お薦め度 ★★★☆☆☆☆☆☆☆
ニコラス・ケイジ、ニコール・キッドマン共演ジョエル・シュマッカー監督による心理戦が緊迫感MAXなアクションサスペンス!
作品紹介
2012年6月23日公開
今回ご紹介するのは、ニコラス・ケイジとニコール・キッドマン初共演でジョエル・シュマッカーが監督した作品です。
それでは、まずはあらすじから、
豪邸に住むダイヤモンド商人カイル(ニコラス・ケイジ)は美しい妻(ニコール・キッドマン)と娘(リアナ・リベラト)と裕福な生活を送っていた。
ある日、カイルが帰宅すると妻と娘が外出の事で口論となっていた。
その様子を横目に防犯装置を夜間モードに切り替えたカイルだったが、それと同時に庭陰に動く影があったことにカイルはこの時気づかなかった、、。
2大アカデミー賞俳優のまさかの初共演作です。
ニコラスはこういった作品での主演は結構ありますのでいつも通りですが、ニコール・キッドマンをB級アクションサスペンスで見かける事は珍しいので貴重な作品かと思います。
正直よく出演が実現したものだと思います。
これも(バットマンフォーエヴァー)でも出演経験のあるジョエル・シュマッカー監督の人徳なのかもしれません。
内容は豪邸に強盗団が押し入り、金庫の金を巡って心理戦を展開する、というほとんど密室劇に近い内容です。
流石にオスカー俳優二人ががっちり共演していますので、終始緊張感のあるサスペンス作品となっていました。
密室劇ですので、二人と強盗団とのやりとり、が物語のメインとなっています。
その心理戦を展開しているうちに夫であるニコラスの隠れた一面が明らかになっていったりしながら、実は、、みたいな流れで過去の話なども明らかになっていきます。
そのため、密室劇で会話メインではありますが、常に次の展開の気になる飽きのこない物語となっていました。
それにしても本作は主演二人が一緒に写っているシーンがちゃんと多くあります。
こういったビッグスター2人の共演作でよく見かけるのは、主演二人がビッグ過ぎてスケジュール調整しにくいのか、共演と謳っておきながらほとんど共演シーンがない、または、共演しているように見せて会話のたびにカットが切り替わって一緒にカメラに写っていない不自然なシーンが多い、等のパターンの作品が多く見受けられます。
そこでいうと、本作ではそういった違和感は全く無く、二人が一緒に写っているシーンが多数あり、純粋に物語を楽しめます。
この点だけとってもB級作品でこれだけの事ができているので十分価値のある作品とはいえると思います。
後半多少強引だったり、強盗団に魅力を感じれなかったり、と色々突っ込み所はありますが、この二人が完全主演でこういった作品が観れることも今後はあまり無いと思いますので、機会がありましたらご鑑賞ください。
上演時間91分に調度あったようなサクッと観れる内容の密室サスペンスアクションです。
作品情報
2011年製作 アメリカ製作 サスペンスアクション
監督 ジョエル・シュマッカー
出演 ニコラス・ケイジ、ニコール・キッドマン、リアナ・リベラト
スタッフ・キャスト
監督のジョエル・シュマッカーは(セントエルモスファイヤー)の監督・脚本でブラットパックブームを作った後、(ロストボーイ)や(フラットライナーズ)、(バットマンフォーエヴァー)と続く(バットマン&ロビンmr.フリーズの逆襲)などエンターテイメント作品で多くの監督作を残している。
主演のニコラス・ケイジは(リービングラスベガス)でアカデミー賞受賞後は、(ザ・ロック)や(コンエアー)、(ナショナルトレジャー)シリーズなどアクション・サスペンス路線で活躍している。
共演のニコール・キッドマンは同じく(めぐりあう時間たち)でアカデミー賞を受賞。その後は(ドッグヴィル)、(コールドマウンテン)、(オーストラリア)、(NINE)など常に話題作に出演し続けている。
その他のニコラス・ケイジ主演作品
ジャケットに偽りあり。予想外の物語が展開するサスペンス(ナイトストーム)はこちら
余命宣告された男の息子との贖罪の旅(ラストパニッシャー)はこちら
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