お薦め度 ★★★☆☆☆☆☆☆☆
森を訪れた若者たちに襲い掛かる恐怖を描いたありがちなPOVホラー。でも、後半の展開は予想外に緊迫感と意外性あり!!
作品紹介
日本劇場未公開
今回ご紹介するのは、森を訪れた若者が正体不明の何かに襲われるPOV撮影のホラー作品です。
それでは、まずはあらすじから、
映画学校のライアンは友人ブレットのヒューマン・ドキュメンタリー撮影のためロス郊外の山奥のキャンプ地でアウトドア活動を行う。
しかし、その夜、何か正体不明の鳴き声を聞き、何かの気配もするため、翌日早朝に下山する事にする。
しかし、翌朝、ブレットの姿はなかった。
ブレットの捜索を開始する3人に、正体不明の何か、が迫り来る、、!?
POV撮影で、森に向かった若者が正体不明の何かに襲われるホラーといえば、本家(ブレアウィッチプロジェクト)を連想させますが、
恐らく、そのイメージを逆手にとったような、少し捻りのある後半の展開となっていました。
POVホラーの常として、物語が展開するまでの他愛無い出演者同士のやり取りは、例によって長く感じてしまいますが、
後半森で何かに襲われた後、ある展開が待っているのですが、ここからが、見どころで、怒涛の展開となっています。
似たような展開でいうとレニー・ハーリン監督の(ディアトロフインシデント)に近い展開です。
というより、雪山から普通の山に移しただけで、ほぼ似たような展開となります。
ただ、(ディアトロフインシデント)がその後SF的なトンデモ展開になったのに対し、
本作はFPSシューティングゲーム(映画にもなったDOOMのような)のように主観で何かに次々と襲われながら逃げまくる、という怒涛の展開になります。
この辺りになると、主人公達も走って逃げているシーンがメインとなり、それも割とワンカットが長めに撮影されていたりするので、予想外に緊迫感があります。
結局、これもPOVホラーの常として、それが何だったのか、などの詳しい説明はありませんが、物語をリアルに体感する、という意味では後半の展開に限って言えば、十分堪能できるようになっています。
という事で、目立って、傑作、というわけではありませんが、POVホラーとして十分楽しめる作品となっていますので、そういったジャンル好きの方でしたら、一度ご鑑賞いただけたらと思います。
作品情報
2010年製作 アメリカ製作 POVホラー
監督・編集 ハウィー・アスキンス
出演 ブレッド・ローゼンバーグ、アビゲイル・リッチー、アシュリー・ブラッケン、ライアン・マッコイ、キース・エドワーズ、ブレイン・グレイ
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