おすすめ度 ★★☆☆☆☆☆☆☆☆
侵略者の襲撃後の地球上での攻防を描いたエイリアンもの+ミリタリーアクションをPOV撮影で描いたSFアクション!!
作品紹介
日本劇場未公開
今回ご紹介するのは、エイリアン侵略者ものとミリタリーアクションを融合させた物語をPOV撮影で描いたSFアクション作品です。
それでは、まずはあらすじから、
2021年、侵略者が地球に襲来し世界の大都市が破滅の危機に陥った。
2022年、地球防衛軍USDFを発足し、決死の戦いの末に侵略者ヘヴィは少数を残し撤退した。
2031年、ついに侵略者ヘヴィのいる地区は残り一つとなったが、その最後の一つは、【アウトポスト37】と呼ばれ、小隊全員が決死の覚悟で戦いを挑むのだった!!
エイリアン侵略ものにミリタリーアクションを加え、それをPOVで撮影するという意欲的なモキュメンタリー作品です。
既に宇宙人によって地球侵略が行われてから12年後という時代設定があり、地球連合軍の抵抗によって侵略者はほとんどが撤退し、
今現在は主人公たちが頑張っている第37前線基地のある近辺に最後の残存勢力がいる、というところまで反撃が進んでいるという状況です。
ですので、宇宙人はすでに存在している状態ですので、いる、いないの通常のPOV作品でありがちなサスペンスは無く、
エイリアンも登場まで引っ張るわりには中盤であっさり登場しますので、その辺のありえないものがカメラに映ってしまった、
というような演出も無く、割と堂々としています。
では、何故POVなのか?ということですが、これがPOVとしての魅力というよりはどちらかというと兵士が命がけで何か(というかエイリアンですが)と戦っている臨場感
を出すことのみを目的としてPOV撮影を採用したのではないかと思われます。
という事で、POVの割には、他の作品とは違い、カット割りや、編集が多用されていますので、POV感は極めて薄い作品となっています。
そのPOV感、モキュメンタリー感の薄さを補うために(単に尺稼ぎの気もしますが)、本編中に頻繁に事件後に撮影されたと思われるインタビュー映像が挿入されます。
そうする事でおそらく、ドキュメンタリー感をアップさせようとしているようですが、、正直その余計な配慮が、
進んでいる物語のテンポを落としてしまっていますので、インタビューが入るたびに、物語への没入感がそがれてしまいます。
一応、各隊員の人となりもこのインタビューで表現しようという事なのかもしれませんが、それは実際の物語で表現してもらいたかったところです。
あと、単純にミリタリーものは戦闘服とヘルメットに重火器を手に持っているシーンが多いので、特に目立ったキャラクターでない限り見分けがつきにくいという事もあり、
インタビューで話している人物と本編で活躍している人物のキャラクターが一致しにくいのも難点といえば難点でした。
という事で、物語設定を色々と考えている割には、いたってシンプルなミリタリードラマ、という、ちょっと鑑賞前のイメージとは異なる内容の作品ではありますが、
ジャンル的には少しひねった設定のPOV作品となっていますので、POV作品好きの方等、ご鑑賞されてみてはいかがでしょうか。
それにしてもエイリアンのデザイン、もう少し何とかならなかったんでしょうか、、。
作品情報
2014年製作 イギリス・南アフリカ製作 POVアクション
監督・脚本・VFX ジャバー・ライサ二
出演 ジョー・リーガン、ライリー・マクレンドン、リック・ラヴァネロ
その他のエイリアン侵略作品
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