お薦め度 ★★★☆☆☆☆☆☆☆
(バーフバリ)のプラバース主演によるどんでん返しの連続で、誰が味方か分からなくなる超絶ボリウッドアクション!!
作品紹介
2020年3月27日公開
今回ご紹介するのは、(バーフバリ)の記録的大ヒットも記憶に新しいプラバース主演によるアクション作品です。
それでは、まずはあらすじから、
インドにある架空の犯罪都市ワージーに闇社会を牛耳るロイグループの会長が帰ってきた。
しかし、対抗組織に暗殺され、事態は混沌とし始める。
この事件の捜査にあたった覆面捜査官アショークは捜査班のリーダーとなり、ムンバイ市警のアリアタと協力しながら捜査を進める。
ロイグループの資産の鍵を握る【ブラックボックス】の存在を確認した捜査班は、組織に潜入捜査を開始するが、、。
(バーフバリ)シリーズでブレイクしたインド映画界のヒーロー、プラバースの主演最新作です。
今回は、現代劇のクライムアクションに挑戦しています。
インド映画としては破格の予算の超大作で、アクションもかなり派手で大規模なシーンの連続となっています。
アクションだけでなく、ボリウッド作品お馴染みのいきなりのダンスシーン(本作では物語のシーンとは関係ないシチュエーションのダンスシーンなのでPVみたいな感じです)や、ケレン味たっぷりなスローなどインド映画らしさ全開の作品となっています。
物語の本筋がクライムアクションですので、明るいストーリーではない(むしろかなり暗めのリベンジもの)のですが、
途中で挿入されるダンスシーンと後半で待ち受けている、セガールもびっくりなプラバースの無敵展開がありますので、
むしろファンタジー作品を鑑賞したような気持になる不思議な作品となっています。
個人的には、本作のプラバースのような、本人のアクションはもっさり系で、周りのスタントマンのリアクションが派手なセガールタイプのアクションよりも、
タイガー・シュロフのような本人自身が超絶体技を駆使したアクションが好みですので、
いまいち乗り切れなかったのですが、、。これは、好みの問題ですね。
あと、インド映画ほとんど全てに言える事ですが、本作の上映時間は154分とかなりの長尺です。
本作では完全に開き直って、上映開始1時間30分過ぎたころにやっと(サーホー)とタイトルがでたりします。
前半と後半で主人公の秘密が分かって、それ以降物語の流れが大きく変わるので、そこで区切る、というのは分かるのですが、
上映から1時間30分もたってから、タイトルが出てくると、
正直なところ『こ、、これから始まるのか、、。』
と、なんとなく見えてきたゴールをかなり先延ばしされたような気になって、どっと疲れてしまうのは、私だけでしょうか、、。
1時間30分て、通常の作品ですと、そろそろクライマックスに向かう時間帯ですので、そこから始まる、と考えると、、、。これも、好みの問題ですね、、。
で、タイトル登場後の後半の展開ですが、これが、どんでん返しの連続で、後半になればなるほど、誰が味方で、誰が敵かさえ、判別できなくなってきます。
さらに、似たような外見のキャストが裏切り合いをしますので、もう、何がなんだか分からない、といった感じです。
と思っている内にブラバースの出生の秘密が明かされて、今までの周りの登場人物の細々とした裏切り行為は、結構どうでも良くなるぐらいに物語がひっくり返ります。
それぐらいにとどめの、大どんでん返しとなっています。
という感じで、非常にややこしい物語展開の作品ではありますが、インド映画らしさには溢れた作品となっていますので、
(バーフバリ)を鑑賞してファンになった方や、インド映画好きの方など、ご鑑賞されてみてはいかがでしょうか。
因みに本作はインドでは、批評家からは酷評されながらも、興行面では大ヒットを記録したそうです。
作品情報
2019年製作 インド製作 アクション
監督・脚本・原案 スジート
出演 プラバース、シュラッダー・カプール
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