お薦め度 ★★★☆☆☆☆☆☆☆
日本が生んだ世界のアクションスター、ショーコスギ主演作は悪役としてジャンクロード・ヴァンダム共演の特殊部隊アクション!!
作品紹介
日本劇場未公開
今回ご紹介するのは、日本が生んだ世界のアクションスター、ショー・コスギ主演、ジャン・クロード・ヴァンダム共演のアクション作品です。
それでは、まずはあらすじから、
地中海に墜落したアメリカの戦闘機からレーザー誘導装置が盗まれた。
犯人はKGBに属するアンドレイ。
これを奪還するためアメリカCIAは特殊技能を持つエージェント、ケン(ショー・コスギ)にその奪還指令を出す。
家族との時間を大切にするケンは休暇のためこの依頼を断るが、不穏な空気を感じ取ったアンドレイは部下(ジャンクロード・ヴァンダム)を差し向けるのだった。
ショー・コスギとジャンクロード・ヴァンダムが夢の激突をするアクション映画ファン必見作品です。
物語としてはありきたりではありますが、当時すでに人気絶頂だったショー・コスギとウエイターをしながら初めて掴んだ主人公の好敵手という大きな役柄を得て前途洋々としたジャンクロード・ヴァンダムの対決が見どころとなっています。
正直ヴァンダムの若々しい筋肉によるキレのあるアクションにどちらが主役か一瞬分からなくなるほどです。
劇中、二回ほどバトルがありますが、ヴァンダムがあろうことか強いはずの主役に手加減しているようにさえ見えてしまいます。
当時のヴァンダムのアクションはそれほど力みなぎっています。
悪役なのにあまりに強すぎるため主人公とは決着つかずに、どうなるのかと思っていたら、、、。
ラスト近くで海に飛び込んだところ、船の車輪に巻き込まれて死んでしまう、という強すぎるがゆえに描き方に困ったかのような超まぬけな死に方でリタイヤしていきます。
しかし、ヴァンダム作品目線で考えると、本作の強烈なインパクトがなければ後のヴァンダムの活躍はなかったかもしれないともいえますので、本作は非常に重要な作品だと思われます。
ですので最近のくたびれぎみのヴァンダム作品の鑑賞の合間に気分転換としての鑑賞に最適な作品だと思われます。
ショー・コスギ作品目線で観ると、脱ニンジャ路線で模索中の作品、という事で強敵として当時まだ無名だったヴァンダムを見出すぐらいに先見の明はあったけれども自身のニンジャイメージの脱却にはなかなか成功しなかったように思います。
自身の主演作品で何度となく家族であるケイン・コスギを出演させているぐらいなので、強敵役のキャスティングも他人任せにせず、自身で結構行っていたのではないでしょうか。
そう考えると本作は、その後のアクション映画に大きな影響を与えた重要な作品と言えるかもしれませんので、アクション映画好きの方は機会がありましたら、ご鑑賞ください。
作品情報
1988年製作 アメリカ製作 アクション
監督 エリック・カーソン
出演 ショー・コスギ、ジャンクロード・ヴァンダム、ケイン・コスギ
スタッフ・キャスト
監督はチャック・ノリス主演(オクタゴン)などアクション作品を多く監督しているエリック・カーソン
主演は(燃えよニンジャ)で悪役デビュー後にブレイクし、(ニンジャ)シリーズでハリウッドスターに上り詰めた日本人俳優ショー・コスギ。
共演は悪役として本作出演後(ブラッドスポーツ)で初主演し、(サイボーグ)、(キックボクサー)と主演作を連発することになっていくジャンクロード・ヴァンダム。
そしてショー・コスギの息子ケイン・コスギとシェイン・コスギも幼いながらもしっかりとアクションシーンを演じて活躍している。
ショーコスギ主演作についてはこちら
【B級スター列伝!】日本が生んだ世界のニンジャスター ショー・コスギ
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