お薦め度 ★★☆☆☆☆☆☆☆☆
伝説のオークVSパークレンジャーの戦いをコメディ仕立てで描く低予算モンスターアクション!!
作品紹介
日本劇場未公開
今回ご紹介するのは、伝説のモンスター、オークが現代に蘇って暴れまわるモンスターアクション作品です。
それでは、まずはあらすじから、
北米にある国立公園のパークレンジャーであるキャル(マイケル・べーレンス)は、
新人レンジャーのホビーと巡回中に、同僚の遺体を発見する。
何か大きな生物に襲われたような傷跡に、民間伝説に詳しいホビーは、
これが、伝説のモンスター、オークによるものではないかと推測する。
その意見を取り合わないキャルだったが、次第に犠牲者は増え、とても人間とは思えないような事件現場を目の当たりにするのだった!?
ファンタジー作品などではお馴染みのオークが現代でモンスターとして暴れまわる作品です。
本作は、基本的にモンスターアクション作品ですので、オークは登場しますが、ファンタジー的な見せ場などはありません。
ですので、巨大動物や、巨大昆虫などと戦うようなアニマルパニック作品と同じような展開となっています。
物語前半はビッグフットと思いきや、実はオークだった、という表現の仕方なのですが、
正直どちらも、ほとんど想像上の生物なので、さほど違いがないような気がしますが、、どうなんでしょうか。
確かにビッグフットよりオークの方が、よりファンタジー色は強まるような気はしますが、、。
そういうファンタジー上の存在が、人間に管理されている自然公園に現れたら、、という部分に本作の見せどころがあります。
このオークですが、例によってB級作品の定番的表現として、中盤近くまでは、オーク目線のカットのみで、実際のオークの姿は映りません。
で、オークへの期待も高まってきた中盤以降、いよいよその真の姿が露わになりますが、
これが基本的に全身を甲冑で覆っていて、素顔がほとんど分かりません。
数シーンだけ素顔を晒すシーンはあるのですが、それもちょっとゴリラっぽいメイクを施しているだけの、ほぼ人間に近いメイクです。
しかも、仮面をすぐに被ってしまうので、結局モンスター感が全く伝わらずに、普通の甲冑の騎士と戦っているようにしか見えません。
しかも、後半になると、この甲冑騎士が何十人、何百人と一挙に増えて主人公チーム3人と戦う事になります。
いや、流石に多勢に無勢すぎる、、、。
それでも、結局やっつける事になるのですが、最終的には主人公達は何と戦っているのかも良く分からない感じでした、、。
やる気のない主人公が成長する物語がしっかり描かれていたり、お約束の戦うヒロインはタンクトップ姿でアーチェリーで応戦したり、頼りなげな新人が予想外に活躍して成長したり、
と、こういった作品のあるあるネタはしっかり入っているので、B級ながらもちゃんと楽しめる作品にはなっているのですが、
本作の売りであるはずのオーク、という珍しいモンスターと戦っている感覚が薄いのがちょっと残念ですね。
という事で、オークス、というタイトル自体にあまり過度な期待をしなければ、
十分に楽しめるB級モンスターアクションとなっていますので、機会がありましたらご鑑賞されてみてはいかがでしょうか。
上演時間も80分とタイトなので、サクッと気分転換には向いている作品ですよ。
作品情報
2011年製作 アメリカ製作 モンスターアクション
監督 アンドリュー・ブラック
出演 マイケル・ベーレンス、オースティン・エム・クレイグ、スタン・ファーガソン
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