(ハウリング3)を監督したフィリップ・モーラ。上司の不正を暴こうとして逆に警察を追放されたボズワースが、その後どん底生活を送る中、元同僚に上司の不正摘発の手助けを要求され、捜査に参加するが、逆にヘロイン密輸容疑を懸けられ、闇組織、警察、双方から追われる立場となる、という寝れ衣払拭アクション。因みに、(ストーンコールド)は他に2もありますが、基本的にブライアン・ボズワース主演という以外の繋がりはありません。VHSジャケットデザインも、タイトルでボズワースの人気作にあやかっておきながら本人の写真は一切使用しない、という謎仕様。

〇ダウン・ザ・ドレイン (DOWN THE DRAIN) (ナイトアイズ危険な肉体)などで活躍していた色男B級スター、アンドリュー・スティーブンスが主演したアクションコメディ。貸金庫襲撃の依頼を受けた犯罪のプロフェッショナルが、その盗み出した品物に国家機密に触れるマイクロフィルムが混ざっていた事で、陰謀に巻き込まれる物語。ヒロイン役には元プレイメイト、テリ・ゴプリーという事で、お色気シーンも盛り込んだ楽しい娯楽作。アンドリュー・スティーブンスは俳優よりも、その後製作者として多くのB級作品を輩出した結構な大物になりましたね。

〇ファイアーストーム (FIRESTORM) (ディアハンター)、(ドゥ・ザ・ライトシング)などの名優、ジョン・サベージが出演しているSFアクション作品。近未来、惑星マーカス4では、悪徳支配者によって、人間の心を持ったアンドロイドが奴隷として扱われていた。やがて、アンドロイドたちは立ち上がり、圧政を強いる人間に戦いを挑む!という通常のアンドロイドもの作品の設定を逆にした世界観が特徴的な作品。

〇ザ・ウォリアーズ (THE WARRIORS) アヴィ・ラーナー、ダニー・ディンポート率いるB級作品の名門NUイメージ社製作によるバトルアクション作品。主演は(ストリート・オブ・ファイヤー)のマイケル・パレと(沈黙の戦艦)などの悪役専門ゲイリー・ビジー!!極秘の謀略作戦を実行する特殊部隊のやり方に嫌気がさし、脱走した人間兵器マイケルと、それを追う人間兵器ゲイリーの2大アクション野郎の激突が魅力の作品。

〇フィールド・オブ・ファイヤー(FIELD OF FIRE) (ストリートファイター2050)などのトンデモZ級監督、シリオ・H・サンチャゴ監督と、(燃えよカンフー)などの偽ブルース・リー、デビッドキャラダインが三度タッグを組んだミリタリーアクション。敵地で行方を絶った部下を救出するために、救出隊を組んで捜索に出かけた兵士が、何者かの妨害によって、一人、また一人と犠牲になっていくというバトルアクション。

〇スペースデスペラード (DEAD FIRE) (ヒッチャー)などで当時B級作品界で絶大な人気のあったC・トーマス・ハウエル主演のSFアクション作品。2064年、人類は地球汚染により、地球上には住めなくなり、宇宙へと脱出。生き残った少数の人類は、そこから50年以上も巨大宇宙船で生活し、再び地球を蘇らせるための研究が進められていた。そんな時に、その技術を利用し、地球での新しい支配者になろうと目論むテロリストが動き出し、特殊部隊員のならず者トーマス・ハウエルが戦いを挑む、という意外にしっかりした設定が考えられている作品。なんとなくガンダムの設定にも似てますね、、。

〇サイボーグウェポン(THE MOSAIC PROJECT) (アックスジャイアント)などで活躍しているチャーリー・シーンの叔父、ジョー・エステべス出演によるSF設定のアクション作品。アメリカ国防省により、最新テクノロジーで脳にコンピューターチップを埋め込んだ超人的な知性と身体能力を身に着けたサイボーグを開発する。CIAエージェントによって盗まれたそのチップは、偶然二人の若者の手に渡り、そのまま組織の一員と間違われて、サイボーグ手術を受ける事になる。しかし、その出自を知った組織の幹部によって、逆に若者二人に抹殺指令が出される、という主役の若者二人にとっては踏んだり蹴ったりな物語。

〇ブレードゾーン (QUARANTINE) (ハザードストーム)などB級作品専門監督、チャールズ・ウィルキンソンの監督・製作・脚本作品。近未来アメリカでは、流行りの伝染病を防ぐために隔離施設を建設した。しかし、そこに収容された者で、再び帰って来た者はいなかった。よく本作のようにB級SF設定の作品で何気なく語られ来た伝染病ものの物語も、今となっては、他人事とは思えない内容となっているのが、恐ろしいですね、、。

〇ダストデビル (DUST DEVIL) 劇場公開作品。 近年、ニコラス・ケイジ主演の(カラー・アウト・オブ・スペース遭遇)で久々の復活を遂げたリチャード・スタンリー監督のまだ期待されていたころの監督第2作。広大な砂漠地帯に一人の男がやってきた。男は人間の魂を集めるために、街を地獄に変えていく。その男に立ち上がる男が現れ、女はその男に惹かれていく、、。という硬派な世界観の独特の作品。リチャード・スタンリーは将来が非常に期待されていましたが、その後(D.N.A)の製作中に嫌気がさして降板、その後映画製作からは距離を置いてしまったので、次回作は25年後となってしまいました。それでも、新作が観れて良かったですね。(リチャード・スタンリーの最新監督作はこちら

というような感じになっております。

今回はザ・VHSといった感じで、今後もまずDVD化される事のなさそうな作品ばかりとなっています。

ただ、リチャード・スタンリー監督の(ダストデビル)は今観返しても十分楽しめる作品ですし、

VHSの中古販売価格も5000円から6000円ほどが相場という事で、観たくても漏れない人も結構いるのではないでしょうか。

思い切ってどこかのメーカーで色々特典付きでブルーレイ発売してくれれば、購入する人も多いような気がするのですが、どうでしょうか。

個人的は絶対買ってしまいそうです。

という事で、本日もお立ち寄り頂き、ありがとうございました。

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