レディリベンジャー(DEATHE HUNT)93分

投稿者: | 2024年2月22日

おすすめ度 ★☆☆☆☆☆☆☆☆☆

田舎町を訪れた不倫カップルが、三人のおじさんに拉致誘拐され、無人島でのマンハントの標的にされるレディースアクション!!

※このジャケットはイメージで、実際の内容とは異なります※

作品紹介

日本劇場未公開

今回ご紹介させて頂く作品は、無人島でマンハントの標的にされたカップルの逆襲を描いたレディースアクション作品です。

それでは、まずはあらすじから、

仕事のために、カナダの田舎町を訪れたレイと恋人のブルックは、高速道路を避けて、景色を楽しみながら田舎道を車で走っていた

しかし突然、怪しい二人組の男に因縁をつけられ、拉致されてしまう。

そのまま連れて行かれたのは、大森林地帯の湖に浮かぶ無人島で、そこは男たちが、(人間がり)を楽しむ、地獄の狩猟場なのだった!?

監督は(ミッション:60ミニッツ)(詳しくはこちら)等のニール・マッケイで、本作でも1990年代を舞台にした分かり易いガンアクションを演出しています。

主人公役は、ドラマシリーズ(リーチャー 正義のアウトロー)等のマレーネ・マルコムで、追い詰められて逆襲するアクションヒロインを演じています。

マレーネ・マルコム
マレーネ・マルコム

で、ヒロインと一緒に悪漢に襲われる役柄で、イーライ・ロス製作のドラマシリーズ(Eli Roth Presents: A Ghost Ruined My Life)等の

オマー・トゥッチが登場し、事件に巻き込まれていきます。

オマー・トゥッチ
オマー・トゥッチ

で、悪党側のメンバー役で、(サイコゴアマン)や、話題のドラマシリーズ(沈黙の艦隊)にも出演している、

リック・アムズベリーが登場し、主人公達から思わぬ反撃を喰らっていきます。

リック・アムズベリー
リック・アムズベリー

で、本作の製作総指揮も担当し、警察官且つ悪党のメンバー役で、本作のニール・マッケイ監督の次回作(ARMED)でも製作を務めている

グレッグ・ジョンストンが登場し、警察官とは思えない雰囲気で主人公達を追い詰めて逆襲されます。

グレッグ・ジョンストン
グレッグ・ジョンストン

で、さらにメンバー役で、本作のニール・マッケイ監督作(ミッション:60ミニッツ)にも出演しているテリー・マクドナルドが登場し、

父親から受け継いだマンハント気質を炸裂させる悪党を演じています。

テリー・マクドナルド

そんなスタッフ・キャストで製作された本作の物語は、まずは人里離れた田舎町を、開発業者の責任者であるオマー・トゥッチが訪れ、

公民館のような所で、その地区の土地開発のプレゼンを、その地域の住民にプレゼンしているシーンから始まります。

オマー『儲かりまっせ。』

オマーは勿論、力説していますが、住民からの反応はイマイチで、『そんな事言われてもなぁ、、、。』的な反応の中、

とりあえずは、まだ希望は失わずに、土地開発計画は進めながら、その公民館を後にします。

で、颯爽とその場を後にしたオマーの運転する高級車の助手席には、ある女性が乗っています。

この女性こそが、オマーの、、、、

オマー『この町の住民はガンコだぜ。』

不倫相手であるヒロイン、マレーネ・マルコムです。

不倫ヒロイン『ウフフ。』

まさかの仕事兼不倫旅行です。

不倫『プレゼント。うふふ。』

何故、夫婦旅行ではなく不倫旅行設定なのか?は、この設定自体が、その後物語に影響する事は一切ありませんので、

全くの謎です。

奥さんは、写真や名前さえ登場せずに、不倫ヒロインの方も、特に何かの背景があるわけでも無く、ただただ調子に乗って不倫旅行中、という、

いきなり主人公達に感情移入出来ないような状況から物語は始まっていきます。

で、田舎道を高級車でぶっとばしていると、あるトラックに幅寄せされながら追い抜かされます。

とりあえずそのまま走り去ったので、事なきを得ますが、その後、地元の警察官のパトカーにサイレンを鳴らされ、停車させられます。

で、怪しすぎる職務質問等を受けていると、さっきのトラックが引き返してきて、目の前で停車します。

で、2人組の怪しい雰囲気満点のおじさんが下りて来て、怪しい警察官と共に銃を向けてくる、、、、

、、、という流れで、無法者に拉致された不倫カップルが、マンハントの標的とされる本題へと突入していきます。

で、連れて行かれた場所が、そこから暫く移動して海から船に乗り換え、陸地から30キロの位置にある無人島で、

その島の中央にある小屋を基地としてジャングルに囲まれた森の中を舞台にして、丸腰の不倫カップルを、重武装した三人のおじさんが追い回す事になります。

白髪交じりの三人のおじさんVS大人の年齢の不倫カップル

という、全く緊迫感を感じない鬼ごっこスリラーですが、

本作、どういうわけか、

大冒険を繰り広げる夢と希望の大アドベンチャー超大作!!

的なBGMが要所で何度も流れ(恐らく作曲家が作品内容を知らないだけだと思われます)、三人のおじさんと熟年不倫のバトルを、

盛り上げようとして、盛り下げげていきます。(BGMだけ浮いているイメージです)

で、おじさん達は、戦闘能力が高いとか、極端にサイコという感じではなく、ただ単に普通のおじさんX3なので(一応、一人は幼少期から父親にマンハントを教えられたという設定がありますが、全く物語には活かされません)、

隙だらけて、油断しまくりなので、簡単に武器をぶん取られて、重武装3人VS重武装2人という、人数が一人多いだけ、

という年齢を加味すると、むしろ不利?という状況にあっという間になってしまいます。

ただ、本作は、レディースアクション作品で、不倫ヒロインが悪漢に立ち向かう事で成り立つ物語ですので、

あっけなく、形勢は逆転し、いよいよ戦闘(不倫)女子VSおじさん達の、舐めてた相手が実は強かった展開へと突入していきます。

勿論、見所としては、可憐な女子が悪人を倒していく展開こそが一番の見せ場なのですが、本作の不倫ヒロインは、

特に特殊部隊出身とか、幼いころから両親に鍛え上げられてきた、とかアーチェリーの選手とかの逆襲に転じる要素を持っているキャラクターではなく、

金持ち社長の不倫相手という事意外には、何の設定も無い普通の女性なので、逆襲には転じますが、

走り回る事がメインで、走っている最中に、なんとなく銃を撃って、なんとなく倒していけてる、という感じで、爽快感は極めて薄い戦いとなっています。

という事で、レディースアクションを見たいと思う人の、満足感はほとんど得られないような展開の作品ではありますが、

一応は、タンクトップに近い恰好の不倫女子が、何度も湖のような場所に潜っているのに化粧はバッチリそのままだったり、

絶体絶命のピンチ!!
不倫『こ、、、殺されるゥ、、、。』
不倫『かくなる上は、、』
不倫『おっさんの眼鏡のココを、こう持って、、、』
不倫『こう!!』バリッ!!!!   おっさん『痛いっ!!』

島の外の人に助けを求めるために、小屋に転がっていた、、、、

不倫『何かないかしら、、。』
不倫『誰か助けてっ!!』

トランシーバーを使って助けを求めて、

不倫トランシーバー『誰か助けてっ!!』
おっさんズ『、、、、、。』

当然トランシーバーを所持している敵に自身の居場所がバレてしまってピンチになる

という、色々と他の同系列の作品とは、一味違った味わいの作品となっていますので、

変わった作品好きの方等、ご鑑賞されてみてはいかがでしょうか。

それにしても、本作DVDジャケット。本国版と日本版でかなりデザインが違いますが、日本版の方は、流石に作品内容も出演者も全てが全く異なりますので、

※このジャケットはイメージで、実際の内容とは異なります※

という断りは、必要ではないでしょうか、、、。

誇張の範囲を大きく逸脱していると思います、、、

本国版
日本版
実際登場する不倫ヒロイン

作品情報

2022年製作 カナダ製作 レディースアクション

監督・脚本 ニール・マッケイ 製作総指揮 グレッグ・ジョンストン

出演 マレーネ・マルコム、オマー・トゥッチ、リック・アムズベリー、テリー・マクドナルド、グレッグ・ジョンストン、マイケル・コフリン、グレン・イーグル

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