お薦め度 ★★★★☆☆☆☆☆☆
留守番中の少年と美女が不審者に襲われるというホラー版ホームアローンと思いきや、中盤物凄い勢いで物語が展開するホラーサスペンス!!
作品紹介
2020年12月4日公開
今回ご紹介するのは、ホラー版(ホームアローン)と見せかけて実は、、、というサスペンスホラー作品です。
それでは、まずはあらすじから、
クリスマスに両親の留守を預かることになった12歳の少年ビリー(リーヴァイ・ミラー)は、日ごろから
ベビーシッターのアシュリー(オリヴィア・デヨング)に想いをよせていた。
クリスマス当日に告白すると決めていたが、アシュリーには子ども扱いされてしまう。
そんな中、銃を持った不審者が住居に侵入してきた事で、楽しいクリスマスは一転して思わぬ方向へと進んでいく、、。
第35回ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭で、最優秀作品賞を受賞した、話題のサスペンスホラー作品です。
予告編のイメージからは、ティーンエイジホラー版(ホームアローン)といった感じで、
(スクリーム)や(ラストサマー)、最近では(ブラッククリスマス)のような展開の作品を期待しがちですが、
本作は、中盤でかなり物語が展開します。
大展開と言っても良いぐらいに物語は180度違う方向に向かっていきます。
本作の魅力はその大展開後の主演二人のやり取りにありますので、なかなかそこを書かずに本作をご紹介するのも困難なのですが、
今回は問題ない部分だけなので、少し伝わりにくいですが、ご紹介してみたいと思います。
まず、本作における主演のリーヴァイ・ミラーの演技は素晴らしく、(PAN)でピーターパン役を演じていたころに比べると、
なかなかの草食イケメンぶりも加速し、さらに演技力もスキルアップし、本作の役柄で、かなり役柄の幅を広げたのではないでしょうか。
中盤以降の展開はこのリーヴァイ・ミラーの容姿と実力がなければ、完全にコントのようになってしまうぐらいの役柄ですので、
まだまだあどけないながらも、しっかりとした存在感を醸し出していました。
ヒロイン役のオリヴィア・デヨングもシャマラン監督の(ヴィジット)の祖父母の恐怖に怯える姉弟のお姉さん役も好演していましたが、
さらに本作の演技で、ホラーヒロインとしての幅を広げるぐらいの大活躍を魅せてくれています。
この二人がメインで前半と後半では違った状況でのやり取りが素晴らしく緊迫感を盛り上げていました。
この二人の今後の活躍には大いに期待できそうですね。
それと、(デューン砂の惑星)や(キャンディマン)のバージニア・マドセンがお母さん役で出演しているのも、
古くからのホラーファンにはちょっと嬉しいサプライズとなっています。
という事で、内容が内容だけに、あっさり目のご紹介で歯がゆいのですが、
その中盤の大展開とそれ以降の物語が本作の魅力の大部分を担っている作品ですので、そこはやはりご自分で鑑賞して確認してみてください。
そういう物語上の変化球を楽しむのが、本作の一番の楽しみ方、という作品となっています。
ただ、その大展開を面白いと感じる方と、それは無い、と感じる方で、意見は完全に分かれる可能性もある内容にはなっています。
もしかしたら、不快に感じる方もいるかもしれないですね、、。
それが狙い、といえば狙いなのかもしれまんが、、。
という事で、本作に関しては、あまり事前情報を得ずにご鑑賞する事をお勧めします。
作品情報
2016年製作 アメリカ・オーストラリア製作 サスペンスホラー
監督・脚本 クリス・べコヴァー
出演 オリヴィア・デヨング、リーヴァイ・ミラー、エド・オクセンボールド、バージニア・マドセン、パトリック・ウォーバートン、アレックス・ミキッチ
その他のティーンネイジホラー作品
もっと年齢の低い少年版(ホームアローン)な(ゴーストホームアローン)はこちら
トラウマと持った少年と悪魔の戦い(ディアボロ世界一呪われた事件)はこちら
↓ランキングに参加しています。宜しければ下記をクリックお願い致します↓