皆さんこんにちは、まぁくです。いかがお過ごしでしょうか。いよいよ師走に突入しましたが、個人的には12月は毎年年末ジャンボをちょっとした楽しみにしています。
毎年毎年当たるはずのない1等目当てに購入して、当たれば何を買う、など想像のみを楽しんでいます。
ただ、大きな金額の買い物がしたい、というわけでもないので、
想像してみたところで、DVDソフトを今以上に買う、という事ぐらいしか思い浮かばないのが、またスケールが小さかったりするのですが、、
さて、先日以前から気になっていた邦画のホラー作品を鑑賞しました。
タイトルは、、
(邪願霊)です。
1988年に、オリジナルビデオとして製作された49分の短い作品ですが、これが、Jホラーというか、フェイクドキュメンタリーの祖とされている(ブレアウィッチプロジェクト)の、
さかのぼること10年も前に製作されているフェイクドキュメンタリーで、
『このビデオは、あるテレビ・ドキュメンタリーの取材テープをもとに、再構成したものである』という字幕から物語が始まります。
で、アイドルを売り出すドキュメンタリーを撮影しているていで、物語は進み、そのアイドルの新曲誕生にまつわる恐ろしい事実がやがて明らかになっていく、
という感じで、後の秀逸テレビシリーズ(放送禁止)に強く影響を与えたような造りになっています。
後半、テープを巻き戻すと白い女性の霊が見きれていたり、ぞくっとするシーンなどから大オカルトパニックシーンへとつながっていきます。
正直49分という短い時間ではなく90分ぐらいでじっくりと見てみたくなるような魅力的な作品となっています。
それほど有名な作品ではありませんが、ギミック満載の後のPOV作品には無い、当時だからこそ表現できる、薄ら怖い雰囲気満載の作品となっています。
配信などで気軽に鑑賞できますので、ホラー映画好きの方は是非ご鑑賞ください。
竹中直人、そんなに出演シーンありませんが、スタッフロール後には水野晴郎のハリウッド恐怖体験談などのおまけもありますので最後までご鑑賞ください。
さて、(邪願霊)は古い作品でもDVD化、配信といつでも楽しめる環境にありますが、世の中にはVHSリリースのみでDVD化からは漏れてしまっている作品が沢山ある、
という事で、(未DVD化のレア作品)、今回は(コメディ編 其の参)という事で楽し気な作品を少しご紹介したいと思います。
それでは、まずは病院が舞台のコメディ、という現在ではちょっときわどい内容の作品から、、
〇病院狂時代 (YOUNG DOCTORS IN LOVE) 劇場公開作品。(ユーズドカー)のマイケル・マッキーンと(ブレードランナー)のショーン・ヤングが共演した病院を舞台にしたコメディ作。幼いころのトラウマが原因で優秀だけれどもメスが持てなくなった主人公が、不治の病で倒れたヒロインを救うために再びメスを持つ。病院が舞台のドタバタコメディ、という事で、ちょっと現代だと表現はかなり変わりそうな1982年ならではの内容。因みにデミ・ムーアがゲストで登場します。
〇Oh!引っ越し (MOVING) (マイナーブラザース)や(大陸横断超特急)などの名スタンダップコメディアン、リチャード・プライヤー主演、(バック・トゥ・スクール)等のコメディ専門アラン・メッター監督のドタバタコメディ。遠方の勤め先に就職するために家族で引っ越しすることになった男の珍騒動を描いたリチャード・プライヤーらしい楽しい作品。
〇大脱線 (GOING BERSERK) (大混乱)、(大災難)などの人気コメディアン、ジョン・キャンディ主演によるドタバタコメディ。キャンディの他にもシカゴにある即興コメディ集団【セカンドシティ】から(アメリカンパイ)のユージン・レヴィ等のコメディスターが多数出演している話題作。因みに【セカンドシティ】出身者は、ジョン・ベルーシ、ダン・エイクロイド、ビル・マーレイ、スティーヴ・カレル、マシ・オカ、マーティン・ショート、マイク・マイヤーズ、そしてまさかのデーブ・スペクターも一時期所属していたそうです。
〇パラドールにかかる月 (MOON OVER PARADOR) 全米では興行収入一位に輝きながらも日本では劇場未公開の不遇な作品。出演は(ジョーズ)のリチャード・ドレイファスと(アダムスファミリー)のラウル・ジュリア。売れない役者のドレイファスが、ロケで訪れた中南米のパラドールで、急死した瓜二つな大統領に成り代わって大統領を演じる、という爆笑コメディ。
〇Mr.エンジェル神様の賭け (ALMOST AT ANGEL) 劇場公開作品。(クロコダイルダンディー)でスターになったポール・ホーガンが主演と脚本、製作総指揮も担当し、共演も(クロコダイルダンディー)で結ばれて夫婦となったリンダ・カズラウスキー、監督も(クロコダイルダンディー2)のジョン・コーネル、という身内映画。ポール・ホーガンはその後(フリッパー)と(クロコダイルダンディーinLA)のみを制作し、映画業界から姿を消しています、、。
〇カントリーファーム招かれざる婿 (SON IN LAW) (原始のマン)がヒットしたポーリー・ショア主演によるカルチャーギャップコメディ第2弾。田舎娘が都会の大学に進学、学園で出会い友人となったポーリー・ショアと共に故郷に帰郷するが保守的な農場町で完全に浮いてしまう、という今回は田舎カルチャーギャップ物語。ポーリー・ショアはその後脱力コメディ(ボガスウィッチプロジェクト)などに出演しています。
〇マシュー・ブロデリックの緊急事態 (OUT ON A LIMB) 名作(奇人たちの晩餐会)、(メルシィ!人生)(MrレディMrマダム)などのフランシス・ヴェべール監督、(飛べ、バージル!プロジェクトX)(詳しくはこちら)などのマシュー・ブロデリック主演のドタバタコメディ。エリート会社員のマシューが帰省の途中で、警察に追われる怪しい女性に誘拐された上に身ぐるみはがされる、というVHSジャケット通りの楽しい作品。
〇努力しないで出世する方法 (HOW TO SUCCEED IN BUSSINESS WITHOUT REALLY TRYING) 劇場公開作品。61年に大ヒットを記録したブロードウェイミュージカルを舞台版と同じロバート・モース、ミシェル・リー、ルディ・バリーで映画化したミュージカルコメディ。大会社の郵便物係の主人公がある日【努力しないで出世する方法】という本を手に入れ、その通りに行動するとすぐに出世コースに乗れてしまう、という物語。
〇トム・ハンクスの大迷宮 (RONA JEFFE’S MAZES AND MONSTERS) トム・ハンクスの記念すべき初主演のテレビ映画。人気ゲーム(ダンジョン&ドラゴンズ)をモチーフに(迷宮と怪物)ゲームに挑む大学生たちの戦いを描いた冒険アドベンチャー作品。
〇わんぱくデニス (DENNIS THE MENACE) 劇場公開作品。人気漫画を(ホームアローン)のジョン・ヒューズ製作・脚本によって実写映画化したハートウォーミングコメディ作品。デニスのいたずらの餌食となるのは名優ウォルター・マッソー、(バック・トゥ・ザ・フューチャー)のドクことクリストファー・ロイド、同じく(バック・トゥ・ザ・フューチャー)のリー・トンプソンと豪華な出演陣も魅力です。
という感じになっております。
今回の作品の中では、(パラドールにかかる月)などは未公開でも人気の作品でしたし、病院を舞台にしたコメディという時代を感じさせる(病院狂時代)なども魅力ですが、
コメディ作品はホラー、SF、アクションなどに比べて古い作品のソフト化はあまり見込めないジャンルではありますので、パッケージソフトでの発売はやはり厳しいかと思われます。
ただ、(トム・ハンクスの大迷宮)なども既に配信では鑑賞できる状況にはなっているようですので、やはり配信は侮れないですね。
特に旧作でDVDにもなっていないような作品は事前情報もなくいきなり配信開始のパターンが多いようなので、チェックはこまめにしておいた方が良さそうですね。
という事で、本日もお立ちより頂きありがとうございました。
↓ランキングに参加しています。宜しければ下記をクリックお願い致します↓