おすすめ度 ★★☆☆☆☆☆☆☆☆
宇宙探査船のクルーをほぼ全滅させた凶暴なエイリアンが、平和な地球で復活を遂げる、時代背景と世界観がイマイチぴんとこないSFエイリアンアクション!!


作品紹介
日本劇場未公開
今回ご紹介する作品は、地球で復活したエイリアンと激闘を繰り広げるSFアクション作品です。
それでは、まずはあらすじから、
8年間の探査任務の末にある彗星から地球外生命体を採取したレイ・ゴン号だったが、その覚醒した生命体によって乗組員は全滅し、
なんとか母親によってジミー少年だけが脱出カプセルで地球へと帰還した。
それから20年後、青年へと成長したジミーは、自分の勤める病院で突如、あの宇宙生物が姿を現して職員達を惨殺する現場を目撃する。
惨殺事件の容疑者となったジミーは無実の罪を晴らすためルナ博士と共に真相を追い始めるのだった!!

監督・脚本は、(ザ・ターミネイション)や、懐かしのモク・シュウチョンも出演している(古墓兽影)等のリー・キンで、
設定と世界観がイマイチ掴みにくいSFドラマを演出しています。


主人公の青年ジミー役は、(フェアウェル)や(イップマン完結)(詳しくはこちら)等のリウ・ジンユーで、事件に巻き込まれて行きます。



で、主人公と行動を共にするルナ博士役で、サイモン・ヤム出演の(ミッドナイト・ビーティング 午夜心跳)や、東京フィルメックス上映の(愛の身替わり)等の
ヤン・シュティンが登場し、同じく事件に巻き込まれて行きます。



で、事件に遭遇する警察官レオン役で、(キングダム・オブ・ドラゴン 伝説の魂を受け継ぐ者)等のカール・ドミニクが登場し、意外な活躍を見せて行きます。


で、元宇宙船の乗組員カーク役で、ドラマシリーズ(チャッキー)や(First Person Shooter)等のチェルシー・マーク(マイ・シャオロン)が登場し、意外な一面を見せていきます。



そんなスタッフ・キャストが製作した本作の物語は、8年間に及ぶある彗星への探査任務中の宇宙船レイ・ゴン号が、
ついに彗星まで到達して、その彗星に生息している宇宙生物を捕獲するシーンから始まります。


で、その帰路、8年の任務中に宇宙船内で生まれた少年ジミーは、あまりに好奇心旺盛で、隔離中の部屋へと入り、研究対象となっていた生物・バリを覚醒させてしまいます。

で、宇宙船内に解き放たれたバリは、速攻で急成長して暴れ周り、乗組員に壊滅的なダメージを与えていきますが、なんとか母親の機転によって
ジミーのみが脱出ポッドで地球へと帰還することとなってしまいます。

そして、それから20年後、T国(架空の国)で研究者デイビッドに救われて青年へと成長したジミー(リウ・ジンユー)は、病に倒れたデイビッドが入院している精神病患者施設で
担当医師でもある博士ルナ(ヤン・シュティン)から、脳内の血管が圧迫されていて、このままだとデイビッドの命に危険が及ぶという診断を受けてしまいます。


で、夜中にこっそり施設に侵入し、飼っている蟲ロボット・ミニを使って、養父の脳内の血管を治癒させようと試みますが、
その様子を看護師に見つかってしまい、咎められている所に、

突如、正体不明のモンスターが登場
して、養父や看護師含めて、施設の職員を惨殺する修羅場と化したため、なんとか逃げ出したジミーは、そのまま施設横の滝つぼへと飲み込まれていきます。

で、その後、一命をとりとめたジミーでしたが、当然ながら病院での惨殺事件の犯人として指名手配され、速攻でルナ博士の知り合いの警察官レオン(カール・ドミニク)に捕らわれてしまいます。

しかし、ジミーは、護送中、自身の無実を証明するために、ミニを使って護送パトカーを横転させて、そのまま逃亡、ルナ博士と合流してモンスター騒動を調べ始めますが、
その後ろに、勢力を拡大中の巨大企業の存在を確信し、さらに子供時代に経験した宇宙船レイ・ゴン号全滅事件の真相へも迫って行く!!!
、、、、、、、という流れが、大体の大筋となっています。


ここ最近の中国作品の人気ジャンルの一つでもあるSFエイリアン系のモンスターパニック作品です。
日本版、本国版ポスタージャケットから予測できる作品イメージは、(エイリアン)シリーズのような宇宙船内の閉鎖空間でエイリアンとバトルを繰り広げるSFアクションを期待しますが、
そういう展開は、冒頭3分ほどの彗星探査ミッションシーンのみで、主人公が成長した20年後の本編では、ほとんど現代と変わらないような世界観に

急にスターウォーズのようなSF世界観が乱入してくる
という感じで、イマイチ作品世界がしっかりと固まっていない世界観の作品となっています。


さらに、作品世界の重要な部分や、物語設定上の大事そうな部分が描かれない歯抜け表現が目立ちますので、ちょとでも、よそ見していると、
今現在、主人公が、どんな目的で、何をするために、どこに向かっているのか良く分からない瞬間
が多々あったりします。

例えば、、、、
主人公が飼っている蟲は、台詞でロボットと説明されて、手錠を切ったり、傷を治癒したり、冒頭の養父の病を治癒しようとしたりと、
物凄い万能ぶりを発揮しますが、物語内での扱いが極めて低く、何故か自転車の鍵ぐらいの重要度しかない、とか、

その蟲を養父の耳から侵入させようとしたときに、主人公が呪文を唱えたりしているので、恐らく何らかの凄い術を知っていそうだけど、そこはその後一切触れられない、とか

主人公が何をしている何者か、が描かれないので、蝶ネクタイもオシャレかと思っていたら、惨殺事件を報じるニュース映像で、
施設の職員の女性はナース服が制服で、男性は白シャツに蝶ネクタイという意味不明さから、なんとなく主人公がその施設の職員かもしれないけれど、
そう断定できるだけの手掛かりがないので、結局何をしている人なのかよくわからない、とか

そもそも、悪人がエイリアンを復活させようとして、なんとなく生物兵器に応用しようとしているようだけれど、しっかりとした説明がないのでこれも良く分からない、
というより、どう考えても、ミニを研究したほうが、儲かって、人命も救助できそう、、、とか、
全編通してエイリアンバトルものを、という部分だけが前面に出てしまって、細部のペラペラ感が目立つ内容となっています。

ラストバトルは、
エイリアンVSレザー着てライトセーバーを持った女子による、走るトラックの上での一騎打ちバトル
という漫画みたいな対決で決着がつきますので、恐らくそのシーンだけは最初から決まっていて、後付けで物語を付け足して行ったようにも感じます。


という事で、どこかで観た事あるようなシーンの連続の作品ですが、逆に言うとセガール作品のような安心感もある作品ではありますので、
SF映画好きの方や、中国作品好きの方等、ご鑑賞されてみてはいかがでしょうか。


作品情報
2026年製作 中国製作 SFアクション
監督・脚本 リー・キン
出演 リウ・ジンユー、ヤン・シュティン、カール・ドミニク、マイ・シャオロン

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