エビデンス 第6地区(EVIDENCCE)78分

投稿者: | 2020年9月29日

お薦め度 ★★★☆☆☆☆☆☆☆

森を訪れた若者たちに襲い掛かる恐怖を描いたありがちなPOVホラー。でも、後半の展開は予想外に緊迫感と意外性あり!!

作品紹介

日本劇場未公開

今回ご紹介するのは、森を訪れた若者が正体不明の何かに襲われるPOV撮影のホラー作品です。

それでは、まずはあらすじから、

映画学校のライアンは友人ブレットのヒューマン・ドキュメンタリー撮影のためロス郊外の山奥のキャンプ地でアウトドア活動を行う。

しかし、その夜、何か正体不明の鳴き声を聞き、何かの気配もするため、翌日早朝に下山する事にする。

しかし、翌朝、ブレットの姿はなかった。

ブレットの捜索を開始する3人に、正体不明の何か、が迫り来る、、!?

ホラー映画お約束の、シムラうしろーっ、カット。

POV撮影で、森に向かった若者が正体不明の何かに襲われるホラーといえば、本家(ブレアウィッチプロジェクト)を連想させますが、

恐らく、そのイメージを逆手にとったような、少し捻りのある後半の展開となっていました。

POVホラーの常として、物語が展開するまでの他愛無い出演者同士のやり取りは、例によって長く感じてしまいますが、

後半森で何かに襲われた後、ある展開が待っているのですが、ここからが、見どころで、怒涛の展開となっています。

後半ある場所にたどり着くが、、

似たような展開でいうとレニー・ハーリン監督の(ディアトロフインシデント)に近い展開です。

というより、雪山から普通の山に移しただけで、ほぼ似たような展開となります。

ただ、(ディアトロフインシデント)がその後SF的なトンデモ展開になったのに対し、

本作はFPSシューティングゲーム(映画にもなったDOOMのような)のように主観で何かに次々と襲われながら逃げまくる、という怒涛の展開になります。

この辺りになると、主人公達も走って逃げているシーンがメインとなり、それも割とワンカットが長めに撮影されていたりするので、予想外に緊迫感があります。

結局、これもPOVホラーの常として、それが何だったのか、などの詳しい説明はありませんが、物語をリアルに体感する、という意味では後半の展開に限って言えば、十分堪能できるようになっています。

という事で、目立って、傑作、というわけではありませんが、POVホラーとして十分楽しめる作品となっていますので、そういったジャンル好きの方でしたら、一度ご鑑賞いただけたらと思います。

何に襲われているかの判断もできないままとにかく逃げまくる!

作品情報

2010年製作 アメリカ製作 POVホラー

監督・編集 ハウィー・アスキンス

出演 ブレッド・ローゼンバーグ、アビゲイル・リッチー、アシュリー・ブラッケン、ライアン・マッコイ、キース・エドワーズ、ブレイン・グレイ

後半怒涛の展開

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