すべてを失った母親は復讐の女神となって再び帰ってくる!
2018年製作 アメリカ・香港製作 アクション
監督 ピエール・モレル
出演 ジェニファー・ガーナー、ジョン・オーティス、ジョン・ギャラガーJr、
監督はリアルなアクション映画を得意とする(96時間)、(アルティメット)のピエール・モレル。出演はテレビシリーズ(エイリアス)や(エレクトラ)などでアクション経験もあるジェニファー・ガーナー。共演に(バンブルビー)等のジョン・オーティス。
あらすじ
ロサンゼルスの郊外、ライリー・ノース(ジェニファー・ガーナー)は夫と10歳の娘の誕生日を祝うためにクリスマス広場に出かける。しかし、そこで麻薬組織の襲撃にあい、夫と娘は殺害される。九死に一生をえたライリーは裁判で襲撃者の目撃証言をするが、巨大な麻薬組織の裏工作で犯人は無実となる。法律に裏切られすべてを失ったライリーは、麻薬組織への復讐を固く誓い、闇に姿を消す、、。5年後戦闘技術を身に着けたライリーは復讐の女神として再びロサンゼルスに帰ってくる。
感想
ジェニファーガーナー久しぶりのアクション全開でした。監督が96時間のピエール・モレルという事で、大雑把にいうと96時間と同じように抵抗されないと思っていた相手に想定外の反撃をされる、という物語でした。ウォン・ビン主演の韓国映画(アジョシ)や、デンゼル・ワシントン主演(イコライザー)シリーズ、チャールズ・ブロンソン主演(狼よさらば)シリーズなど同系列の作品は人気ですが、今回はジェニファー・ガーナーが演じているという点が一番のセールスポイントでした。しばらくこういったアクションのイメージから遠ざかっていたので新鮮味がありました。アクションシーンもCGなどに頼ることのないリアル路線でアクションの痛さが伝わってきました。ただ、一つ難点を上げるなら、戦闘技術を身に着けるまでの5年間の描写がほとんど無かったので復讐のためにどれだけ死に物狂いで習得したのかが分からず、若干の感情移入度合いが削がれてしまっている点でしょうか。弱者が急に強くなってしまうと悪人を倒すときにスティーヴン・セガール作品のように逆に弱い者いじめをしているように映ってしまいますので。そういった部分を端折ってでもアクションシーンを重要視した、という事でしょうか。細かい部分を抜きにして、リベンジアクションとしては十分楽しめる作品でした。