お薦め度 ★★★☆☆☆☆☆☆☆
殺人事件現場に遭遇した主人公の、隔離病棟での一夜の悪夢!!ブルース・ウィリスも助っ人出演する息詰まるサスペンスアクション!!
作品紹介
2020年7月10日公開
今回ご紹介するのは、ブルース・ウィリスがお助けマン的に助演するサスペンスアクション作品です。
それでは、まずはあらすじから、
プエルトリコで暮らすマディソン(ニッキー・ウィーラン)は、ある夜帰宅時に、刑事が銃で殺害される現場に居合わせてしまう。
自身も足を銃で撃たれて救急病院に搬送されたが、殺害された刑事の相棒スティーヴ・ウェイクス警部補(ブルース・ウィリス)に捜査協力を要請される。
その申し出を受け入れたマディソンだったが、目撃者としての証言をさせないため、殺人の実行犯に命を狙われる事になる!?
ブルース・ウィリスのいつものパートタイム出演作品です。
ですが、今回は割と出番も多く、前半と後半に偏ってはいますが、結構アクシンシーンもあり、
役柄的にも、それなりに重要なキャラクターとなっています。
まぁ、例によって主役ではないので、正直、どうしても必要というわけでもないキャラクターではありますが、、。
内容的には少な目の予算で、最大限にサスペンスが盛り上がる、一夜の悪夢もの、です。
悪者に命を狙われて、夜通し建物内を逃げ回る、という分かり易い展開となっています。
前半はハードな仕事をこなしながら、思春期で喘息の持病のある妹との人間ドラマがメインで、その後の展開を期待させるような出だしで始まります。
この姉妹二人が反目しながら、次第に協力し合って、悪者と戦うような展開になるのかと期待しましたが、
いざ、銃弾を受けて入院してみれば、同じ病院なのに妹の存在感は一切なくなり、
あっという間に、主人公と悪者の単独戦に突入してしまいます。
途中から妹が参戦するパターンかとも思いましたが、それでも妹は出てこないで、完全に忘れてしまった後半に、まさかの人質として再登場します。
せっかく前半で女性ドラマとして始まっているので、その設定を活かした物語になっていれば、
ブルース・ウィリスの出演が少な目でも、もっと楽しめる作品になったと思われますので、そこは残念です。
ほとんどの人がブルース・ウィリス目当てで本作を鑑賞していると思われますので、
ブルース・ウィリスの活躍は勿論見たいのですが、作品全体を考えると、前半で丁寧な姉妹の人間ドラマが描かれているので、
そこは、断腸の思いでブルース・ウィリスのキャラクターを少し薄めにし、その分姉妹の活躍を増やす路線で掘り下げていけば、
もっと緊迫感のあるサスペンスになったような感じがするのですが、どうでしょうか。
それでも、ブルース・ウィリス作品としては、一応ラストで本人演じる体当たり格闘シーンなんかもあったりして、それなりの見どころはある作品とはなっています。
サクッと楽しめるB級作品をお探しの方など、ご鑑賞されてみてはいかがでしょうか。
もう、ブルース・ウィリスのパートタイム作品はこりごり、といった方には『またか、、。』と、いった感じかもしれませんが、、。
あと、物語にはほとんど関係ありませんが、妹の主治医役で、(ポリスアカデミー)で活躍していたスティーブ・グッテンバーグが少しだけ出演しています。
ブルース・ウィリスとの直接共演シーンはありませんが、(ダイハード)、(ポリスアカデミー)と80年代を代表するシリーズ作品で活躍していた二人が、
ここにきて、同じ作品に出演しているのを見るのも、80年代作品のファンの人には楽しめるポイントではないでしょうか。
作品情報
2019年製作 アメリカ製作 サスペンスアクション
監督 マット・エスカンダリ
出演 ニッキー・ウィーラン、ブルース・ウィリス、ティト・オーティズ、テキサス・バトル
その他の一夜の悪夢サスペンス作品
レニー・ハーリン監督の出稼ぎ香港映画(ハードナイト)はこちら
ちょいワルおやじが強制参加の殺人ゲームで奮闘する(ミッション60ミニッツ)はこちら
↓ランキングに参加しています。宜しければ下記をクリックお願い致します↓