未DVD化のレア作品 【ホラー編 其の十五】

投稿者: | 2025年1月27日

皆さんこんにちは、まぁくです。いかがお過ごしでしょうか。まだまだ寒い日が続きますね。

さて、先日2025年1月25日に、デビッド・リンチ監督が亡くなりました。

デビッド・リンチ

配信専用作品を準備中だったという事で、まだまだ新しい分野へ向けて精力的に創作活動中だったようで、

あのリンチ監督にしか表現できない独特なリンチワールドの新しい展開に、もう触れられないと思うと寂しいですね、、、。

リンチ監督作品は、他の監督では絶対に表現できないような作品ばかりで、リンチ監督以外には理解できないけれども、なんとなく、注意深く観れば理解できそうな、、、

、、、でも、やっぱり理解できない、という言葉で形容しにくい絶妙に奇妙な世界観が、そのまま作品の魅力と言っても良いぐらいに唯一無二の作品(特にブルーベルベット以降)ばかりでした。

個人的には、リンチ作品と言えば、出世作(エレファントマン)や、色々言われる(砂の惑星)、ナオミ・ワッツの存在感が凄い(マルホランドドライブ)、

もう、観ている途中で理解する事を諦めて、ただただリンチワールドに浸るしかなくなる(インランドエンパイア)等、

色んな魅力的な作品が存在しますが、個人的には、やはりVHSリリース時に完全にがっぽりとハマってしまったテレビシリーズ(ツインピークス)が今も深く胸に残っています。

あの、何とも言えない優しさと気だるさ、怪しさと狂気に満ちた魅力的な世界観が、一度観始めると止まらなくなり、

今もはっきりと覚えていますが、既に他の方がレンタル中だった第6巻をレンタルするために、レンタル店に一日に11回出向いた、

という、今考えると考えられないような熱意で、鑑賞していました。

そこまで続きが気になるドラマを観た事がなかったので、その後、DVDが発売されてからも何度も観返し、

あの犯人が判明する回の、凄まじい緊迫感を何回も味わったのを覚えています。

それだけで留まらず、サウンドトラックCDや、ツインピークスのガイドブック(を模した紹介本)、主人公のクーパー捜査官がテープに吹き込んでいる声や、

事件の被害者となった女子高生の秘密の日記を書籍化した文庫本等、グッズを沢山購入し、最終的にはTシャツまで買ってしまう、というハマりぶりでした。

その後監督作品が少なくなってしまった事もあり、25年後の世界を描いた(ツインピークス リミテッド イベントシリーズ)は未鑑賞のままでしたので、

また近いうちに、最初から見直して新作まで鑑賞したいと思います。

因みに、今現在、配信等で楽しめる(ツインピークス)は、1話からすんなり楽しめますが、VHSの時代は、別会社でリリースしていたパイロット版(序章)が存在し、

最初の一時間ほどを鑑賞してから、その続きを別会社リリースのテレビシリーズ本編で観進める、というアクロバティックな鑑賞をしないと順番に楽しめない、

という、非常に手間のかかる仕様となっていました。

レンタル店勤務の時に、そういう説明をレンタルされた方に繰り返した事を覚えています。

しかも、パイロット版の方でも、独自の物語が進んで、そちらも一応2時間で強引に完結していますので、非常に問い合わせが多かったシリーズでした。

今思えば、(24)や(LOST)等、続きが気になる米ドラマジリースの先駆けのようなシリーズだったのではないでしょうか。

リンチ監督の、人の興味を惹きつける独特の(ちょっとへンテコな)世界観と、可憐な少女を殺害した残酷な犯人を追うというミステリアスなストーリー、

そして美しい田舎町自体を魅力的に描いた映像描写等、色んな魅力が重なって初めて出来上がる、奇蹟のようなシリーズですので、

まだ、ご鑑賞されていない方は、是非ともご鑑賞をお勧めします。

という事で、(ツインピークス)は、DVDや配信の時代を迎えても、しっかりと波に乗って、見易い状況になっていますが、

世の中には、デジタル化の波に乗り遅れて、未だにDVDもリリースされていない作品が沢山存在する、

という事で、今回の【未DVD化のレア作品】 は、【ホラー編 其の十五】という事で、いつの時代も人気のジャンルの作品を少しご紹介させて頂きます。

それでは、まずは、アカデミー賞俳優主演のヴァンパイアホラーコメディから、、、。

みんなドラキュラ (MAMA DRACULA) 人工血液の研究をしている科学者のもとに、ドラキュラ伯爵夫人から世界血液会議の招待状が届いた。生きる糧としていた処女たちの生き血が、現代社会では手に入りにくくなったために、科学者に人工的に処女の血を創り出す研究させようというのだった。さらにドラキュラ夫人は、人間達に吸血鬼の実情を知ってもらおうと盛大なファッションショーを開始する、という、珍しい女性ヴァンパイアを主人公としたアカデミー賞女優、ルイーズ・フレッチャー出演のホラーコメディ。

デスマスク (DEATH MASK) 静かな田舎町に棲むドリンドル家の長老である祖父は、悪魔崇拝者で、長男トミーを邪教の跡継ぎにしようと儀式の準備を進めるが、ついに、ハロウィンの夜、トミーのガールフレンドが惨殺されたことで、儀式は始まり次々と犠牲者が増えていくスラッシャーホラー。主演は、(ゴーストハウス)等のグレッグ・スコット。

マニアックナース ゲシュタポ看護婦寮 (MANIAC NURSE) (悪魔の毒々モンスター)等のロイド・カウフマン&マイケル・ハーツ率いるトロマ社で製作された、暴走マニアック看護婦長イルザの残酷な日々を描いたホラーコメディ。因みに、本作出演者の他の出演作を調べてみたら、ほとんどの出演者が本作しか出演していないようなので、恐らくプロの俳優ではなく身内で撮影した作品だと思われます。流石のトロマクオリティ、、、。

どきどきバンパイアガールズ (VAMPIRE KNIGHTS) 吸血鬼をこの世から抹殺するために組織された【ヴァンパイアナイツ】だが、今やメンバーはケン一人だけとなっていた。そんな中、トランシルバニアから、邪魔な【ヴァンパイアナイツ】を抹殺しようと三人の美女ヴァンパイアがやってくる。迎え撃つケンだったが、友人達は速攻でヴァンパイアたちの色気に負けてしまい、ケン自身も吸血鬼のエリッサと恋に落ちてしまう、というホラーコメディ。

ザ・インプ(THE IMP) モテない男子三人組は、女子だけの社交クラブの入会式を覗き見ようとして見つかり捕まってしまう。その罰として公園のボーリング場にあるトロフィーを盗み出すように言われるが、その中には邪悪な小鬼が潜んでいて、若者達に襲い掛かる、B級娯楽作品を製作し続けたエンパイアピクチャーズ製作のホラー作品。

という感じになっております。

今回は、ホラーコメディぽい作品をご紹介させていただきましたが、やはりトロマ社作品や、エンパイアピクチャーズ作品など、特撮要素が加わる作品は、

作品自体の完成度にプラスした魅力が加わりますので、今の時代でも興味が惹かれますね。

低予算ながらも、いかにして見せ場を盛り上げようとしているのか、その度合いがVHSの時代だとはっきりと見えますので、非常に面白いです。

トロマ社製作の(悪魔の毒々モンスター)のリメイクもあるようですので、こういった過去の作品群にも、またスポットが当たって欲しいですね。

という事で、今回のエンディングテーマは、、、、

         FEEL SO BAD / Ready or not

🔶ちょこっと思い出🔶恐らく一番有名な曲は(地獄先生ぬ~べ~)の主題歌だと思いますが、個人的にはこちらの方が好みでした。

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