おすすめ度 ★★★☆☆☆☆☆☆☆
車が故障してしまった荒野の真ん中で、たまたま殺人事件を目撃してしまった女教師が遭遇する悪夢を描いた,舐めてた相手が実は強かった系列のレディースアクション！！
作品紹介
今回ご紹介するのは、荒野を移動中の女性教師が体験する悪夢を描いたレディースアクション作品です。
それでは、まずはあらすじから、
女教師のエマは休暇中、車で実家の父親の家へと向かっていたが、荒野の真ん中で車が故障してしまい、身動きできなくなる。
助けを求めて車を後にしたエマだったが、しばらく歩くと突然銃声が鳴り響く。
麻薬密輸入中の強盗団が警察官を射殺する瞬間だったのだった。
自身の存在を強盗団に知られてしまったエマは、誰もいない荒野を当てどなく逃げ続ける！！
舐めてた相手が実は強かった系列のレディースアクション作品です。
日本版のDVDジャケットは相変わらず本編の内容とは全く違う（別人？）女スパイアクションのようなイメージにミスリードしていますが、
実際の内容は本国版のジャケットのような舐めてた女子が実は無茶苦茶強かった、という内容のサバイバルアクション作品となっています。
さらに本作の特徴としては、前半は普通のか弱い女性教師で、かなりのピンチに合うものの、中盤以降なんとか距離を置いて、
逃げる事がメインになり始めたころからは、キャラクターイメージが一変し、実は元特殊コマンドーである父から幼いころより戦闘とサバイバルの英才教育を受けていた、
という設定が明かされ（多少ネタバレになってしまいましたが、本国版ジャケットでは、むしろその設定が売りになっているようですので、、）、
一挙に追われている側が、追ってくる者を次々と返り討ちしていくアクションへと転換していきます。
前半か弱かった分、この立場の逆転が非常に気持ちよく、強盗団たちのどうしようもなく不快な描かれ方と相まって、後半は大変盛り上がるようになっています。
途中までは、父親も実家になかなか到着しない娘を案じていますが、実は強いと分かるころには、『娘は悪漢に襲われても対処できるように訓練してきたので問題ない』
と、言い切ってしまうぐらいに痛快に追手を粉砕していきます。
途中戦う女子の制服であるタンクトップ姿になる、というお約束もクリアし、非常に痛快な展開が楽しい作品なのですが、
少し残念なのは、逆襲はできているものの、なんとなくそんなに強そうには見えない、ので展開が痛快なわりにはそれほど爽快感が得られない、
というところが非常に勿体ないかと思われます。
もう少しグロめでもやり過ぎ、ぐらいが調度良かったのではないでしょうか。
それでも、荒野を舞台に十分サスペンスフルな追跡劇と弱者と思われた主人公が逆襲に転じる痛快さを得られる作品となっていますので、
レディースアクション好きの方等、ご鑑賞されてみてはいかがでしょうか。
個人的には強盗団への不快感が強すぎたので、その辺もちょっと薄まっていればもっと良かったのですが、、。
作品情報
2017年製作 南アフリカ製作 レディースアクション
監督・編集 バイロン・デイビス
出演 リーンデイ・ランド、テルティウス・メインティース、ニールス・ファン・ヤーレスヴェルト
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