おすすめ度 ★★☆☆☆☆☆☆☆☆
ちょっと落ち目の元スター俳優が監禁されるというライアン・フィリップ監督・製作・脚本・主演の自虐的な監禁サスペンス!!
作品紹介
日本劇場未公開
今回ご紹介するのは、ライアン・フィリップが監督・製作・脚本・主演をこなした監禁サスペンス作品です。
それでは、まずはあらすじから、
レーガン(ライアン・フィリップ)はかつてハリウッドで活躍していた俳優だが、今は低迷し、次の出演作品を模索していた。
レーガンは撮影のためルイジアナ州に向かい、そこで現地のコーディネーターらしき二人の車に招き入れられ、撮影現場へと向かう。
しかし、車は撮影現場には向かわず、レーガンは暴行された挙句に、山奥の小屋に監禁されてしまう。
小屋で暴行はエスカレートし、ついに二人の目的を知ることになる!?
ライアン・フィリップ監督・製作・脚本・主演とかなり力の入った監禁サスペンス作品です。
よりにもよって監禁サスペンス、という感じですが、元有名で今は低迷ぎみのスターが監禁される、というある種自虐的な側面を持っている作品となっています。
ただ、低迷中のスターでキャメロン映画に出演するはずだったが、年齢が行ってしまっているので、結局オファーは無くなった、
などの現実ともギャグともとれるようなネタがニヤリとする作品ではありますが、それを演じているライアン・フィリップはライアン・フィリップ本人役ではなく、
架空のキャラクターを演じていますので、その辺りが監督と製作、脚本まで自身で担当しておきながら、一線を越えられない部分なのかとおも思われます。
ジャン・クロード・ヴァンダムの(その男バンダム)や(ジャン・クロード・ヴァンジョンソン)などのように、完全に本人役で
自虐でもなんでもやり切ってしまえば、話題性も高くなるとは思われますが、どうでしょうか。
という事で、ライアン・フィリップが監禁されてしまいますが、監禁ものとしてはやはり一番気になるのがその監禁の理由ですが、
これが、ネタバレというほどの引っ張り方ではないので書いてしまいますと、かつて撮影に参加した女性スタッフと一夜を共にした時に、
独身だと聞かされていたのに実は既婚者で、その夫が、おっとり目の弟と共に復讐目的で監禁を行った、という非常にスケールの小さい理由となっています。
しかも監禁中は、ライアン・フィリップのスマホを奪い、ツイッターの本人のアカウントで本人に成りすまして人種差別発言をして、ライアン・フィリップの評判を下げようとする、
というコスい嫌がらせを行う犯人で、観ていて魅力に欠けるイラっとするタイプの悪役となっています。
で、主犯の復讐男はさておき、本作のおそらく一番の見せ場である、復讐男の弟の方とのやりとりが、中盤以降メインになってきます。
復讐男の方は、天然っぽい弟に監視役を任せて、自分は仕事に行く、というまさかの行動に出ますが、この弟との二人きりの監禁生活が、
本作中、唯一ハラハラする展開となっています。
初めは、弟は人の好さそうは感じで、兄が居なければ、なんとか言いくるめて逃げ出せるのではないか?というような雰囲気で二人きりの監禁生活が流れていきます。
で、ライアン・フィリップもなんとかトークで乗り越えようとあの手この手でやっていきますが、そんなライアン・フィリップを観る監禁弟の目線が怪しくなっていきます、、、。
ワニの肉を食事として出しますが、ライアン・フィリップはそれをお代わりなどして機嫌を取り、なんとか隙をみつけようとしますが、
そのときライアン・フィリップには抗いきれないような眩暈が、、、
ま、、、まさか、、、
意識を失う、ライアン・フィリップ。
降ろされるズボンとパンツ、、、。
危ない、、、、!!!!
という、一番盛り上がるのはライアン・フィリップがパンツを脱がされるシーンというまさかの展開のライアン・フィリップ監督・製作・脚本・主演作品となっています。
どうしてのこの題材を自ら製作しようと思ったのか、全く謎ですが、もしライアン・フィリップが本人役で演じていたら、、、
でも結果は同じですね。
という事で、ライアン・フィリップが尻を出しているシーンだけが印象に残る監禁サスペンスとなっていますので、ライアン・フィリップ好きの方等ご鑑賞されてみてはいかがでしょうか。
尻を出しているシーンだけは緊迫感ありますよ。
作品情報
2012年製作 アメリカ製作 サスペンス
監督・脚本・製作 ライアン・フィリップ
出演 ライアン・フィリップ、スティーヴン・ルイス・グラッシュ、イアン・バーフォード
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