地底王国 (AT THE EARTHE`S CORE)90分

投稿者: | 2024年7月3日

おすすめ度 ★★★★★☆☆☆☆☆

人気小説(地底の世界ペルシダー)を、(恐竜の島)のケヴィン・コナー監督、ダグ・マクルーア主演で映像化した着ぐるみ特撮怪獣が多数登場する冒険アドベンチャー活劇!!

作品紹介

1976年8月7日公開

今回ご紹介する作品は、(恐竜の島)のケヴィン・コナー監督による特撮冒険アドベンチャー作品です。

それでは、まずはあらすじから、

1989年、科学者ペリー博士が、富豪のデビッドの援助で、地底探検ロケットアイアン・モールを完成させた。

早速乗り込んで地底探検の旅に出る二人だったが、マグマを越えて辿り着いた先は、どう猛な怪獣や超能力を持つ怪物が支配する地底帝国ペルシダーだった!?

監督は、(恐竜の島)や(アトランティス7つの海底都市)(詳しくはこちら)等、同制作会社で、同じスタッフ・キャストで特撮作品を多く手掛けているケヴィン・コナーで、

本作でも、ワクワクするような特撮冒険アドベンチャーを演出しています。

主人公となる富豪の冒険家役で、(恐竜の島)や(続・恐竜の島)、(アトランティス7つの海底都市)と連続で主演している、

空中大脱走)等のダグ・マクルーアで、本作でも分かり易いヒーローを演じています。

本作のダグ・マクルーア
ダグ・マクルーア

で、その富豪が研究を援助し、地底探検を進めている博士役で、(スターウォーズ)や(吸血鬼ドラキュラ)等の

ピーター・カッシングが登場し、他の作品とは180度違った愛嬌のありまくる博士を楽しそうに演じています。

本作のピーター・カッシング
ピーター・カッシング

で、地底王国の王女役で、(スタークラッシュ)や(シンドバッド黄金の航海)等の、キャロライン・マンローが登場し、可憐な魅力で主人公達をサポートしていきます。

本作のキャロライン・マンロー
キャロライン・マンロー

そんなスタッフ・キャストで製作された本作の物語は、1898年、科学者ペリー博士(ピーター・カッシング)によって、

地球の内部を探索するために設計された地底探査ロケット、アイアン・モールがついに完成し、

その研究を援助してきた出資者である富豪のデビッドダグ・マクルーア)と共に、まさに今乗り込んで地底探索に出発するシーンから始まります。

しかし、出発して間もなく、舵輪が故障し、機体は操縦の自由を失って暴走を始めてしまいます。

で高温地帯と低温地帯を突き進む間に、2人は気を失ってしまい、暫く後に地中から飛び出す事になります。

で、地上に着いたのかと思いきや、そこがまさかの地底のマグマの先に存在する地底王国ペルシダーで、

地上と同じような、しかしちょっと違う状況の世界が広がっています。

驚嘆しながらも、アイアン・モールから降りて探検を開始した二人ですが、歩き始めて早々に、強大な怪獣が姿を現し、追いかけられる事になります。

なんとか危機は脱しますが、逃げた勢いそのままに、地底王国を牛耳るメーハー族が操る兵士サゴス族に捕まってしまい、

既に捕らえられている人類と共に、メーハー族の奴隷にされるために連行されていく事になります。

で、その人類のメンバーの中には、美しき女王ディア(キャロライン・マンロー)も入っていて、連行される道中、

イヤミ系人類の代表にディアが嫌がらせを受けているところを、正義感の強いデビッドが助けてあげます。

しかし、至って紳士的な対応をしたはずのデビッドですが、何故かディアは不貞腐れてしまい、キレてしまいます。

それは、その地域の人類のルールでは、男同士が、女性を理由に争った時、勝者はその女性を自由にしなければならい、

というルールのためで、ちょっと引いた紳士的な対応をしたデビッドは、逆に侮辱された、と取られたために、ディアはキレてしまったのでした。

で、そんな事知らないデビッドは戸惑いながらも、連行されている途中なので、そのまま行進は続き、怪獣同士がプロレスバトルを繰り広げる危険地帯も通り過ぎ、

ついに、ペルシダーを支配している鳥みたいな容姿のメーハー族の所に到着します。

で、何をするのかと思えば、まさかのメーハー超能力によって、身動きできなくなった人類に突然襲い掛かって、喰いにかかる、

という奴隷というより鳥のエサとして人類が献上されてしまいます。

こう見えて、支配者

勿論、鳥のエサに成りたくないデビッドは反旗を翻してなんとか逃げ延びますが、ツンデレのディアと相棒であるペリー博士をそのままにしてはおけず、

親友となった現地人の戦士と共に、人類救出作戦を開始する、、、、、、というのが大体の大筋となっています。

物語展開としては、地底王国に到着するなり、怪獣に追いかけ回されて、そのまま敵兵に捕まって連行されていく流れですので、

非常にシンプル且つテンポが速く、その間、しっかりと着ぐるみ特撮怪獣シーンが挿入されてきますので、

非常に見やすく、飽きることなく最後まで一挙に鑑賞できる娯楽作品となっています。

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それぞれのキャストも素晴らしく、ダグ・マクルーアは、分かり易くタフガイなヒーローで、ピーター・カッシングは、

他の作品では考えられないぐらいに、お茶目な愛すべき博士(ジョニー・デップが演じていそうなキャラクターです)を好演し、

キャロライン・マンローは、薄着でセクシーなツンデレ女王様(の割には誰も敬っているようには見えないのが残念ですが、、)を演じています。

勿論、本作の一番の見所である特撮シーンも素晴らしく、この時期の欧米作品としては珍しく、ストップモーション表現ではなく、

完全な着ぐるみを使用しての、愛嬌のある怪獣たちで、ウルトラマン仮面ライダーで育った日本人にとっては、

非常に親しみの沸く、愛すべき造形の怪獣軍団となっています。

今となっては、リアル感は、ほとんど感じる事はなく、同時期の日本のテレビ番組に登場する怪獣と比べても劣りそうな造形ではありますが、

ファンタジックな内容の冒険に、ピーター・カッシングのような陽気な博士が飛び出すファミリー向け作品に登場する怪獣としては、

調度良さそうな愛嬌のある造形となっていますので、退治されてしまう時は、逆にちょっとかわいそうになってしまいます。

後半の重要な段階で、強敵としてデビッドの前に立ちはだかるのが、大きめの人間、というのがちょっと肩透かしですが、

その後の鳥人間とのちょっとした争いを潜り抜けて、悪の種族を倒し、地底の人類に平和を取り戻し、大活躍のデビッドが、

ツンデレから始まった女王とついに結ばれるラストでは、出会った時にキレられてしまった経験から、恐らく、ずっと心に決めていた行動にでます。

デビッド『いやぁ、皆さんお見送りありがとう!お知らせがありまぁす!!』

マクルーア『ペルシダーの皆さん!!』

マクルーア『ここの慣習に従って、、、、』

マクルーア『ディアを連れていきます。』

マクルーア『花嫁として。』

ディア『、、、、、、。』

ディア『ムリよ。行けないわ。』『あなたの世界はムリよ。』

マクルーア『えっ!?、、、、、、、』

パリー博士『、、、、、、、』

ディア『、、、、、、、』

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マクルーア『、、、、、、、。』

アイアン・モールに乗り込んで、

ペリー博士『では、行こうかデビッド。』

マクルーア『、、、、、、、、』

マクルーア『、、、、、、、、』

マクルーア『、、、、、、、、』

マクルーア『、、、、、、、、』

、、、、、、、、、、、

、、、、、、、、、、、

、、、、、、、、、、、

、、、、、、、、、、、

マクルーア、ペリー博士『ただいま。』

ただいま

いや、マクルーア、残らんかいっ!!

作品情報

1976年製作 イギリス製作 特撮アドベンチャー

監督 ケヴィン・コナー 製作 ジョン・ダーク 原作 エドガー・ライス・バローズ

出演 ダグ・マクルーア、ピーター・カッシング、キャロライン・マンロー、サイ・グラント、ショーン・リンチ、ゴッドフリー・ジェームス

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