お薦め度 ★★★☆☆☆☆☆☆☆
3Dで飛び出すサメが一番の売りだったはずが日本では2D公開のみで魅力半減が残念なサメパニックホラー!!
作品紹介
2012年7月4日公開
今回ご紹介するのは、2013年に亡くなられた(ファイナルデスティネーション)シリーズや(スネークフライト)など小味の効いたアクションホラーで人気のデヴィッド・R・エリス監督の最後の監督作品です。
それでは、まずはあらすじから、
女子大生のサラ(サラ・パクストン)と仲間の7人は、サラの故郷であるクロスビー湖にウォータースポーツを楽しみにやってきていた。
しかし、そんな中、仲間の一人が何かに腕を食いちぎられる事件が発生する。
よく観察すると、その湖にはいるはずのない獰猛なサメが大挙して生息していることに驚愕する!!
毎度お馴染みのハメを外した若者グループが獰猛なモンスターに襲われて一人づつ犠牲になっていく、という定番のストーリーです。
今回は、そこに地元の悪い奴らと、飼育された46種類(劇中ではそんなには出てきませんが)のサメが絡んできて物語を盛り上げています。
そこまで大量にいるのなら、もう少し物語に生かして欲しかったところですが、その辺は普通のサメものとあまり変わらない展開でした。
本作の売りは原題(shark night 3D)が示す通り3Dで飛び出すサメが一番の魅力だとは思いますが、本作日本劇場公開当時は2Dのみでの公開でしたので、魅力は少し半減していました。
正直、それ以外の部分ではサメパニックものとしてそれほど真新しい展開がありませんので、2D公開は残念でしたね。
というより、3Dで観れないだけで、魅力が半減してしまうのもどうかとも思うのですが、、。
ホラー映画ですので、登場人物が犠牲になるシーンはある意味、見せ場であり、物語を盛り上げる重要な部分なのですが、
本作の場合、その見せ場のシーンというか、やられ方が、どの登場人物も大して盛り上がらず、いつの間にか死んでしまっているキャラクターまでいるぐらいで、
せっかく、前半馴染んでいたキャラクターたちが犠牲になる重要なシーンが、その後の物語に絡んでこない、という結構無駄死に状態が多かったように思います。
で、とってつけたように生き残りそうな人物が生き残りますので、予測通りの展開で終わってしまいます。
デヴィッド・R・エリス監督といえば、調度良い具合のB級ホラーアクション作品で楽しませてくれた監督ですので、ちょっと本作に限っては、3D演出ばかりに目がいってしまって、サメ映画としては、割とあっさり目の作品になっているように感じました。
3D以外でも何かもっと、サメが大群で群れをなして押し寄せてくるような突き抜けた展開があっても面白かったかもしれません。
実際(スネークフライト)のような突き抜けた良い意味でおバカっぽい傑作B級作品もありましたので、そういう系統を期待してしまいました。
それでも、サメ映画としては、分かりやすく楽しめる作品となっていますので、暑い夏の日にサメ映画で涼んでみてはいかがでしょうか。
作品情報
2011年製作 アメリカ製作 アニマルパニックホラー
監督 デヴィッド・R・エリス
出演 サラ・パクストン、ダスティン・ミリガン、クリス・カーマック、キャサリン・マクフィー
その他のサメパニック作品
遺伝子操作で知能を持ったサメと戦う(ディープブルー)シリーズはこちら
海底47mに取り残された姉妹のサバイバル(海底47m)はこちら
ケーブダイブ中の女子高生対サメ(海底47m古代マヤの死の遺跡)はこちら
ジェイソン・ステイサムVSメガロドン!(megザ・モンスター)はこちら
↓ランキングに参加しています。宜しければ下記をクリックお願い致します↓
46種類ものサメとは、中々豪快! さすがB級パニック映画ですね。
というか、サメ映画すごく多いですね~(笑)
アメリカは本当にサメ映画が大好きなんでしょうね。
かくいう私も、色々なサメ映画に楽しませてもらってますが。
「サメ=脅威」という印象なので、エンタメ作品として抜群のテーマなのでしょうね。
こんにちは、いつもお立ち寄り頂きありがとうございます。そうですよね!サメパニックはどんどん増殖していきますよね!もう、ここまで来たらどの作品も、あるあるネタを入れ込みつつ、何か独自の要素を付け加える事がほとんどメインになってますよね。確かにサメがそこに居るだけで、もうすでに怖いのであまりに分かり易い恐怖の対象なので、割と簡単に製作してしまえる、というのもあるようですね。