【中国映画】ギガ・シャーク(巨鲨之夺命鲨滩HUGE SHARK)68分

投稿者: | 2024年6月6日

おすすめ度 ★☆☆☆☆☆☆☆☆☆

68分という、あまりに短い上映時間に主演のジャオ・イーファンを魅力的に魅せるシーンをふんだんに挿入した、シンプルな(ロストバケーション)あやかりサメパニック!!

作品紹介

日本劇用未公開

今回ご紹介する作品は、傑作サメパニック(ロストバケーション)(詳しくはこちら)に真っ向からあやかったサメパニック作品です。

それでは、まずはあらすじから、

従妹イーランの誕生日パーティに招待された外科医のシェンは、イーランのボーイフレンドのティエンミンとウェンディーと共に船上クルーズに出かけたが、

その海域は、どう猛なサメが人々を襲う恐怖の海域となっていたのだった!?

監督は、(バトルワールド)(詳しくはこちら)等のホワン・ジャオシェンで、ハリウッド製大ヒットサメパニック作品に影響を受けまくったような世界観を演出しています。

主演の女医兼サーファー役は、(デンジャラスベイビーズ)(詳しくはこちら)や(中国女合伙人之创业邦)等の

ジャオ・イーファン(クロエ)で、可憐な魅力と行動力でサメと渡り合っていきます。

ジャオ・イーファン(クロエ)
ジャオ・イーファン(クロエ)

で、モテモテのヒーローかと思いきや、あっというまにイヤミキャラに変身する役柄で、シュー・トントン主演の(Missスパイ)(詳しくはこちら)や(紙画皮)等の

ホワン・タオが登場し、さっさと暴走していきます。

本作のホワン・タオ
ホアン・タオ

で、偽ヒーローのガールフレンド役で、ユー・ロングアン主演の(狙击手:逆战)や(绝密追击)等のホン・シュアンが登場し、サメと対峙していきます。

本作のホン・シュアン
ホン・シュアン

で、主人公の従妹役で、ドラマシリーズ(雪鹰领主)等のルアン・ミンユアンが登場し、偽ヒーローに想いを寄せていきます。

本作のルアン・ミンユアン
ルアン・ミンユアン

そんな、スタッフ・キャストが製作した本作の物語は、海にボートで繰り出しているあるカップルが、ギガサイズのシャークに襲われるシーンから始まります。

特に実験による突然変異や、地震によってできた海底の隙間から飛び出してきた、というような説明もなく、突然ギガはやってきます。

上映時間が短いので。

一方近くの浜辺では、主人公の女医兼サーファーのジャオ・イーファンが、従妹(ルアン・ミンユアン)の誕生パーティに招かれますが、

そのパーティの前に、浜辺で

ゆっくりと魅力的な準備運動をこなし、大好きなサーフィンを満喫する姿がたっぷり描かれます。

サメの出自は描かれないのに、、、。

サメとビキニは
セットみたいな、
ものですが、、、、
、、、、、、
、、、、、、
、、、、、、
、、、、、、
、、、、、、
、、、、、
、、、、、、
それにしても、、、、
長いっ!!

という冒頭数分で、本作が、ジャオ・イーファンありきの作品という事がはっきりと分かりますが、そこに従妹とそのボーイフレンド(ホアン・タオ)が現れます。

で、てっきり三人で豪華ヨットに乗ってクルージングに出かけると思っていたジャオルアンですが、ヨットから

ひょっこりと、ホアンの職場の上司(ホン・シュアン)が現れて、いきなりホアンとべったりし始めます。

という感じで、イヤーな雰囲気を醸し出しながら4人クルージングがスタートします。

で、洋上に出て早々に(本当に直ぐです)、ルアンのジェラシーが爆発します。

嫉妬にかられたルアンは、ホンをボートから海へ突き落してしまいます。

続いてホアンも助けに飛び込みますので、さらにルアンのジェラシーは炸裂し、今度は自分が飛び込んで、

ルアン『私だって落ちたわ!私とその人、どっちを助けるの!!

ルアン『私を助けなさいよっ!!』

、、、、、というような事を言ってしまうと、本作のようなジャンルの作品では、高らかに死亡フラグを立てる事になってしまうので、

台詞を言い終わった直後にギガにかぶりつかれてしまいます。

冒頭のプロローグも突然でしたが、本編でも前触れもなく、恐怖が迫り来る演出も何もなく、ギガは突然やってきます。

で、整った容姿で、後半まで活躍すると思われたルアンが、本編始まって早々に退場する事になり、急にサメパニック展開に突入する事になります。

流石に68分の作品なので、この生き残った3人とサメとの激闘以外には物語展開のしようもないので、あとは退場の仕方などで見せ場を作っていく、という流れしかないのですが、

本作予算の都合か、製作上のルールなのか、それとも中国映画界の規制のせいなのか、人がサメの犠牲になる展開はありますが、実際にかぶりつかれるシーン自体がほぼ存在せず、

人が恐怖する→サメがあんぐり口を開ける→画面が赤くなる→海面に赤い血が滲んでいる。

という描写のみで犠牲になるシーンを表現しているため、犠牲になっているのかどうかもパッと見て判断できない展開が頻繁に訪れます。

で、『ん?』と思っていると、周りの人々が、悲しそうなリアクションをしているので、そこでやっと犠牲になったと分かるパターンが多いため、

ある意味サメパニック作品の見せ場でもある、かぶりつきシーンが、なかなか盛り上がりません。

ぷかり

それぞれのかぶりつきシーンの前には、パニック状況の見せ場もあるはずですが、その状況のオチとも言えるかぶりつきが盛り上がらないために、

なんとなく危機を迎えて、なんとなく犠牲者が増えていく、という感じで、最終的(といっても割と早めですが)には、なんとなく(ロストバケーション)そのままの状況に行き当たります。

本家同様に主人公は医学知識がある美女でビキニ着用、知識を利用したサバイバルをこなし、ブイへと流れ着き、

不安定な場所で夜を明かし、身体に傷を負いながら、一発逆転の方法で、ギガに決死の戦いを挑む、という

中盤以降の展開は、ほぼそのまま(ロストバケーション)の縮小リメイクといっても良いぐらいに似たような内容となっています。

本家は、物語展開の面白さにプラスして、ブレイク・ライブリーの圧倒的な魅力が作品の見所となっていましたが、

本作のジャオ・イーファンもしっかりと魅力的で、そもそも冒頭のサメの登場よりも、たっぷりと時間をかけてイメージビデオのように描かれる登場の仕方や、

やたらとセクシーさを強調したようなバックショットの多投等、ジャオ・イーファンの魅力を最大限に引き出す事を狙った様な映像表現が満載となっています。

という事で、物語展開等は、既にお馴染みの物語、といった感じですが、サメよりもジャオ・イーファンの魅力は際立った作品となっていますので、

中国映画好きの方や、サメパニック好き、レディースアクション好きの方等、ご鑑賞されてみてはいかがでしょうか。

作品情報

2021年製作 中国製作 サメパニック

監督 ホアン・ジャオシェン

出演 ジャオ・イーファン、ホアン・タオ、ホン・シュアン、ルアン・ミンユアン

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