宇宙人が地球に落とした謎のメカを飲み込んだ狂暴なサメがロボシャークとなって人々を襲う、という本気か冗談かはっきりしないサメパニック!!
おすすめ度 ★★☆☆☆☆☆☆☆☆
作品紹介
日本劇場未公開
今回ご紹介するのは、ロボ化したサメが水道管を通じて陸地にまで迫って来るサメパニック作品です。
それでは、まずはあらすじから、
謎の宇宙船が放出したメカを飲み込んだサメがロボシャークとなって暴れだした!
いち早く異変に築いた報道記者トリッシュは、水道局に勤める夫と、SNS命の娘と共に、ロボシャークの被害を抑えるために奔走する!!
サメパニックもついにここまで来たか、という感じのロボシャークの登場です。
設定は基本的にユルユルで、謎の宇宙船から放出されたメカボールみたいな物体を飲み込んだサメがロボシャークになって人々を襲う、というシンプルな作品です。
ですので、さっさと本題に入ってサメが人々を襲いながら、どのように退治していくか?という展開がほぼ全てとなっています。
勿論宇宙人自体が出てこないので、目的もわまりませんし、何故ロボになるのか?などの理由も分かりません。
ただただ、ロボシャークが人を襲う作品です。
しかも、サメパニックといえば水辺が舞台となりますが、このロボシャークはロボなので、水辺を伝いながらも、陸地は地面を掘り進んでいく(コンクリートも破壊していく)、
という強引な方法でどんどん侵略していきますので、ほとんど水陸両用となっています。
そこまで行くと、サメである必要性も何もありませんが、そこは、やはりサメパニックものを製作したかったのか、それとも後半若干異形愛なども感じる展開もありますので、
(E.T.)的な要素もある作品を製作したかったのかもしれません。
サメパニック映画が好きでしょうがなかっただけのような気もしますが、、。
で、その映画愛は、サメパニックだけに留まらず、劇中で(未知との遭遇)を思わせる音を使ったロボシャークとのコミュニケーションに挑戦したり、
サメを手なずける様を(フリッパー)に例えてみたり、ロボシャークを表現するときに、そのものずばり、『ロボコップみたいな響きだな、、、』
というセリフが登場したりと、映画愛が零れ落ちそうなちょっとしたシーンが何度となく登場します。
ですので、完全なB級(C級)作品でありながらも、しっかりと観ている側を楽しませようとする姿勢で製作されていますので、
ばかばかしいながらも、ついつい続きを観てしまう、というように興味を持続させる力はある作品となっています。
物語を引っ張るのは報道記者の主人公とその夫と娘、という非常に狭い世界の物語ですが、この3人に主人公のライバル嫌みレポーターや、
夫の水道局を強権で抑え込みにきた軍隊(特に嫌み軍曹)が絡んできて、物語をひっかき回します。
要するにロボシャークとそれに対処する主人公とそれを邪魔するライバルのパートと、
ロボシャークに対処しようとする水道局の夫とそれを邪魔する軍曹パートという二つの物語が同時に進行していきます。
さらに夫と軍曹パートには中盤、秘密兵器的に世界的な富豪であるビル・グレイツというキャラクターまで登場したりします。
どこまでが冗談か分かりませんが、とにかく楽しませようとする気持ちは凄く高い作品ですので、B級作品にありがちな、
自分たちが撮りたいだけで製作してしまっているので、他の人が観ても全く楽しめないような作品にはなっていません。
言い換えると、とにかくエンターテイメントに徹した作品ともいえますので、まさに娯楽作品と言った感じの作品となっています。
過度な期待を寄せなければ、十分楽しめる作品となっていますので、B作品好きの方等ご鑑賞されてみてはいかがでしょうか。
過度な期待を寄せている人も少ないかもしれませんが、、。
作品情報
2015年製作 アメリカ製作 モンスターパニック
監督 ジェフリー・スコット・ランドー
出演 アレクシス・ピーターマン、マット・リッピー、ナイジェル・バーバー、ヴァネッサ・グラス、アイザック・ヘイグ
その他のサメパニック作品
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