皆さん、こんにちは、まぁくです。連日の大雨で大変な日々ですが、いかがお過ごしでしょうか。雨ばかりだと、良い事はあまりありませんが、気温が低いのだけは、ちょっと嬉しいですね。この時期に冷房無しで暮らせる事なんて、めったにありませんので。
さて、先日映画館で公開されていた時に鑑賞しようか迷っていた邦画をDVDで、やっと鑑賞しました。
(罪の声)です。
土井裕泰監督、小栗旬、星野源主演の実話を基にしたミステリーです。
当時の事は、なんとなくしか覚えていないので、その後のメディアなどで得た情報の方が多いですが、色々と世間を騒がせた割に、
結局身代金なども手に出来なかった未解決事件、という事と、その事件をきっかけに、お菓子がビニールで包装して販売されるようになった、
ぐらいしか知識がありませんでした。
そんな状態での鑑賞でしたので、作品を楽しめるのか半信半疑、という感じでしたが、結果的には、最初から最後まで、とても興味深く鑑賞出来ました。
どこまでが事実なのかは、分かりませんが、仮説だとしても、なかなか説得力のある物語になっていました。
しかも、伝説の大スターが、要所で登場しますので、古くからの映画ファンも感涙の作品世界となっていました。
やはり、場数を踏んだ経験豊富なレジェンドの演技は、説得力がありますね。
お薦めの作品ですので、機会がありましたらご鑑賞ください。
さて、昭和の大事件の再現は(罪の声)によって実現しましたが、世の中には、ビデオバブル期には大人気だったものの、
その後のDVD化の流れに乗れずに、忘れ去られようとしている作品が沢山あります。
という事で、(未DVD化のレア作品)、今回は(ホラー編 其の参)という事で、また濃いめの作品を少しご紹介させていただきます。
それでは、強烈なホラーキャラクターが登場する作品から、、
〇ファニーマン戦慄のジョーカー (FUNNYMAN) ジェイソンやフレディのような強烈なホラーキャラクターを主人公にしたイギリス製作のホラーコメディ。出演はまさかのレジェンド、クリストファー・リー。VHSジャケットの本作の宣伝文句には、特殊メイク装着連続28時間の世界記録達成、撮影中の自動車事故7回、ドラッグで幻覚を起こしたスタッフ2人、と凄いのかどうか良くわからない上に、作品の凄さとは関係のない情報まで入れ込んでアピールされた作品。時代ですね。
〇カサンドラ (CASSANDRA) 劇場公開作品。毎夜悪夢に悩まされている少女の夢が正夢となって、現実の殺人に結び付いていく、という予知夢を扱ったオーストラリア製作のファンタジックホラー。88年度のアヴォリアッツ国際映画祭や、ブリュッセル国際映画祭で、絶賛された作品です。監督は一応、当時ジョージ・ミラー監督や、ラッセル・マルケイ監督などと共にオーストラリア映画界で期待されていたコリン・エッグレストン監督ですが、その後有名になった形跡はないですね、、。
〇サイコボックス (STRANGE ENCOUNTERS) 西ドイツ製作による、(トワイライトゾーン)のような全4話からなるオムニバスホラーファンタジー作品。SF、ホラー、スプラッターとジャンル系の様々な物語が中心で、ハリウッド作品で観たことのあるような、いただき系のストーリーが多めの作品です。
〇ダニエル地獄のバースデー (THE BOY FROM HELL) 悪魔に魂を売った男が、永遠の命と邪悪な魔力を自分のものにするために、息子のダニエルの体を狙う、という実はダニエルは被害者、という邦題で(オーメン2ダミアン)にあやかったオカルトサスペンス作品。
〇シンシア悪夢の惨劇 (BAD DREAMS)劇場公開作品。カルト教団の教祖の先導で、集団自殺を図る信者たち。からくも生き残ったシンシアに、悪霊となった教祖ハリスが死の世界へと誘う、という心霊スプラッター作品。主演は(エルム街の悪夢3)にも出演し、その後B級作品で活躍する事になるジェニファー・ルービンと、(死霊のしたたり)シリーズのブルース・アボットというホラー寄りのキャスト。しかも(ターミネーター)、(ダイハード)などの大物プロデューサー、ゲイル・アンハード製作作品。
〇スティーブン・キング死の収穫 (CHILDREN OF THE CORN 2 FINAL SACRIFICE) スティーブン・キング原作の【トウモロコシ畑の子供たち】の映画化作品(チルドレン・オブ・ザ・コーン)の続編で、原作は無く、映画オリジナル作品。その後シリーズは8作目まで続く、という長寿シリーズに。でも、何度も仕切り直している物語なので、基本的にリメイクを何度も繰り返しているようなシリーズです。
〇ダークマン2 (DARKMAN2 THE RETURN OF DURANT) サム・ライミ自身が製作総指揮を務めたテレビ映画。でも、ちゃんと映画の物語の続編になっていて、リーアム・ニーソンは出演していませんが、宿敵を演じていたラリー・ドレイクが続投し、新たに(ハムナプトラ)のイムホテップ役で有名なアーノルド・ボスルーが代わりに主演しています。
↓その後まさかのブルーレイ化!!↓
〇ダークマン3 (DARKMAN3 DIE DARKMAN DIE) 2に続いて製作されたテレビ映画。今回もサム・ライミ製作総指揮で、主演のアーノルド・ボスルーも続投で、敵役に(バーチャルウォーズ)で有名なジェフ・フェイヒーが新登場。ついに、完璧な人工皮膚を完成させた主人公ペイトンが、悪の組織に奪われた研究データを巡って争奪戦を繰り広げる完結編。
↓その後まさかのブルーレイ化!!↓
〇ゲート2 デモンボーイズ (GATE2) 劇場公開作品。コマ撮り撮影の特撮が好評だった1作目の2年後に製作された続編。スタッフ・キャストも前作通りながらも主役だったスティーヴン・ドーフがスターになってしまったので、前作の脇役が主演になる、という続編シリーズのお約束展開。今回もジュブナイル系のホラーながらも登場人物が成長しているので、ティーンロマンスなども絡めた物語に。監督も前作同様にティボー・タカクスが担当。
〇パガニーニホラー 呪いの旋律 (PAGANINI HORROR) バイオリニストのパガニーニの名曲とメタルバンドの融合=悪魔召喚、というなかなかの発想のイタリア製ホラー。透明バリアトラップなど、独特の個性的な死に方を、どう考えてもケチャップにしか見えない独特の特殊効果で描いたハリウッド作品とは一味違った作品。(ハロウィン)のルーミス博士役で有名なドナルド・プレザンスも出演しています。
というような感じになっています。
今回も濃い目の作品ばかりですが、どうもVHSのジャケットを眺めていると、DVD主流の時代と違って、どの作品も内容はさておき、濃い目のデザインが目立ちます。
これは、勿論時代性もあるかと思いますが、当時のVHSパッケージソフトには、安価のセル用という存在自体がありませんでしたので、
商品が存在する場所は、レンタルビデオ店がほとんどという事で、陳列されている棚から、その商品を選び出して、手に取って興味を持ってもらう、
という事を一番の目的としていたために、とにかくデザイン性よりも、目立つ色合いのジャケットを優先して作成していった結果、そういった濃い目のジャケットが主流になっていったと思われます。
そこから時代が変わって、DVDが主流になり、レンタル店と同じようにセル店でも多くの商品が販売されるようになってからは、
借りるだけではなく、所有する事になりますので、デザイン的にも、購入して所有しておきたくなるような、デザインへと変わっていったのだと思われます。
今の時代でもそういう流れは残っていて、レンタル用とセル用のジャケットが違う作品が結構存在したりします。
レンタル店用は寄り内容が直接的に伝わるデザイン(+何%か盛ってますが)を、
セル店用は、寄り、カッコ良くて、クールな感じのデザイン(+限定パッケージや特典などの付加価値を加えて)で販売される事が多いです。
ただ、最近はセル用商品が売れないのか、レンタルと配信のみの作品が増えてしまって、セル用が販売されない、というパターンも増えてきましたので、
配信も便利ですが、なんとかセル用も販売継続していって欲しい所ですね。
という事で、本日もお立ち寄り頂き、ありがとうございました。
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