お薦め度 ★★☆☆☆☆☆☆☆☆
豪華B級スター共演で描く戦争版エクスペンダブルズの超縮小版!!
作品情報
2015年製作 アメリカ製作 戦争アクション
監督 ライアン・リトル
出演 ルーク・ゴス、ドルフ・ラングレン。ミッキー・ローク、チャック・リデル
監督は(エアボーンソルジャーズ)などのB級アクション製作の多いライアン・リトル。
出演は(ブレイド2)、(72時間タイムリミット)などB級アクションの帝王ルーク・ゴス。
(ユニバーサルソルジャー)などすでに伝説ともいえるアクションスター、ドルフ・ラングレン。
そして端役ではあるが、(レスラー)で最ブレイク後のミッキー・ロークも出演している。
あらすじ
第二次世界大戦末期のヨーロッパ戦線で作戦中に上司の無謀な命令により多くの部下を失ってしまったアメリカ軍ウォシック中尉(ルーク・ゴス)。
失意の日々を送っていたが、新たな任務として極秘部隊ウォー・ピッグスを率いてナチスの占有地まで赴き秘密兵器を破壊せよ、と命令が下される。
任務に就いたウォシックは部隊員を再び訓練し、この困難な任務を遂行するための作戦を開始するのだった。
感想
これはB級スター夢の競演作品です。
しかも(エクスペンダブルズ)から2人も参加しています。
内容は本家には遠く及びませんが、いつものルーク・ゴスやドルフ・ラングレン主演作とは若干ですが製作費がかかっている作品となっていました。
しかし、中盤まで山奥で6人ぐらいの部隊員だけでボーイスカウトのように訓練するシーンなどが多く、それ以外の人がなかなか登場しません。
長い訓練が続いた後、上映開始50分たってやっと敵がでてきます。
この辺りからは、こじんまりとしているとはいえ、戦車なども登場してなかなかしっかりとしたB級アクションとなって盛り上がります。
本作を楽しめるかどうか、はこの後半まで我慢して鑑賞していられるか、が分かれ目となっています。
50分鑑賞できれば後はB級アクション好きの方でしたら割と楽しめると思います。
上映時間残り40分弱しかありませんが、、。
それにしてもルーク・ゴスをメインにしてドルフ・ラングレンをその補佐的な役どころに配置するのはなかなか意外な配役かと思います。
ドルフの出演シーンが極端に少ないなら分かるのですが、結構ルーク・ゴスと同じくらいの頻度で登場しますので、物語上は主役ではありませんがちゃんと主役並みの扱いですので、意外でした。
そういえばジャッキーチェンの(ベスト・キッド)も、ヴァンダムの(キックボクサーリジェネレーション)も、スタローンの(クリードチャンプを継ぐ男)も同じような役柄で登場していました。
ベテランアクションスターの定位置のような感じになっているようです。
ただ、もしルーク・ゴスとドルフ・ラングレンの役柄が入れ替わっていたらもっと、違った雰囲気の作品になっていたように思います。
そちらも観てみたかった、というかそちらの方が観たかったです。
やはり、全部隊員中で一番華奢な体格の猫背ルーク・ゴスが一番の上司で実際強い、という設定の違和感がずっと拭えなかったので、説得力のあるドルフに演じて欲しかったというのが正直なとろこです。
それとミッキーロークですが、恐らくだれかに頼まれたとかの出演ではないでしょうか。
物語上あまり必要性を感じないような役で他の出演者と共演しているシーンもほとんどありません。
見かけも、ちょっと顔が特殊効果並みにゴツい感じになってきていて心配になります。
という事で本作は戦争ものですが重苦しい物語ではありませんのでB級アクション好きの方でしたら楽しめる作品となっています。