お薦め度 ★★★☆☆☆☆☆☆☆
ディーン・R・クーンツ原作、悪魔の種子の映画化はインターネット社会を先取りした人工知能が暴走する衝撃SFサスペンス!
作品紹介
1978年6月24日公開
今回ご紹介するのは、ディーン・R・クーンツ原作のSFサスペンス作品です。
それでは、まずはあらすじから、
科学者のアレックス・ハリス(フリッツ・ウィーバー)は細胞を自らの力で増殖できるスーパーコンピューター、プロテウス4を開発する。
今までの常識を覆す能力を持ったプロテウス4だったが、その研究開発に没頭していたアレックスは妻スーザン(ジュリー・クリスティ)と疎遠になり研究室での勤務の連続で自宅にも帰宅していなかった。
そんなある日、自宅で試作実験的に実用しているコンピューター内のプロテウス4が少しづつ暴走を始める。
プロテウス4には自我が目覚めていたのだった、、
ディーン・R・クーンツ原作作品で原作は未読ですが、本作を鑑賞するかぎりなかなか衝撃的な内容でした。
AIが意識を持ってしまい、自我が目覚め、自身の種の保存のために人間の女性に襲い掛かる、
という人類規模の衝撃的な内容なのですが、本作はそれをほとんど主人公宅内だけの話に落とし込んでいます。
アレックス博士も後半だんだんとマッドサイエンティストのような感じになってしまい、
人命よりも科学者としての好奇心を最優先してしまうようになってしまいます。
人工知能であるプログラム、プロテウス4が実体化したイメージは立体パズルのような容姿で当時の時代背景を考えるとこういう解釈もありかな、
という感じですがラストに生まれるある生物は希望と不安な未来を同時に予測させるような、
なんとも言えない結末となっていますので見る人によって色々別れる部分かと思います。
人工知能の暴走という、今となってはありふれた内容ですが、
まだインターネットなどが普及していない時代に製作されていますので、原作ともども当時としては時代を先取りした内容だったと思われます。
今観返してみると、そういった時代背景も見れて、別な楽しみ方もできますので、SF好きの方でしたら、さらに楽しめる作品ではないでしょうか。
作品情報
1977年製作 アメリカ製作 SFサスペンス
監督 ドナルド・キャメル 原作 ディーン・R・クーンツ
出演 ジュリー・クリスティ、フリッツ・ウィーバー、ゲリット・グレアム
スタッフ・キャスト
出演は(ダーリング)でアカデミー賞主演女優賞に輝いた(ドクトルジバゴ)や(天国から来たチャンピオン)などでも知られるジュリー・クリスティ。
原作は(ウォッチャーズ)シリーズや(ハイダウェイ)などのSF・ホラーの分野で映像化作品の多数あるディーン・R・クーンツ。
その他の特徴的なSF設定作品
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