お薦め度 ★★★☆☆☆☆☆☆☆
見終わった後にもう一度見たくなる恐怖体験の結末とは!?
作品紹介
日本劇場未公開
今回ご紹介するのは、H・G・ウェルズの原作をオムニバス形式で映像化したミステリーホラー作品です。
それでは、まずはあらすじから、
郊外の屋敷の修繕に呼ばれた建築士ウォルター(マーヴィン・ジョーンズ)は屋敷を訪れたとき、以前にも訪れた事があるような既視感に襲われる。
この屋敷を訪れたのは初めてであり記憶にあるはずがないからであった。
戸惑いながらも屋敷に迎え入れられ、そこの客間に集まった屋敷の住人、客人を見てさらに驚愕する。
客間の人々も皆、以前に夢の中で会った事がある人物たちだったのだ。
この不思議な事実を客人たちに話すうち、客人たちも自分たちが経験した不思議な出来事を話していく。
その話を聞くうちにウォルターはある驚愕の事実を知ることになる、、。
本作は、オムニバス形式の作品で全5話の短編からなります。
その内の1編の原作を(宇宙戦争)などでお馴染みのH・G・ウェルズが書いています。
各話はそれぞれ別な監督が演出していて、それらをつなぐ1つの物語を軸に構成されていて当時としては珍しい演出だったのではないでしょうか。
1945年製作ですので、流石に作品全体に流れる雰囲気はどこかのんびりとした雰囲気ですが、
ストーリー自体は今現在鑑賞しても十分楽しめる内容でした。
まず最初に何か見覚えがある、と謎をすぐに提示してくれて、そこから物語が展開していきますので、各物語に入ってもすぐに引き込まれる展開となっています。
その各物語もシリアスなものからコメディチックなもの、ホラー色の濃いものなどあえてバラバラのジャンルで構成されており、オムニバスの醍醐味を楽しめる内容となっています。
それと本作はラストに至って、最初に主人公が感じた既視感の謎が全て明らかになる展開となっていて、
鑑賞し終わっても、またそのままもう一度観たくなるような構成になっています。
製作年度も古く、作品自体もそれほど有名というわけではありませんが、ストーリーにちょっとひねりの効いたクラシカルな作品をたまには鑑賞したい、という方にはぴったりの作品だと思います。
作品情報
1945年製作 イギリス製作 サスペンスホラー
監督 アルベルト・カヴァルカンティ、 チャールズ・クライトン、ベイジル・ディアデン 原作 H・G・ウェルズ
出演 マーヴィン・ジョーンズ、サリー・アン・ハウズ、マイケル・レッドグレーヴ
↓ランキングに参加しています。宜しければ下記をクリックお願い致します↓