皆さん、こんにちは、まぁくです。
急に寒くなってきましたが、先日映画館に(事故物件)を鑑賞しに行ってきました。
結構ロングラン公開で上映館数も多く、ヒットしているようですね。
内容的にはJホラーの部類に入りますが、割と信憑性のある実話メインの物語ですので、結構怖めのエピソードが多数でてきました。
中でも、スマホで写真を写すときに、対象としている人物にピントを自動で合わせるための四角い枠が出てきますが、それが絶対人が居ない空間に何度もピントを合わせようとするという、
ゾクッとするような、実際あれば怖い、リアルなエピソードが多数あり、なかなの恐怖感でした。
と、中盤までは、暗い所に行きたくなくなる、背筋の凍るJホラー的な展開だったのですが、後半になって急展開します。
悪霊的な存在と戦う事になるのですが、この辺から急に180度ファンタジー作品へと様変わりします。
個人的には、(霊幻道士)やサモ・ハンキンポー主演の(妖術秘伝鬼打鬼)などを思い起こさせるようなファンタジック妖術合戦、といった感じでした。
嫌いではないですが、それまでのゾクッとするようなJホラー的な流れとはまるで違う流れですので、作品全体としては好き嫌いが分かれる人が多いと思います。
なんにせよエンターテイメントを強く意識した展開なのかと思われます。
ちょっと変わったJホラーを鑑賞したい、といった方は映画館まで鑑賞しに行かれてはいかがでしょうか。
さて、今回の未DVD化のレア作品のご紹介、カンフー映画編の2回目ですが、前回と同様に10本選出しました。
その中でも最初に挙げている5本は、徳間コミュニケーションズよりVHSが徳間スーパービデオシリーズとしてリリースされていたビデオで、なんと、すべて日本語字幕なしでのリリースとなっています。
まだ、当時VHS自体がそんなに普及されておらず、ビデオレンタル店もそれほど多くなかった時代。
VHSもまだベータと覇権を争っていた時代に、洋画の映画作品を字幕を付けて販売する、
という事自体が今よりもずっと稀であった時代に、何故かひょっこり未公開のカンフー映画作品を字幕なしで、
しかも5本もリリースする、というVHS黎明期だからこそ実現した誰も知らない(知らなくても良い)ちょっとした奇蹟です。
今となっては、勿論全てレア作品ですので、どこかで見かけた方は後の世に残すためにも確保しておいた方が良いと思います。
でも、勿論、字幕がないので、細かい物語は良く分かりませんが、カンフー映画ですので、そこはフィーリングで内容はだいたい理解できると思います。
字幕なければ、輸入版と中身変わらないような気もしますが、、、。
というわけで、字幕なしのVHSで、偽ブルース・リーとして売り出した事もあるホー・チョンドー主演作品から、
〇酔殺拳スーパー・フィスト (BLIND FIST OF BLUCE) テレビ放映題 風拳鬼手への道 必殺のカンフー無頼 1979年製作
偽ブルース・リーとして売り出していたホーチョン・ドー主演のブルース・リーとは無関係の純粋な時代劇カンフー作品。盲目の師匠役で当時ジャッキーの(ドランクモンキー酔拳)で人気だったユアン・シャオティエンが出演しています。昔はテレビの再放送で結構リピートされていました。勿論日本語で。VHSは字幕なしの英語吹替、、。
〇カンフー十八羅漢陣 (18 SHAOLIN DISCIPLES) テレビ放映題 少林寺羅漢拳 1975年製作
(少林寺必殺舞扇拳)でも主演しているイケメン、リー・フォアマン主演の少林寺もの。共演は(少林寺への道)シリーズやハリウッド作(ゴーストハンターズ)などのカーター・ワン、ジャッキーの(成龍拳)などの美人の怖いお姉さんシー・フォン、チャン・イーなどが出演しています。こちらもテレビ放映済みですが、もう再放送とかはないですよね、、。
〇真説モンキーカンフー (MONKEY KUNG=FU)1979年製作
ジャッキーの(スネーキーモンキー蛇拳)(ドランクモンキー酔拳)の大ヒットにより雨後の筍のように量産されたコメディカンフー作品の中の1本。チャン・イーや、チン・シン、コウ・ホンなんかが出ています。ひ弱な青年が猿拳習って強くなる映画です。
〇少林寺必殺舞扇拳 (PRODIGAL BOXER 2) 1977年製作
劇場公開作(武道大連合 復讐のドラゴン)と同じスタッフ・キャストによる続編的作品。主演のリー・フォアマンと倉田保昭の前回から続くバトルが見もの。その他にもチャン・イーや、タン・トウリャンなんかも出てます。フォアマン演じる方世玉は後にジェット・リーも(格闘飛龍レジェンド・オブ・フラッシュファイター)シリーズで演じる事になる有名なキャラクター。
〇酔鶴拳マスター (THE STORY OF DRUNKEN MASTER) 1978年製作
まさかの(酔鶴拳マスター)と(女カンフー魔柳拳)は違うタイトルなのに同作品。VHSのジャケットにはなんの断り書きもありません。という事で、字幕のある魔柳拳の方で鑑賞すれば話が分かります。ジャッキーの(ドランクモンキー酔拳)の師匠役、ユアン・シャオ・ティエンが同じような師匠役で出演しています。
〇ビリー・チョン カンフー風林火山 (A FIST FULL OF TALONS) 1982年製作
ジャッキー・チェン的なイメージでさらにジャニーズ的なハンサム、しかも技のキレも良い将来有望なスター誕生といった感じでしたが、主演作は数本あり、(ドラゴンカンフー水晶拳)などの傑作カンフー作品や、後に(魔界天書)や(カンフーゾンビ)というカンフーホラーを数本残しているものの、フェイドアウト、、、。スター性はバツグンだったのですが、、。
〇ビリー・チョンカンフーエグゼキューショナー (KUNG FU EXECUTIONER) 1984年製作
ビリー・チョン主演の現代劇カンフーアクション。本作では黒人カンフーファイター、カール・スコットとの激闘が見どころとなっています。ジャッキーやジェットリーなどと同様に、時代劇カンフー作品で有名になった俳優の現代劇へのシフトも順調だったのですが、、。
〇逆襲!!少林寺必殺拳 (SHAOLIN KUNG FU) 1983年製作
(少林寺への道)シリーズで有名な台湾製カンフー映画の巨匠、ジョセフ・クオ監督作品。ジェット・リーの(少林寺)のように政府の追ってVS少林寺僧という物語展開。(真説少林寺)などのカンフースター、ソン・コクミン出演作品。
〇疾風!!少林寺十三拳士 (13 POLES FROM SHAOLIN) 1983年製作
ほぼ(逆襲!!少林寺必殺拳)と同じ製作者で製作されたと思われる作品。でも、肝心の監督は替わっています、、本作も実際はおそらく台湾製作で、台湾製カンフースターが多く出演している作品。日本でのVHSリリースも同時期発売。
〇侠女十三妹 カンフー艶舞(SUPER LADY) 1986年製作
日本と中国の合作で、香港で撮影機材製造会社を経営する日本の企業が開発した特殊なレンズを使用した3D作品として製作された。監督は日本側からは村川透監督、中国側からは楊啓天監督が担当。出演者は全て中国側から出演。日本でも劇場公開され、VHSもリリースされたが、日本語吹き替え版のみ。残念。勿論VHS映像は飛び出しません。
というような感じで、字幕なしの今となっては、ありえないVHSが5本もリリースされていましたが、
そのVHSのジャケットアートは、結構味のあるカッコ良いデザインとなっています。
正直、内容がジャケットに負けている作品がほとんどで、情報の少なさ(字幕なしも含めて)が、
この面白そうなジャケット一発で全部ごまかせているところが、当時の時代の雰囲気を匂わせていて、見ていて面白いですね。
そういったところで、本日もお立ち寄りいただき、ありがとうございました。
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