ネイビーシールズ ラスト・ソルジャー(WARHORSE ONE)126分

投稿者: | 2024年5月3日

おすすめ度 ★★★★★★☆☆☆☆

アクション俳優ジョニー・ストロング監督・脚本・主演による、危険地帯に取り残された少女を救うため、孤独な戦いを強いられる兵士を描いたミリタリーアクション!!

作品紹介

2024年3月8日公開

今回ご紹介する作品は、アクション俳優ジョニー・ストロングの監督・脚本・主演によるミリタリーアクション作品です。

それでは、まずはあらすじから、

米軍のアフガニスタン撤退によって、現地に取り残された宣教師家族を救出するため派遣された兵士ミルコだったが、

任務中にヘリコプターが撃墜され、自分以外の兵士が命を落としてしまう。

なんとか奇蹟的に生き残ったミルコは、任務を全うするために保護対象の少女を見つけ、敵地からの脱出を試みるのだった!?

監督・脚本、そして主人公の兵士役とマルチに活躍しているのは、(デイライツ・エンド)(詳しくはこちら)や(ワイルドスピード)等、

骨太なアクション作品に出演し続けるジョニー・ストロングで、シンプルながらもしっかりとしたアクションを演出し、自ら演じています。

本作のジョニー・ストロング
ジョニー・ストロング

そして、ジョニーと共に共同監督と共同で脚本も執筆しているのは、(ヒート・オブ・シティ現金強奪)や

ジョニー・ストロング主演作(ルール 無法地帯)等のウィリアム・カウフマンで、こちらも骨太のガンアクションを専門に監督しています。

ウィリアム・カウフマン

で、ジョニーが守ることになる少女役で、フレッシュなアテナ・ダーナーが扮し、独特の存在感で、物語の世界観を掘り下げていきます。

本作のアテナ・ダーナー

という少数精鋭のメインスタッフ・キャストで製作された本作の物語は、2021年、米軍のアフガニスタン撤退によって、

現地に折り残された宣教師グループを避難させるために派遣されたネイビーシールズ隊員の一人であるジョニー・ストロングの乗るヘリコプターが、

敵によって撃墜され、なんとか脱出できたジョニー以外は全滅してしまうシーンから始まります。

敵地で、
たたった一人

で、それでも任務を果たすために動き出したジョニーは、保護対象だった、敵兵に襲われた家族を発見します。

で、父親はこと切れる直前で、唯一無傷で無事だった幼い娘のゾーイをジョニーに託します。

で、敵兵に囲まれた山奥で、無垢な少女と二人きりになったジョニーの、決死の脱出劇が始まる、、、、

、、、、というのが本作のシンプルな大筋となっています。

物語展開としては、名作(エネミーライン)の縮小版といった感じで、敵地から逃げるだけ、というシンプルさですが、

では退屈なのか?というと全くそうではなく、始まって早々に、あまりのジョニーの無敵ぶりから、『あっ、この主人公は死なないなっ。』

という事が一瞬ですぐにわかってしまうぐらいに、主人公の弾は、当たるけれども、敵の弾は一つも当たらない系の無双ガンアクションが、観ていて意外に退屈する事は無く、

恐らく極度のナルシストと思われるジョニーの俺様ぶりを観ていても意外に嫌みも無く、サクサク観れるアクションとなっています。

このジョニーの俺様アクションを鑑賞し続けられる理由は、ジョニー独特の癖の無さ、

というか、失礼な表現に変換すると、ヒーロー主人公としては、ちょっと薄い存在感に、眼力が凄い子役のアテナ・ダーナーの存在感と、

美しい大自然の中で、敵だらけの中の味方はお互いだけ、という設定が相まって、素朴な兵士と無垢な少女の行方を見守らずにはいられないような感情が見栄えるように演出されているためかと思われます。

特に、アテナ・ダーナーは可憐で無垢なようでいて、力強い意思を胸の奥に秘めているような表情と、しっかりした台詞に、今後の他の作品での大活躍を予感させてくれます。

このアテナ・ダーナーに対する相手役が、ジェラルド・バトラーや、サム・ワーシントン等、そもそもヒーローイメージのあるキャストが演じるとなると、アクセントが必要になってきて

恐らく逃げ回るだけで、126分もあるような内容で通すのは、逆に難しいのではないでしょうか。

主人公に強烈なイメージが無いからこそのアテナ・ダーナーとの絶妙なバランスとシンプルな展開への溶け込みが本作の大きな魅力となっています。

ウィリアム・カウフマンという共同監督が存在するので、どこまでジョニーが演出したのかは、分かりませんが、

アクションシーン以外の主演二人のドラマも繊細で、任務としてこなすために救出した少女と、山中での旅路を重ね、色んな危機を乗り越えて行く事で、

やがてお互いに信頼関係が芽生え、少女も心を開き、親子関係のようになっていくドラマ部分もしっかりと描かれ、

その進展したドラマが、またアクションへも影響して行く、というドラマとアクションがしっかりと融合した人間ドラマとなっています。

ラストシーンでは、鑑賞しているほとんどの人が、『ジョニー、頑張れ!』と心の中で思ってしまうような、

ベタベタですが、感情を煽られる名シーンとなっています。

という事で、どこかで見た事のあるシーン、物語展開、が多い作品ではありますが、分かっていても楽しめる、

という事は、それだけ感情を揺さぶられるだけのしっかりとした内容になっている作品とも言えますので、

アクション映画好きの方等、ご鑑賞されてみてはいかがでしょうか。

作品情報

2023年製作 アメリカ製作 ミリタリーアクション

監督 ジョニー・ストロング、ウィリアム・カウフマン 脚本 ジョニー・ストロング、ウィリアム・カウフマン

出演 ジョニー・ストロング、アテナ・ダーナー、ラージ・カラ、ジャームズ・シェリル、トッド・ジェンキンス

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