お薦め度 ★★★★★★★★★☆
原作愛に溢れる、人気名作漫画の実写映画化は作品としての完成度が高く、コメディ映画としても報復絶倒!お薦めです!
作品紹介
2019年11月29日公開
今回ご紹介するのは、日本の有名コミックをフランスで実写映画化したコメディアクション作品です。
それでは、まずはあらすじから、
探偵業を営む冴羽潦(フィリップ・ラショー)と相棒の槙村香(エロディ・フォンタン)は、
ある日、依頼者の父が開発した【香りを嗅いだ相手を虜にできる媚薬】を悪人から守って欲しい、との依頼を受ける。
しかし、媚薬を受け取った瞬間謎の男に媚薬を奪われてしまう。
その男は、元傭兵であり盟友でもある海坊主(カメル・ゴンフー)だった。
もし媚薬が悪人の手に渡ってしまうと世界は大混乱に陥ってしまう。
48時間というタイムリミット内に媚薬を奪い返すため、2人の探偵対悪の組織の争奪戦が始まる!?
鑑賞前は正直なところ、有名名作漫画のフランスでの実写映画化にあまり期待せずに鑑賞しました。
しかし、実際鑑賞して観ると、予想を大きく上回る面白さでした。
ストーリー、キャスト、笑い、音楽、アクション、吹替声優、どれをとってもハイレベルな作品で、有名原作の映像化でこれほど成功している作品もなかなかないと思います。
おそらく原作ファンのフィリップ・ラショーの原作愛とエンターティナーとしての類まれなる実力があってこそ、実現できた事と思います。
惚れ薬が絡む事件で主演2人の人間関係にもそれが絡んでくる、というストーリー展開は原作者の北条司先生も唸るほど、
ありそうでなかった良い設定ですし、キャストは全員がイメージ通りでしたし、コメディシーンでは本当に笑えました。
本作を鑑賞しているとヨーロッパと日本は笑いのセンスが似ているのではないか、と思えてきます。
アクションシーンも非常にカッコ良く、特に後半のガンアクションはそれまでのコメデイチックなシーンとの対比もあり余計にカッコ良さが際立っていました。
まさにシティハンターの醍醐味だと思います。
これをアニメシリーズで馴染みのある声優キャストが吹き替えている日本語版で鑑賞すると、
完全に違和感なくシティハンターの新作を見ているようにしか感じませんでした。
大きなハンマーを持って暴れ回るマンガチックなシーンでさえ全く違和感はありませんでした。
こんな事は他の漫画原作実写映像化作品ではありえません。
ひとえに一人三役をこなすフィリップ・ラショーのワンマンでありながらも、仲間や周りからの信頼の厚い人柄と実力がなせる業なのではないでしょうか。
監督・脚本・主演とどれをとってもマルチにこなせるフィリップ・ラショーは、これからも大活躍間違いなしの逸材だと思われますので、
今後の活躍に期待しつつ、まずは、本作を是非ご鑑賞いただければと思います。
作品情報
2019年製作 フランス製作 アクションコメディ
監督・脚本・出演 フィリップ・ラショー
出演 エロディ・フォンタン、タレク・ブダリ、カメル・ゴンフー
スタッフ・キャスト
監督・脚本・出演とマルチにこなすのは(世界の果てまでヒャッハー!)シリーズ、(ハートブレイカー)などのフィリップ・ラショー。
共演は同じく(世界の果てまでヒャハー!)、(最高の花婿)などのエロディ・フォンタン。
さらに(世界の果てまでヒャッハー!)を始めフィリップ・ラショー作品全てに出演している常連タレク・ブダリなどフィリップ・ラショー作品ではお馴染みの面々が集結。
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そもそも原作のシティハンターを知らないのですが、この映画なら原作を知らなくても楽しめそうですね。
これを機にシティハンターにドはまりしてしまうかもしれません(笑)
こんにちは、いつもお立ち寄り頂き、ありがとうございます。これは、非常に楽しい作品で、原作を知らなくても十分楽しめますよ!とにかく笑いのネタが分かり易く、日本人でも声を出して笑ってしまいそうになるシチュエーションばかりです。しかも、後半のガンアクションは、それまでの笑いの要素が吹き飛ぶぐらいにカッコいいシーンの連続ですので、是非ご鑑賞くださいね!監督・主演のフィリップ・ラショーには今後も期待できそうなので注目ですね!