お薦め度 ★★★★★★☆☆☆☆
200万年前に絶滅したはずの巨大サメ、メガロドンに戦いを挑む、ちょい悪おやじ、ジェイソン・ステイサムとリー・ビンビン共演のサメパニックアクション!!
作品紹介
2018年9月7日公開
今回ご紹介するのは、ジェイソン・ステイサムとリー・ビンビンの二人が200万年前に絶滅したはずのメガロドンと戦うサメパニックアクションです。
それでは、まずはあらすじから、
レスキューチームのリーダー、テイラーはかつて沈没した原子力潜水艦を救助に向かった際に、突然巨大な何者かに襲われ、艦の圧壊による乗組員全滅を避けるため、咄嗟の判断で一人の乗組員を艦に残した状態で脱出し、多くの人員を救助する。
しかし、周りの者は誰一人として巨大な生物の実在を信じる者はいなかった。
この件を機に、レスキューチームを離職したテイラーだったが、同じ海域でのある事故がきっかけで、再び人命救助の任を受ける事になる、、。
(ジョーズ)以降のサメパニックには珍しい原作もので、スティーヴ・オルテンという作家の(MEG:A NOVEL OF DEEP TERROR)という小説の映画化作品です。
1997年より映画化が進行していたようで、色々な紆余曲折を経て2017年にやっと映画化にこぎつけた、という流れのようです。
この作品を活字で読む事自体が想像できないぐらいの分かりやすいサメ映画ではありますが、恐らく登場人物のキャラクターをもっと掘り下げたような内容になっているのではないでしょうか。
どんなキャラクターでも、どんな原作があっても、ジェイソン・ステイサムが演じれば、良い意味で全部ジェイソン・ステイサムという本人そのものがそのまま役柄になってしまうので、一緒なのですが、、。
そんなジェイソン・ステイサムが今回演じるのは、一度挫折を味わった敏腕レスキュー隊員という事で、そういう、やさぐれ感もいつも以上に役柄にハマっていました。
で、そのジェイソン・ステイサムにツンデレなのがリー・ビンビンで、(バイオハザード5リトリビューション)では重要なエイダ・ウォン役を演じて有名になり、その後も(トランスフォーマー/ロストエイジ)などハリウッド作品で活躍しており、本作でのヒロイン役は大抜擢、まさにブレイク目前といったところです。
因みに、脱税行方不明騒動で有名になってしまったファン・ビンビンとは名前が似ているだけで全くの別人です。
漢字表記も似ているので混乱しがちですね。リー・ビンビン(李冰冰)とファン・ビンビン(范冰冰)。
内容的には、主演二人を中心とした研究チームがメガロドンと戦う物語ですが、本作が他のサメパニックと異なる点は他の作品が基本的には逃げる事のみをメインに描いているのに対して、本作では逆にメガロドンに向かっていく流れになる部分にあります。
結局、予測以上の破壊力に、やっぱり逃げたりするのですが、この辺の展開でちょっと冷めてしまう人もいるかもしれません。
例えるなら、ヤン・デ・ボン監督の竜巻に向かっていく研究チームを描いた(ツイスター)に近いのではないかと思います。
自分たちだけで解決しようとせずに、早めに公的な機関に申し出ていれば、海軍などが出動できて早めに解決できたような、、。
パニックものやホラーものは、こういった(それをしてはいけない。そこへ行ってはいけない。)というお約束を破るからこそ、その先の展開が面白くなるんですね。
本作でも案の定、最終的に中国の海水浴場近辺に登場することになります。
想像を絶するぐらいの巨体で、多くの人がバシャバシャ泳いでいる浅瀬に行ってしまって大丈夫なのか?とも思いますが、、、。
そんな流れで、ラストの大激突!となります。
巨大なサメと戦う作品にジェイソン・ステイサムが主演と聞いたとき、果たしてサメ映画でジェイソン・ステイサムの持ち味が発揮できるのか?
とも思いましたが、全くの杞憂で、小さい小さい潜水艇で巨大なサメと同格に戦っていました。
しかも、小さな潜水艇の突起部分でサメに切りかかる、というあまりに強引な攻撃もヒットする強引ぶりでした。
ジェイソン・ステイサムが演じると、どんな突飛な表現でも否応なしに、説得力があるから不思議です。
それと、ジェイソン・ステイサムは俳優になる前は飛込水泳競技の元イギリス代表でしたので、
泳ぐシーンの多い本作は実は今までで一番役柄にハマっているのではないか、と思います。
まぁ、どんな役柄でも全部一緒、といえば一緒ですが。
というように、夏の暑い時期にはサメ映画は気持ちだけでも涼しくなれますので、暑い夏の日にご鑑賞されてみてはいかがでしょうか。
作品情報
2018年製作 アメリカ・中国製作 パニックホラー
監督 ジョン・タートルトープ
出演 ジェイソン・ステイサム、リー・ビンビン、レイン・ウィルソン、ルビー・ローズ、マシ・オカ、ウィストン・チャオ
その他のサメパニック作品
ブレイク・ライブリー主演のサメパニックサバイバル(ロストバケーション)はこちら
サメに襲われた女子高生たちが古代遺跡洞窟で決死のサバイバルを展開する(海底47m古代マヤの死の遺跡)はこちら
遺伝子操作で知能を持ったサメの群れと戦う(ディープブルー)シリーズはこちら
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この映画は前に地上波で見ました!
B級映画とは思えないほど出来栄えが良かったと思います。
やはりサメ映画は、スリルあってこそですよね!
この作品も最後の最後までどうなるのか分からない、ハラハラドキドキの展開を楽しめました。
こんにちは、立ち寄り頂きありがとうございます。やはりサメパニックものは、作品規模の大小に関わらず、興味を持ってしまいますよね!地上波で放送されていたら、思わず観てしまいますよね。正直、どの作品も似通った内容ではありますが、(MEGザ・モンスター)は実際に動けるアクションスター、ジェイソン・ステイサムが出ていますので、サメ+ちょい悪オヤジで、いつもの倍ぐらいに楽しめてしまいます。しかも、やっつけ方が強引で、そんな作品にまでジェイソン・ステイサムらしさを出すのか!というぐらいの無敵ぶりでした。こうなったら、シュワルツェネッガーみたいにプレデターと戦うしかないんではないでしょうか(笑)。