お薦め度 ★★★☆☆☆☆☆☆☆
突然拉致されて、連れてこられた森で繰り広げられる生死を懸けた美女と野獣のサバイバル!!
作品紹介
2020年1月10日公開
今回ご紹介するのは、突然連れてこられた森で、美女と野獣がバトルを凝り広げるアクションホラー作品です。
それでは、まずはあらすじから、
女子高校生ケイラ(エアリー・ドッツ)はある夜親友のマディと共に見知らぬ森に連れ去られてしまう。
そこで、一人目覚めたケイラは、同じように連れ去られてこられた女性たちと出会う。
その直後、動物のマスクを被った大男に襲われる。
命からがら逃げのびたケイラだったが、またも別の動物マスクを被った大男たちに襲い掛かられるのだった!?
本作は、いわば設定一発のシチュエーションアクションホラーといった作品となっています。
出だしとしては、良く見かける冒頭で拉致されて、目覚めたら見知らぬ場所、そこで生き残りをかけて奮闘する、という物語です。
そこへ、今回は連れ去られた場所が、見知らぬ森、ということろで新鮮味を出しています。
簡単に言うと、見知らぬ森で、美女と野獣が命がけで殺人追いかけっこをするような物語です。
しかも、この森は木々が生い茂っているような森ではなく、生えている木の本数の少な目の、結構見通しの良い森です。
周りで何かに襲われそうになったら、それなりに向かってくるのが予めわかります。
この辺が微妙に良い設定となっていて、殺人鬼と追いかけっこをするにあたって、絶妙に見え隠れして、恐怖感を煽っています。
物語としては、もうその追いかけっこにつきますので、大きな展開はほとんどありませんが、一応、何者かが仕掛けているゲームですので、ルールがあったりします。
そのルールは後半になって分かってくるのですが、一応本作の数少ない物語が展開する場面で、書いてしまうと楽しみが半減(というほど凄いものでもないですが)してしまうので割愛しますが、
後半はそのルールに乗っ取って違う意味でのサバイバルバトルが始まりますので、後半は別な意味で盛り上がる展開となっています。
基本アクションホラー作品ですが、本作は特殊メイクが意外に凝っており、各キャラクターが脱落する際のやられ方が大変バラエティにとんでおり、それぞれが見せ場となっています。
ただ、結構頑張っている特殊メイクなので、予想外にグロ度が高く、そういうシーンが苦手な方はちょっと厳しいかもしれません。
それ以外には、登場人物の内、主人公のエアリー・ドッツだけがミラ・ジョボビッチを思わせるような容姿で、他の出演陣との外見の差が激しいような気がしましたが、どうなのでしょうか。
それと、主人公には幼き日より時々意識障害を起こす持病があり、肝心なときに目を覚ましているが、意識を失ってしまっている状態になる、というサスペンスを盛り上げる良い設定があります。
それに加えて、意識を失っているときに殺人鬼と視覚を共有するという非常に面白いシーンが随所に挿入され、期待感を煽られるのですが、
結局それが物語の本筋にはあまり絡んでこないので、ちょっと勿体ないかと思います。
ただ、続編も可能性ありそうな終わり方ではありますので、次回作でその辺は掘り下げられるのかもしれません。
というように、グロさはありますが、結構テンポ良く楽しめるアクションホラー作品となっていますので、機会がありましたらご鑑賞ください。
作品情報
2019年製作 オーストラリア・アラブ首長国連邦製作 アクションホラー
監督・脚本 トニー・ダキノ
出演 エアリー・ドッツ、リンダ・ヌゴ、テイラー・ファーガソン、ダニエル・ホルヴァト
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