マルチバース・アルマゲドン(2025 ARMAGEDDON)85分

投稿者: | 2023年11月12日

おすすめ度 ★☆☆☆☆☆☆☆☆☆

(シャークネード)、(メガシャーク)、(スネークトレイン)、(シーワールドZ)等、アサイラム社製作のモンスター達が別次元からまとめて押し寄せる、お祭り騒ぎ的なモンスターパニック!!

作品紹介

日本劇場未公開

今回ご紹介する作品は、アサイラム社が製作した25周年記念となるモンスターパニック作品です。

それでは、まずはあらすじから、

ある日突然、巨大化し、モンスターとなった動物たちが全米各地で暴れ出した。

ピラニアやサメ、ワニ、さらにはゾンビまで出現する事態に、それがB級映画製作会社のアサイラム社が製作している作品の内容と酷似している事が判明する。

米国大統領はこの事態に対処するため、2人の娘と共に決死の作戦を決行する!?

アサイラム社製作のモンスターパニック作品です。

監督は撮影監督主出身で、アサイラム社製作の(トランスモーファー メカビースト)等の監督も務めているマイケル・スーが担当しています。

マイケル・スー

主人公の姉妹の妹である科学者を演じているのは、アサイラム社製の(ムーンシャーク)や同系列の(BILL SHARK)等に出演しているリンジー・マリー・ウィルソンで、

マイケル・パレとも衝突しつつ地球の危機に対処していきます。

リンジー・マリー・ウィルソン
リンジー・マリー・ウィルソン

もう一人の主人公姉妹の姉であり海軍隊長役を演じているのは、アサイラム製作作品(シンタイタニック)にも出演しているジェイ・キャッスルズで、

終盤ではロボットに乗り込みモンスターと激闘を繰り広げます。

ジェイ・キャッスルズ
ジェイ・キャッスルズ

二人の主人公の父親で、臨時で大統領に就任する役柄には、(沈黙の監獄)(詳しくはこちら)や、(フィラデルフィアエクスペリメント)(詳しくはこちら)等のマイケル・パレで、

安定感のある演技で、アサイラム作品に深みを与えています。

マイケル・パレ
マイケル・パレ

というアサイラム者社らしいスタッフ・キャストで製作した本作の物語は、2006年から始まり、主人公の仲良し姉妹が、

アサイラム製作の(スネークトレイン)の映画を観ている所から始まります、

で、その後、どういうわけか大人になって仲が悪くなった二人は、姉は海軍の隊長になり、妹はNASAで科学者となっている、という数十年後がメインの舞台となっていきます。

ある日突然出どころ不明の巨大なピラニア、巨大なワニ、シックスヘッドなジョーズ等が大挙して出現し、各地で大被害を起こしていきます。

で、大統領である父親と科学者である娘が緊急会議をしていると、その巨大生物の出現はアサイラム社作品に登場するモンスター達だという事が調査員たちによって分かります。

で、さらにその詳しい調査によると、アサイラム社作品のストリーミングサービスの需要がかなり増えている、

という通常ではありえない事が起こっている事も判明します。

上司『アサイラム作品が人気だ』       部下『異常事態ね、、、、』

で、そのモンスター出現現場では、毎回謎のドローンが飛来している事がわかります。

※↓ここから先は、一応物語展開に触れてはいますので、ご注意下さい↓※

そのドローンを操っているのが地球侵略を目論んでいる宇宙人で、アサイラム社のモンスターが登場しているのは、

ストリーミングサービスの電波をキャッチした宇宙人が、その内容を地球侵略するための参考にし、映画に登場するモンスター達を、

電波を使って3Dプリンターの要領で各地で実体化して、地球侵略の道具として使っているという事が分かります。

ただ、どうも電波が微弱なために、立体化には欠陥があり、ある程度暴れまわるとバラバラになる、という地球人にとってはチャンスともとれる部分は残されている事が分かります。

で、その弱点を突きつつ、人類(といっても数名ですが、、、)の逆襲が開始される、というバトルアクションがメイン展開となっていきます。

マデリン『チャンスね、、、』

規模が大きいような、小さいような説得力がほんの少しだけありそうな、、でもやっぱり全然無いアサイラムらしい物語で、

今までの世界観がクロスオーバーする、良く言うと(アベンジャーズ)のような企画ではあるのですが、そこはやはりアサイラム作品という事で、

特別予算が増えて、大迫力の大バトルが全編通して描かれるという事は無く、やたらとアサイラム作品のタイトルは、台詞やポスターで登場しますが、

アベンジャーズ)のように他の作品の主人公が集まってモンスターを倒す、というようなワクワクした展開も一切ありません。

というより、メカシャークや、シャークネード、メガピラニア等のモンスター自体が主人公と捉えているようですので、基本的に人間のキャラクターではなく、

それぞれのモンスターが、ちょこっとずつだけ登場しクロスオーバーしていきます。

それも、本当にちょこっとずつですが、、、。

シャークネードも少しだけ、、、
シーワールドZのアニマルも少しだけ、、
ついでにゾンビも出ます、、、

で、後半になってそれぞれのモンスターが何故か合体して合体怪獣として登場し、主人公の一人であるマデリンの操るロボットと激闘と繰り広げる、

ロボ登場!!

というのが、一番の盛り上がり所、、、、、だと、思われますが、

これも予算の都合からか、ちょこっと殴り合いをしただけで、あっさり主人公機のロボットが動かなくなり、

ウィィィンン、ガシャン!!!

マデリンの、、、

ボロンっ!!  マデリン『あれっ!!左腕がっ!!』
マデリン『、、、、、、』

マデリン『壊れたわ。』

の一言でお役御免となる、というこれもアサイラムらしい小規模バトルとなっています。

エンディングも取ってつけたような解決法に、解決即終了、という感じの、

何の余韻も残さないブツ切り気味のエンディング

が、さらにアサイラムらしさを強調しています。

一瞬だけ映る東京

という事で、(アベンジャーズ)のように他の作品を鑑賞していないと100%楽しめない、もしくは物語が把握できない、

という事もほぼ無く、他の作品を鑑賞していようが、いまいが、楽しみ方は98%ぐらい変わらないような作品となっていますので、

アサイラム社作品をお好きな方等、ご鑑賞されてみてはいかがでしょうか。

やたらと映るアサイラム作品のポスター
メガシャークVSジャイアントオクトパスの日本版ポスターもあります

一応念のため、作品中で物語に少しだけ関係する作品や、台詞やポスター等で登場したアサイラム作品を挙げさせていただきます。

台詞では他の作品も挙げているようでしたが、字幕表記が追い付かないか、表記してもしょうがないという判断か、日本未リリースのままの作品なのか、

もっと登場してそうですが、作品を楽しむ上では、ほどんど関係ありません。

〇スネークトレイン〇シャークネード〇Zネーション〇クロコザウルス〇シックスヘッドジョーズ〇メガシャーク〇シーワールドZ〇アンドロイドコップ〇エアポート2014〇アルマゲドン2021〇シンアナコンダ〇シンタイタニック〇トランスモーファー〇アトランティックリム

でも、わざわざ観返す必要は無いと思います、、、。

作品情報

2022年製作 アメリカ製作 SFアクション

監督 マイケル・スー

出演 マイケル・パレ、ジェイ・キャッスルズ、リンジー・マリー・ウィルソン、ジョセフ・マイケル・ハリス、ジェラルド・ウェブ、アンソニー・ジェンせン、サラ・リーヴィング

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