お薦め度 ★★★★★☆☆☆☆☆
アレックス・クロスシリーズ第二弾は娯楽度を強めた二転三転する物語が秀逸な良質サスペンス
作品紹介
2002年5月11日公開
今回ご紹介するのは、モーガン・フリーマンが(コレクター)に続き、アレックス・クロス役を演じているサスペンス作品です。
それでは、まずはあらすじから、
ベストセラー作家、犯罪心理学者、警察官という様々な肩書を持つアレックス・クロス(モーガン・フリーマン)はおとり捜査中に部下を死なせてしまうという失態をおかし失意の日々を送っていた。
そんなある日、ワシントンDCの富裕層の児童が誘拐され、なぜがアレックスに挑発する電話をかけてくる。
これを受けて捜査に参加するアレックスだったが、捜査の過程で犯人が死亡する。
しかし、この犯人の死に疑問を抱いたアレックスは独自の捜査を開始する、、。
アレックス・クロスシリーズ待望の第2弾ですが、原作である(多重人格殺人事件)はシリーズ第1弾のようで物語的には本作が最初のストーリーとなります。
映像化は前作同様モーガン・フリーマンの安定の演技が非常に役柄に合っていて楽しめました。
本作は前作に比べるとエンターテイメント性が寄り濃くでていてアクションサスペンス的な要素も加わり、
二転三転するストーリーと相まって終わりまで目が離せない状態でした。
今回も前回と同様にシークレットサービスの女性職員と共にバディものとしての流れをくんでいます。
この流れは後半の展開に重要に関わってくるので、ただただ同じ流れにしたというわけではなく、
上手く捻りの効いた要素として上手く展開していきます。
ただ、後半の展開は好き嫌いがはっきり分かれてしまう展開だと思われます。
原作通りなら仕方ないのですが、なんか後味悪い、と感じてしまう方もいるかもしれない幕切れとなっています。
あと、誘拐される子役が非常に達者で名演技を披露してくれていました。
物語上、非常に重要な役なのでこの名演技によってリアルな緊張感がプラスされていたのではないでしょうか。
前作の(コレクター)も秀作ですので、是非とも本作と合わせての鑑賞をお勧めします。
作品情報
2001年製作 サスペンス
監督 リー・タマホリ 原作 ジェームズ・パターソン
製作総指揮・出演 モーガン・フリーマン、モニカ・ポッター、ペネロープ・アンミラー、マイケル・ウィンコット、アントン・イェルチン
スタッフ・キャスト
監督は(007ダイ・アナザー・デイ)、(ネクスト)などのエンターテイメント系の作品をよく監督しているリー・タマホリ。
原作は映画化前作(コレクター)同様アレックスクロスシリーズのジェームズ・パターソンで本作は映画化シリーズの第2弾にあたる。
出演は前作同様アレックス・クロス役に製作総指揮も兼ねたモーガン・フリーマン。
共演に(パッチ・アダムス)、(コン・エアー)などのモニカ・ポッター、(エイリアン4)、(ネゴシエーター)などのマイケル・ウィンコットなどが出演している。
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