皆さん、こんにちはまぁくです。いかがお過ごしでしょうか。私は先日から薄くひいていた風邪がちょっと本格化してきそうな気配があり、ワクチン接種2回目も迫っていて焦っている今日この頃です。
皆さんも急激に寒い日にはお気を付けください。
さて、以前から気になっていた名作の邦画を鑑賞しました。タイトルは、、
（吸血髑髏船）です。
（吸血鬼ゴケミドロ）に次ぐ松竹製作吸血シリーズ第二弾で、特撮を駆使しつつ、描かれるダークな雰囲気のホラー作品となっています。
監督はテレビシリーズ（必殺！）等の松野宏軌監督、出演は松岡きっこ、岡田真澄、西村晃、入川保則、小池朝雄等豪華なスタッフ・キャストとなっています。
特撮シーンは当時の技術では最先端だったようで、特に船上のシーンや、海中での髑髏登場シーンなど、今現在のCG全盛の時代では観れないようなシーンの連続となっています。
物語は非常にダークで、金塊輸送中の船内で反乱が起こり、船長以下信頼のおける者たちは全て惨殺され、その事件によって利益を得た反乱者たちに、
殺された者たちが復讐にやってくる、という結構陰湿な物語となっています。
既にカラー全盛期になていた時代にモノクロ（狙ってそうしたかどうかは分かりませんが）で撮影した、というところも作品のおどろおどろしい雰囲気に合っていて、
独特の作品世界を構築しています。
後半のどんでん返し含めてなかなかスリリングな作品ですので、機会がありましたらご鑑賞ください。
さて、名作ホラー（吸血髑髏船）は、今現在でもDVDや配信などで気軽に楽しめますが、世の中にはDVD化、配信なども見送られてVHSのみの発売で止まってしまっている作品が無数にある、
という事で（未DVD化のレア作品）、今回は（サスペンス編 其の四）という事でスリリングな作品を少しご紹介したいと思います。
それでは、まずは劇場公開もされたヒュー・グラント、ジーン・ハックマン共演の医療サスペンスから、、
〇ボディ・バンク (EXTREME MEASURES) 劇場公開作。ヒュー・グラント主演、ジーン・ハックマン共演、（ネル）のマイケル・アプテッド監督による医療サスペンス作品。新人の外科医ヒュー・グラントが大病院での患者の不審死について疑問を持つうちに、とんでもない陰謀に巻き込まれていく、というスリリングな作品。製作はキャッスルロックエンタテイメントで主演二人の他に、ヒロイン役でサラ・ジェシカ・パーカー、他にもデビッド・モース、デビッド・クローネンバーグと超豪華。
〇ジャック・ルビー (RUBY) ジャッキー・チェンの（プロテクター）で相棒役を演じていたダニー・アイエロ主演、（ツインピークス）のオードリー役が人気だったシェリリン・フェン共演による実録サスペンス。JFKを暗殺したオズワルドを、さらに拳銃で射殺した人物ジャック・ルビーの物語を史実も織り交ぜながらエンターテイメントとして演出した人間ドラマ。当時のシェリリン・フェンは輝いていました。
〇錆びついた銃弾 (DIARY OF A HITMAN) （ツインピークス）（ジャックルビー）のシェリリン・フェン主演、（ラスト・キング・オブ・スコットランド）でその後アカデミー賞を受賞することになるフォレスト・ウェティカー共演のサスペンス作品。共演は他にまさかのシャロン・ストーン、（レッド・ブル）のジャームス・ベルーシと非常に豪華。子供と女性は手にかけない事をモットーにしてきた殺し屋ウィティカーが、標的であるシェリリン・フェンに情が移ってしまい、自分のポリシーとの間で苦悩するという人間ドラマ。
〇アイ・オブ・ザ・ストーム (EYE OF THE STORM) 劇場公開作品。デニス・ホッパーとまだイケイケだったころの（ツインピークス）でブレイクしたララ・フリンボイル共演のサイコサスペンス。砂漠でホテルを経営する兄弟と怪しげなカップルが心理戦を展開する復讐物語。共演は他にも（ミディアン）等のクレイグ・シェイファーと豪華。しかも製作総指揮はまさかのローランド・エメリッヒ！
〇罠の女 (A WOMAN SCORNED) セクシー系シャノン・ツイードと（ナイトアイズ）シリーズのアンドリュー・スティーブンス共演によるセクシーサスペンス作品。解雇された上に自殺した夫の復讐のためシャノンが、上司であるアンドリューの家庭に息子の家庭教師として潜り込む、という陰湿な物語。その後アンドリュー・スティーブンスは監督、製作者として大成しました。でも本作は好評だったのか続編もあります。
〇欲望の迷路 (THE SURROGATE) とにかくセクシー系の作品への出演の多いシャノン・ツイード出演のエロティック・サスペンス。共演は（トップガン）（トータルリコール）などのマイケル・アイアンサイド。若くして成功した主人公だったが、精神的な不安も抱えていた。妻との間にも不協和音が響く中、精神科医の提案で、夫婦の間に第三者を入れることでジェラシーを利用して関係を修復する、というまさかの指導を受ける、が、その女性が現れるところには殺人事件が巻き起こる、という物凄いサスペンス。
〇ジッパーフェイス (ZIPPERFACE) 【 セクシーコップVS殺戮マシーン、凶器全開！】VHSジャケットに踊る宣伝文句がイカすサスペンスアクション。婦人警官のリサは、街を賑わすSMプレー殺人鬼を捜査するが、やがて警察上層部と対立することになり、ついに自らボンデージファッションに身を包み、殺人鬼を誘い出す、という萌える猟奇殺人事件もの。
〇処刑アーチスト （FLINCH) (処刑マニア）がビデオリリースされ好評だったのであやかってつけられた邦題が分かりやすいジャド・ネルソン主演のサスペンスアクション。共演は（バウンド）（フェイスオフ）でノリに乗っていたジーナ・ガーション。百貨店のショーウィンドーでライブマネキン（そんな職業があるんでしょうか、、）として生計を立てているカップルが、マネキンとしてショーウィンドーに居るときに偶然殺人を目撃してしまう、というなかなか思いつきそうにない発想のスリラー。
〇トラップゲーム (THE HEIST) ピアース・ブロスナンがまだジェームズ・ボンドを演じる前に出演したサスペンスドラマ。共演は（トップガン）でトム・クルーズの上司役を演じていたトム・スケリット。警備会社の共同経営者に無実の罪を着せられたブロスナンが、復讐のために競馬場の現金強奪計画を実行する、という騙し合いを描いたサスペンスフルなコンゲーム。
〇ネイチャー・オブ・ビースト （BAD COMPANY) （エイリアン2）のビショップ役ランス・ヘンリクセンと、ジュリア・ロバーツのお兄さんエリック・ロバーツが共演したサイコサスペンス。荒野のハイウェイで一人のヒッチハイカーを素通りしたことから始まる名作（ヒッチャー）の影響も香る心理スリラー。ランス・ヘンリクセンがサイコ役かと思えば、まさかのエリック・ロバーツの方がサイコ役という配役の妙。
という感じになっております。
個人的にはリリース当時鑑賞してお気に入りだった（ボディバンク）は、メジャー系の作品で、非常に高い完成度なのに、何故今までDVD化されていなかったのか理解できないぐらいの作品ですので、
是非ともDVDかできればブルーレイで発売してもらいたいところです。
あと、超個人的には当時（ツインピークス）人気でイケイケだったシェリリン・フェンの出演作2本は、当時人気も高かったと記憶してますので、
安価でDVDリリースされれば、まだそれなりに購入する人も、、、いるかもしれません、、。厳しいでしょうか、、。
という事で、本日もお立ちより頂きありがとうございました。
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