お薦め度 ★★★☆☆☆☆☆☆☆
ドラッグジャンキーVSベテラン退役軍人！！スティーヴン・ラング、マーティン・コーヴ、ウィリアム・サドラー、フレッド・ウィリアムソン共演のオールドファン感涙のやり過ぎアクション！！
作品紹介
2020年7月3日公開
今回ご紹介するのは、舐めてた高齢者が実は、ヴェテラン退役軍人だった、というバトルアクション作品です。
それでは、まずはあらすじから、
強力な麻薬【ハイプ】の蔓延により、無政府状態となったアメリカの都市に、退役軍人たちの集まる支部を改装したバーがあった。
そのバーの店主であるフランク（スティーヴン・ラング）は、その夜も、かつての仲間と談笑しながら過ごしていた。
そんな時、【ハイプ】売人グループに姉を殺された少女が、復讐のために大量の【ハイプ】を盗み出し、店に逃げ込んでくる。
その少女を追って店に入って来た密売グループのメンバーを反射的に撃退してしまう、退役軍人たち。
その争いをきっかけに、密売グループと退役軍人の血で血を洗う死闘が始まるのだった！？
（アジョシ）や（96時間）、（ジョン・ウィック）、（ランボーラストブラッド）などと同じような、
舐めてた相手が、実は強かった系のカウンターパンチアクション作品です。
本作は、その設定で、舐められる相手が、元退役軍人の割と高齢に差し掛かっているヴェテランが戦うというところがポイントとなっています。
しかも、その退役軍人たちを、（エクスペンダブルズ）シリーズのようなB級オールドスター大集合的なキャストが演じるというB級アクションファンを唸らせる設定となっています。
そのキャスティングが凄く、まず主人公でリーダー的な存在のフランク役に（アバター）や、
作品設定の面白さ＋キャラクターの怖さが際立っていた（ドント・ブリーズ）で恐怖のおじさんと演じていたスティーヴン・ラングを筆頭に、
近年でも（ビルとテッドの時空旅行）で死神役を再び好演していたウィリアム・サドラー、
一人スーツで、中古屋のセールスマンとして成功している役柄の（ベストキッド）、（ランボー者）のマーティン・コーヴ、
伝説のブラックエクスプロイテーション作品（ブラックコブラ）の主役を演じていたフレッド・ウィリアムソンなど、
Bアクションファン感涙のメンバーとなっています。
特に、主役のスティーヴン・ラングは（ドント・ブリーズ）では恐怖の住人を演じていて恐ろしい存在でしたが、
主役側に来ると、その安定した安心感が、個性的なレジェンド俳優たちを上手くまとめるリーダー役として、かなりのハマり役となっていました。
そして、本作は、秀作B級アクションを多数製作しているボルテージピクチャーズと、
ホラー寄りの作品メインで記事が構成されているホラー専門誌ファンゴリアが共同で製作している作品ですので、
そのバイオレンス描写が半端なく、ほとんどホラー映画といっても良いぐらいに、過剰防衛なアクションシーンとなっています。
斧のような武器を頭に突き刺すような描写が満載ですので、そういうシーンが苦手な方にはちょっと厳しいかもしれません。
という事で、物語展開がシンプルな分、ファン泣かせのキャスティングと残酷描写で勢いよく魅せ切った作品となっていますので、
アクション好きの方、ホラー良いの娯楽作品好きな方など、ご鑑賞されてみてはいかがでしょうか。
これは、似たような設定の第二弾とかも観てみたくなりますよ。
作品情報
2019年製作 アメリカ製作 アクション
監督 ジョー・べゴス
出演 スティーヴン・ラング、ウィリアム・サドラー、マーティン・コーヴ、フレッド・ウィリアムソン、デヴィッド・パトリック・ケリー、シエラ・マコーミック
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