ディープ・ウォーター(FEAR BELOW)85分

投稿者: | 2025年11月18日

おすすめ度 ★★★★☆☆☆☆☆☆

第二次世界大戦後のオーストラリアを舞台に、濁った川底に沈んだマフィアの車に積まれた金塊を回収するため、破産寸前の潜水会社の3人組が、サメの脅威とマフィアの脅しに挟まれながら決死のダイブを慣行するサバイバルスリラー!!

作品紹介

日本劇場未公開

今回ご紹介する作品は、マフィアとサメの脅威に翻弄される、3人の潜水士のサバイバルスリラー作品です。

それでは、まずはあらすじから、、、、

1946年のオーストラリア。破産寸前の潜水会社を営むアーニーは、ある日、近くの大きな川に、誤って車を落下させてしまった強面の男性三人組の車の回収依頼を受けるが、

その現場に潜って作業を進めていると、突然巨大でどう猛なオオメジロザメに襲われる。

しかし、そんな状況の中、陸地に避難する潜水士たちに強面の三人組は銃を向け、荷物の回収を強要するのだった!!

監督は、(ジャッジメント 罪の代償)や(The Legend of Ben Hall)等のマシュー・ホームズで、色んな要素を融合したサスペンスを演出しています。

で、主人公となる女性潜水士クレア役で、(ラストクリーク)(詳しくはこちら)や、(トリプルX再起動)等の、

ハーマイオニー・コーフィールドが登場し、事件に遭遇していきます。

ハーマイオニー・コーフィールド

で、潜水会社経営者アーサー役で、(アップグレード)や(ゴーストライダー)等のアーサー・エンジェルが登場し、危機に対処していきます。

アーサー・エンジェル

で、主人公と同じくアーサーに雇われている潜水士ジミー役で、(High Ground)や、ドラマシリーズ(Barrumbi Kids)等の

ジェイコブ・ジュニア・ナイングルが登場し、緊迫感を盛り上げていきます。

ジェイコブ・ジュニア・ナイングル

で、主人公達に車の引き上げを依頼するマフィア役で、(ゾンビサステナブル)や(ブルーワールドオーダー)等の

ジェイク・ライアンが登場し、主人公達を追い詰めていきます。

ジェイク・ライアン

そんなスタッフ・キャストが製作した本作の物語は、第二次大戦後のオーストラリアで、潜水会社を営む飲んだくれ潜水士アーニー(アーニー・エンジェル)と、

その会社の雇われ潜水士であるクレア(ハーマイオニー・コーフィールド)、黒人潜水士、ジミー(ジェイコブ・ジュニア・ナイングル)の三人が今日も仕事の依頼の無さを嘆いていた所、

夜中に近所の大きな川に、運転操作を誤ってある荷物を積んだ車を転落させてしまったマフィアが、車の回収依頼にやって来ます。

勿論、自分達をマフィアだとは名乗りませんが、どうみても堅気には見えない雰囲気に、アーニーも依頼を躊躇しますが、

あまりに高額な報酬を提示されたために、速攻で依頼を引き受けます。

漂う胡散臭さに、クレアとジミーは反対しますが、背に腹は代えられない、と言う事で、装備を整えて現場へと向かいます。

で、現場の川は、かなり濁った川で、川底が見えないために車までの距離や、川底までの水深等も把握できないので、

まずは若手二人が、潜水服に身を包んで回収ミッションに挑みます。

しかし、川底を歩き始めてしばらく後、周りで何かが動く気配を感じたジミーは警戒しますが、調度車を発見した事もあり任務に集中します。

で、現場の状況を把握すると、車はそのままで、回収するのは荷物が入った数十個の木箱のみで良いという事なので、回収の準備を進めようとすると、、、、、、、、

、、、、闇の奥から、何か巨大な生物が登場し、クレアに襲い掛かります。

なんとか難を逃れたものの、とりあえず木箱回収どころの騒ぎではないので、ジミーは気絶したクレアを連れて川辺に帰還します。

で、陸地へと戻ったクレアは、潜水服に刺さった謎の生物の巨大な歯を見てはっきりと理解します。

この川には、サメがいる!!

そんな危険な川に、再び入れるはずもなく、強面たちに木箱の回収依頼の中止を伝えますが、そこでついにマフィアたちは本性を現し、アーニーたちに銃を向けます。

そして、追い詰められたアーニーたち三人の潜水士たちは、マフィアとサメの危険が迫る決死の回収任務に挑むことになる!!

、、、、、、、という流れが、大体の大筋となっています。

第二世界大戦後の1946年のオーストラリアを舞台にした、アドベンチャー要素のあるサメサバイバルスリラー作品です。

日本版のDVDジャケットからは、他のC級~Z級サメパニック作品と大して変わらないような印象を受けますが、

予想に反して本作では、サメはマフィアと同列の困難の一つの要因として登場する、物語展開がメインの内容となっています。

そのため、サメにかぶりつかれるシーンをメインとした作品のようなグロい描写等の犠牲者が出るシーンでの見せ場は少な目で、

サメ自体の登場シーンもそんなには多くありませんので、サメパニック祭りを期待している方にとっては、少し消化不良を感じるかもしれません。

ただ、サメパニック作品も、似たような内容の作品が粗製乱造される中、時代もの設定な上に、マフィアとサメの板挟みになる倒産しかけの潜水会社の潜水士チーム、

という変わった設定が、キャストのしっかりとした名演を伴って、なかなに緊迫感のあるスリラー作品となっています。

構図が絶妙

しかも、製作者の意向か、ロケ地の効果か、スリルを伴う内容ながらも、全編通してなんとなくのどかな雰囲気が漂い、

加えてグロさも薄めな事から、意外にゆったりと心地よく鑑賞できる作品となっています。

サメ映画なのにのどかな雰囲気を感じてしまっては、面白くないのでは?

と感じなくもありませんが、そこが本作の独特の味わいで、マフィアとサメが、主人公達にどのような災いをもたらしていくのか、を見守っているだけで意外と興味が持続していき、

そうなるんだろうな、というエンディングに到達するまで一気に鑑賞出来てしまいます。

個人的には、サメ映画は、どれも似たような内容の作品が多いので、ちょっと敬遠しがちなのですが、本作は、サメ映画の雰囲気も感じつつ、

悪党と駆け引きをしながらなんとか打開策を模索する(インディジョーンズ)シリーズのような

ちょっとしたアドベンチャー要素も感じる事ができるようになっています。

という事で、一風変わったサメ映画ではありますが、しっかりと楽しめる内容となっていますので、サメ映画好き、冒険映画好きの方等、ご鑑賞されてみてはいかがでしょうか。

作品情報

2025年製作 オーストラリア製作 サスペンスアクション

監督・脚本 マシュー・ホームズ

出演 ハーマイオニー・コーフィールド、ジェイク・ライアン、アーサー・エンジェル、ジェイコブ・ジュニア・ナイングル

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