お薦め度 ★★★★★★☆☆☆☆
CGのない時代、特殊効果の名手によるアカデミー賞受賞の驚愕の変身シーンは今現在見ても新鮮!
作品紹介
1982年5月29日公開
今回ご紹介するのは、ジョン・ランディス監督の伝説的なホラー作品です。
それでは、まずはあらすじから、
イギリスに旅行にでかけたアメリカ人大学生ディヴィッド(デヴィッド・ノートン)とジャック(グリフィン・ダン)は田舎町の荒野で謎の大きな獣に襲われる。
このときジャックは命を落としていまい、ディヴィッドは寸前で命を救われる。
その後デヴィッドは入院した先の病院で献身的な介護を受けるが、その日から死んだはずのジャックの幻が枕元に現れるようになり、満月の夜に狼に変身してしまい他人を襲うことになる、とデイヴィッドに告げる。
その日以来、満月の日が近づくにつれ脳裏に不吉なイメージがよぎり始める。
果たして満月の日にデイヴィッドはいったいどうなってしまうのか!?
当時話題が集中したリック・ベイカーによる狼男への変身シーンですが、今現在鑑賞しても迫力のあるシーンでした。
流石に作り物とは分かりますが、昨今のCGを使った撮影ではなく完全な特殊効果ですのでなんとも言えない味と迫力がありました。
正直それ以外のストーリーとかキャラクターの設定など優れているとは言いにくいですが、
この時代にこのシーンを完成できていることだけでもやはり凄い事だと思います。
それに加えて狼の犠牲になった親友が亡くなったときのままの姿で幻的に登場したり、
またその幻が登場するたびに腐敗が進んでいたり、とブラックなユーモアも入れながら駆け足で変身シーンに突入しますので、
上映時間97分が少し短く感じてしまうぐらいでした。
唐突に終わるラストや実際狼に完全に変身してしまった後の姿がほとんど映らないので犠牲者が殺害されるシーンがほとんど画面に映らない、
など気になるところもありますが、予算と戦いながらの厳しい撮影だったのではないでしょうか。
しかし、この作品においてはアカデミー賞も受賞している変身シーンなどの特殊効果の撮影が堪能できるようでしたら、十分楽しんで鑑賞できる作品だと思います。
ですので特殊効果などを前面に押し出した作品などがお好きな方にはお勧めです。
作品情報
1981年 ホラー
監督・脚本 ジョン・ランディス 特殊効果 リック・ベイカー
出演 デヴィット・ノートン、ジェニー・アガター、グリフィン・ダン
スタッフ・キャスト
監督は(大逆転)、(ブルース・ブラザース)などのジョン・ランディス。
出演は(アフター・アワーズ)などのグリフィン・ダン。
特殊効果は(ハリーとヘンダスン一家)、(グリンチ)などの巨匠リック・ベイカーで本作でアカデミー賞のメイクアップ賞を受賞している他何度も同賞を受賞しています。
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