皆さん、こんにちは、まぁくです。今年の夏は、災害級の大雨が降り続いて大変ですが、気温が比較的低い事だけが救いですね。
今の時期に、冷房無しで過ごせる事なんてほとんどありませんので、その点だけはありがたいです。
とにかく、夏が苦手なもので、、。
さて、先日以前から気になっていたドキュメンタリー作品を鑑賞しました。
(アタリ ゲームオーバー)です。
1980年代、アメリカで空前のテレビゲームブームを作った伝説のメーカー、アタリ社の全盛期を振り返りながら、1982年のクリスマス商戦の目玉商品として、
スピルバーグ監督の(E.T.)のゲーム化商品を、かなり強引な開発期間と販売計画で、不良在庫を大量に抱えてしまう事となり、
その結果、一挙に会社倒産へと傾いてしまった、通称【アタリショック】の過程を、
(E.T.)を実際に製作した開発者と、当時の関係者などへのインタビューを交えながら詳細に伝える良質なドキュメンタリーとなっています。
それと、このドキュメンタリーの大きな目的の一つに、当時返品の山で、余り過ぎた不良在庫を処分する事も出来ずに、
大量に産廃業者の埋め立て地に廃棄された、という都市伝説の真実を明らかにする、という目的があり、作品の後半でその事実が明らかになります。
実際に(E.T.)が埋められているかもしれない、という場所も特定され、多数のショベルカーなども使用して大々的に発掘作業が行われた模様は、
広くメディアでも報道されていたようで、全米から多くのゲームファンが集まって、その噂が真実かどうか、その行方を見守っていました。
たかがゲームと言ってしまえばそうですが、それでも発掘作業中に、1982年代にしか存在しなかった廃棄物が多数見つかっていく過程は、
意外にワクワク感があり、本物の考古学者も登場して、貴重な物は博物館などにしっかり寄贈されたようです。
と言う感じで、1時間ほどの短いドキュメンタリーではありますが、ゲーム好きの方などは、十分興味深い内容となっていますので、
機会がありましたらご鑑賞ください。
さて、アタリの伝説のクソゲー(E.T.)は、その話題性から、多くの人に記憶される事になりましたが、
世の中には、バブル期に溢れかえりながらも、その後の時代の波に乗れずに忘れ去られようとしているVHSのみで発売された映画作品が多数あります。
という事で、【未DVD化のレア作品】、今回は【コメディ編 其の弐】という事で、特に馴染みの薄い作品を少しご紹介したいと思います。
それでは、まずはあの超有名作品の続編ながらも、ひっそりとリリースされた作品から、、
〇アダムスファミリーさん 再集結 (ADDAMS FAMILY REUNION) 人気シリーズの第3弾で、キャストは総入れ替えの仕切り直し作品。まだ見ぬ親戚たちにのパーティに招待されたアダムス一家が巻き起こす騒動を描いたファミリー向けのテレビムービー。主演はダリル・ハンナとティム・カリーという豪華さ。
〇ゲストハウス協奏曲 (GUEST HOUSE PARADISO) イギリスのテレビコメディの人気コンビ、リック・メイヨールとエイドリアン・エドモンドソンによる劇場映画新進出作。監督・脚本も主演コンビが務め、共演にはヴァンサン・カッセルとサイモン・ペッグという豪華メンバー。原子力発電所の隣、という危ない立地にあるホテルを舞台に、おとぼけコンビが巻き起こす大騒動。
〇ベイビーアカデミー (THREE CRAZY JERKS) (ポリスアカデミー)シリーズの人気者、マイケル・ウィンスローが、得意の(人間効果音)を連発する爆笑コメディ。職を失った3人のダメ男が、町で出会った一人の美女と一夜を共にし、妊娠が明らかになるが、誰の子供か分からない、というきわどい笑いのドタバタ物語。
〇カブキマン (sgt.KABUKIMAN N.Y.P.D) (悪魔の毒々モンスター)シリーズのトロマ社製作のアクションコメディ作品。ナムコが製作に参加し、ファミリー向け作品を目指しながらも監督との間に意見の相違があり、結果、いつものエログロ作品になったというトロマらしい作品。歌舞伎の力を得た刑事が、ヒーローカブキマンとなって悪と戦う、というほとんど(毒々モンスター)と変わらない作品です。
〇ナンパビーチグラフィティ (OCEAN DRIVE WEEKEND) (悪魔の毒々モンスター)シリーズで有名な、低予算作品専門製作会社トロマ社が製作した青春コメディ。1960年代を舞台に、有名なバカンス地、オーシャンドライブで、巻き起こる若者たちの青春ドラマを描いた作品。トロマ社のこういう作品が、日本でリリースされるのは珍しいですね。
〇超能力学園Z part2 (ZAPPED AGAIN!) 1982年に製作された名作青春コメディの続編。前作の主人公が遺した超能力が身に着く薬を手に入れた転校生の、ドタバタを描いたコメディ作品。出演は、(エクソシスト)のリンダ・ブレアや、(イージーライダー)などのカレン・ブラックとB級ながらも豪華な顔ぶれ。徳間ジャパンからVHSがリリースされていました。徳間ジャパンは、本作のような良質のB級作品のリリースが多かったですね。
〇クレイジーファミリー太陽がめいっぱい (SUMMER RENTAL) スティーヴ・マーティンなどのコメディ作品での監督作の多いカール・ライナー監督、(大脱線)などの人気コメディ俳優ジョン・キャンディ主演によるコメディ作品。家族サービスのためにフロリダ旅行に出かけた一家の珍騒動を描いた、ジョン・キャンディいつものギャグ満載の作品。共演には(ランボー)シリーズのリチャード・クレンナという豪華さ。
〇暴走!アニマル学園 (REBEL HIGH) 2年間で70人も校長が変わっている問題高校で巻き起こるドタバタ学園コメディ。不良グループ、教師、警察、入り乱れてのスクールウォーズを描いたトンでもコメディ。
という感じになっています。今回はコメディ作品の青春コメディ作中心に選出してみましたが、正直内容的にはバカバカしい(良い意味でです)作品が多く、
さらに笑い自体に時代性がありますので、今後のDVD化なども期待できる作品がほとんどないのが残念ですね。
今観返して見ると、意外に笑えてしまったりするのですが、その笑いも時代の変化を懐かしむ意味を含めての笑いですので、
やはりコメディジャンルは鮮度が大事だという事が改めて分かりました。
それにしても、(アメリカンパイ)シリーズ以降、青春コメディ作品も減ってしまったのが寂しいですが、そういった本筋からズレた、
バカバカしさ満載のコメディ作品ももっと鑑賞したいですね。
いつの間にか、コメディ作品のDVD化スルー作品も増えてしまいましたし、、。
という事で、本日もお立ち寄り頂き、ありがとうございました。
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