レフト 恐怖物件(YOU SHOULD HAVE LEFT)93分

投稿者: | 2021年2月12日

お薦め度 ★★★☆☆☆☆☆☆☆

その家からは逃れられない!!ケヴィン・ベーコン主演、アマンダ・セイフライド共演による、ブラムハウス社製作の静かな家ものサスペンスホラー!!

作品紹介

日本劇場未公開

今回ご紹介するのは、多くの良質なB級作品を連発する、勢いのある製作会社ブラムハウスピクチャーズ製作作品です。

それでは、まずはあらすじから、

銀行家のテオ・コンロイ(ケビン・ベーコン)は裕福な資産家であり、人気女優でもある妻スザンナ(アマンダ・セイフライド)と娘を持つ恵まれた日常を送っていた。

しかし、ある事件がきっかけで、世間からは、冷ややかな目でみられるようになっていた。

前妻がテオの在宅中に睡眠薬を服用した状態で入浴し、溺死したのだった。

この不自然な死により、テオは「事故死に見せかけるために妻を殺害した」との疑いを懸けられるようになったのだった。

そんな過去の出来事から、テオ自身もまだ立ち直れていない中、夫妻は娘を連れて、ウェールズにある貸別荘に休暇を過ごしにやって来る。

しかし、その別荘での日々は、暗黒の過去を想起させる、想像を絶する恐怖が待っていた、、!?

自身の過去に暗黒時代のある主人公

有名原作をブラムハウスピクチャーズが製作したサスペンスホラー作品です。

ケビン・ベーコンが製作総指揮と主演も兼ねる入魂の作品となっています。

監督は(チャーリー・モルデカイ)や(シークレット・ウィンドウ)などでジョニー・デップと、本作以外に(エコーズ)でもケビン・ベーコンとコレボしているデヴィッド・コープ

エコーズ)も有名原作の映画化作品で、ジャンル的にもサスペンスホラー、という事で、その監督・主演コンビの第二弾といったところでしょうか。

共演にアマンダ・セイフライドと非常に豪華で、正直、魅力を発揮できるようなハマり役、とはなっていないような気がしますが、

役柄同様に売れっ子女優をキャスティングできてしまうあたりが、ブラムハウスピクチャーズの勢いを感じさせる作品となっています。

本作は、全米公開時にコロナの影響で映画館が閉鎖されていた時期と重なってしまい、残念ながら劇場公開無しの配信作品となってしまったようです。

それを受けて、日本でも豪華キャストながらも、劇場公開無しでのDVDスルーとなってしまいました。

家の異変に気付く、、。

そんな不遇な本作ですが、内容的にはどちらかというとゴーストハウスものに近い内容となっています。

過去に色々あった主人公が、勝手の分からない土地で生活する事で、精神的にどんどん追い込まれていき、

やがて、その屋敷の邪悪な存在に、自身の内面の闇を引き出される、といった流れになっています。

シークレットウィンドウ)や(フッテージ)など、精神的な闇とゴーストハウスもの、は相性が良いようで、

心の内面の闇に負い込まれていく過程を描く舞台として、外の世界と隔離された住居空間が、

その対比を描くのに最も効果的、ということではないでしょうか。

比較的大きめの住居でしたら、その部屋数の分だけ、影になる闇の部分も増える、という事になりますので。

という事で、その系列には秀作ホラー作品が多いですので、本作にも身の毛のよだつホラー作品を期待していたのですが、

ホラーというより、どちらかというとサスペンスドラマ要素の方が強めな、ちょっと大人し目のホラー、といった感じになっています。

攻めた内容の作品の多いブラムハウスピクチャーズ製作ですが、流石に原作のある作品で、

ビッグスターが二人も出演している有名監督作品で、いつものような「おっ!」と思えるような内容ではなかったのが、個人的には少し残念でした。

それでも、一流のスタッフ・キャストが揃って製作した、安定して楽しめるサスペンスホラー作品となっていますので、

そういった内容の作品がお好きな方など、ご鑑賞されてみてはいかがでしょうか。

それにしても、歳をとったとはいえ、ケビン・ベーコンアマンダ・セイフライド、並んでもそれほど年齢の差の違和感は感じないですね。

流石ハリウッドスター。

結構お似合いの夫婦

作品情報

2019年製作 アメリカ製作 サスペンスホラー

監督 デヴィッド・コープ 製作総指揮 ケヴィン・ベーコン 

原作 ダニエル・ケールマン

出演 ケヴィン・ベーコン、アマンダ・セイフライド、エイヴリー・エセックス

精神的にどんどん追い込まれる、、。

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