お薦め度 ★☆☆☆☆☆☆☆☆☆
格闘技映画で有名なB級ヒーロー、ロレンツォ・ラマスが無人島で、人間とそれほど変わらないサイズの恐竜と、なんとなく戦うユルめのコマンドアクション!!
作品紹介
日本劇場未公開
今回ご紹介するのは、B級アクションをメインに活躍するロレンツィオ・ラマス主演の恐竜映画です。
それでは、ますはあらすじから、
ネイビーシールズに所属するバケット(ロレンツォ・ラマス)は、CIA捜査官コール救出のため、テロリスト、アジールを追っていた。
追跡の果てにアジールが逃げ込んだのは危険な火山島だった。
アジールを追い、火山島に乗り込んだ隊員たちが目にしたものは、太古に滅んだはずの恐竜たちの姿だった!?
(コブラキラー)シリーズや(黒武者)シリーズなどで、B級アクションファンには有名なロレンツォ・ラマス主演の恐竜アクション作品です。
大きなジャンルで言うと恐竜映画という事になりますが、そこまで規模の大きいものではなく、人間より少し大きめのサイズがメインの恐竜たちと戦うコマンドアクション作品となっています。
ただ、本作は低予算のテレビムービーという事もあり、恐竜と人間が同じ画面に映るシーンが数秒ぐらいしかないので、
人間側の一人芝居的なシーンにちょっとした特撮シーンが挿入される、といったパターンの連続の作品となっています。
物語的にも、テロリストを追いかけた末に恐竜の棲む島に上陸したはずなのに、恐竜が登場するやいなや、テロリストの存在感が急激に希薄になり、
テロリストそっちのけで、ほとんどネイビーシールズと恐竜の戦いがメインとなっていき、最終的にキャラクターの一人が、
『もう、アジールなんてどうでもいい。』
と言ってしまう始末。
テロリストを追いかけながら恐竜と戦うから面白いはずなのに、そのメインの目的を物語半ばであっさり放棄してしまう、というある意味大胆な展開となっています。
テロリストと恐竜以外に物語上の起伏も特にないため、後は延々と恐竜との戦いがこじんまりと描かれます。
その徹底して起伏の無い、波風立てない、ないだ海のようなストーリー展開は、ネイビーシールズと恐竜のファーストコンタクトでも現れていて、
何気に訪れた島は恐竜が大量に生息する島だった、という普通心臓が止まるぐらいの衝撃の事実に、
まるで動じる事なく、あっさりと受け入れて、銃で応戦してしまうあたりは、
流石の歴戦の勇者、ロレンツォ・ラマス率いるネイビーシールズ精鋭部隊、といった感じでしょうか。
それにしては、その後あっさりと、一人ずつ確実に脱落していってしまいますが、、。
最終的には、順調に人数を減らしていって、いよいよ予想通りのヒーローとヒロインの二人だけになって、恐竜とチェイスの果てに真っ暗な中、
救出してくれる予定のヘリコプターとの待ち合わせ場所近くの海岸までまで、ついにたどり着きます。
これで一安心かと思われましたが、、
まさかの、主人公達に気づかずにヘリコプターが素通りする、という意外な展開。
素通りしたヘリコプターが結構遠くまで飛んでいってしまったその時、ロレンツォ・ラマスがおもむろに、発光弾のような物を打ち上げます。
で、それに気づいたパイロットが引き返してきて無事発見され、救出されて、めでたし、めでたし、となります。
その発光弾を何故、最初から使用しないのか?は永遠の謎ですが、できれば節約したかったのでしょうか、、。
本当に発見されなかったら、多分死んでますけど、、。
命がけの節約派、ロレンツォ・ラマス。
というか、良く考えたら、真っ暗な電気のない無人島で、夜間にここまで移動できる事自体がネイビーシールズの物凄さを物語っています。
というよりロレンツォ・ラマス自体が凄い、という事でしょうか。
ロレンツォ・ラマス、ちょっと口に出して言いたくなる名前ですね、、。ロレンツォ・ラマス。
という事で、終始脱力系のアクションではありますが、テレビムービー独特の気楽感は味わえ、意外に観やすい作品となっていますので、何か用事をしながらのご鑑賞などにいかがでしょうか。
そのユルさが、逆に安心感のある恐竜映画となっていますよ。
作品情報
2004年製作 アメリカ製作 モンスターアクション
監督 スタンリー・アイザックス
出演 ロレンツォ・ラマス、スティーヴン・バウアー、ヘンリー・デュモント、ピーター・ジェイソン
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