お薦め度 ★★☆☆☆☆☆☆☆☆
ジョナサン・リース・マイヤーズ主演の記憶喪失サスペンスは、オーソドックスな展開ながらも意外な結末と事件の発端をしっかり描いたインディーズ色の強い作品。
作品紹介
日本劇場未公開
今回ご紹介するのは、ジョナサン・リースマイヤーズ主演のサスペンス作品です。
それでは、まずはあらすじから、
車の事故で病院に運ばれた男(ジョナサン・リースマイヤーズ)には、事故以前の記憶がなかった。
搬送当初、事故の被害者と思われたが、車のトランクから女性の遺体が発見されたことで、男は一転、殺人の容疑者となった。
自身の無罪を証明するために、男は看護師(フランチェスカ・イーストウッド)の協力を得て、真相究明に乗り出す!?
(ベルベットゴールドマイン)のころが懐かしいジョナサン・リースマイヤーズ主演のサスペンス作品です。
事故に合って、記憶喪失になり、殺人の容疑者となってしまって、自分が善人か悪人かも分からない、という割とオーソドックスな物語となっています。
キャスト面では、ジョナサン・リーズマイヤーズを筆頭に、クリント・イーストウッドの娘、フランチェスカ・イーストウッドや、
懐かしの悪役俳優ウィリアム・フォーサイスが、貫禄がかなりついた体型ながらも、渋さを増して重要な役どころで出演しています。
(ザ・ロック)や(バーチュオシティ)のころが懐かしいですね。
というB級作品ながらも、なかなかのキャスティングの作品なのですが、予算の都合なのか、機材が揃わなかったのか、
これだけのキャストが揃っていながら、映像がホームムービーのような質感で、スマホか何かで撮影したのか?というぐらいにインディーズ感満載の映像となっています。
個人的には、逆にこの映像にジョナサン・リーズマイヤーズが映っている事の方がなんとなく違和感がありました。
個人的にそう感じただけで、気にしなければ気にならないのかもしれませんが、
普段良く鑑賞しているようなアサイラム社製作のサメ映画のようなノンスターのB級作品の質感と同じ雰囲気を感じてしまいましたので、
これはもう、B級C級症候群といった感じでしょうか、、。
B級質感でも、映像表現はしっかりした作品ですので、ちゃんとしたサスペンス作品として楽しめる作品となっています。
逆に言うと機材は揃わなくても、技術があれば、ちゃんとした作品は出来上がる、という見本のような作品なのかもしれません。
主演スターと、ハリウッドレジェンドの娘と、レジェンド悪役俳優の渋さで、
勢いよく押し切った感じもありますので、突っ込み所は結構あったりします。
個人的には、物語を展開するための根本的な部分にある、イーストウッドがジョナサンを助ける理由が全く分からなかったので、
ちょっと緊迫感にかける、というか、物語に完全には入り込めませんでした。
もう少し前半で、ジョナサンを信じて助ける原動力になるような出来事描かれていたり、
後半にかけてラブロマンス展開なども盛り込んであれば、ハラハラ感ももう少し増したのではないかと思うのですが、どうでしょうか。
というわけで、細かい事はさておき、サスペンス好きの方でしたら、サクッと楽しめるサスペンス作品となっていますので、ご鑑賞されてみてはいかがでしょうか。
それにしても、フランチェスカ・イーストウッド、お父さんには全く似てないですね。
お母さん似、でしょうか、、、。
作品情報
2019年製作 アメリカ製作 サスペンス
監督 アレクサンドル・チェルニャエフ フェドール・リアス
出演 ジョナサン・リース・マイヤーズ、フランチェスカ・イーストウッド、ウィリアム・フォーサイス、マリク・ヨパ
ジョナサン・リースマイヤーズのその他の出演作品
香港出身オキサイド・パン監督の多次元サスペンス(テッセラクト)はこちら
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