フェニックス 特殊工作員(PHOENIX)90分

投稿者: | 2025年2月15日

おすすめ度 ★★☆☆☆☆☆☆☆☆

WWEの人気女子プロレスラー、ナタリー・エヴァ・マリーが、親子役でランディ・クートアと共演した女性版セガールのような無双リベンジアクション!!

作品紹介

日本劇場未公開

今回ご紹介する作品は、WWEの人気レスラー、ナタリー・エヴァ・マリー主演のリベンジ無双アクション作品です。

それでは、まずはあらすじから、

米軍で格闘術を指導しているフェニックスは、警備会社を経営する父親が自身で命を絶ったという知らせを受けて除隊し、故郷へと帰ってくる。

父親の死に疑念を抱いたフェニックスは、生前父と揉め事を起こしていたある組織の存在を知り、父の弟子と共に組織を調べ始めるのだった。

監督は、(沈黙の包囲網)や(ヴェテラン リベンジ)等のアクション派ダニエル・ジリーリで、いつものようにテンポの良いアクションを演出しています。

で、主人公の女性戦士役で、WWEの元人気プロレスラー、ナタリー・エヴァ・マリーが登場し、誰も敵わないほどの強さを披露しています。

ナタリー・エヴァ・マリー

主人公の父親役で、(エクスペンダブルズ ニューブラッド)や(ブロウバック)(詳しくはこちら)等のランディ・クートゥアが登場し、

冒頭でちょっとしたアクションも披露しつつ、優しい父親を演じています。

ランディ・クートゥア

で、主人公の上官役で、(キルゲーム)(詳しくはこちら)や(タイムライン)等のニール・マクドノーが登場し、主人公をサポートしていきます。

ニール・マクドノー

で、主人公の宿敵となる闇組織のボス役で、こちらもWWEの元プロレスラーで、(戦狼 ウルフ・オブ・ウォー)や

MR-9: Do or Die)等、映画作品でも活躍してるオレッグ・プルディウスが登場し、主人公と激闘を繰り広げます。

オレッグ・プルディウス

で、主人公の父親の弟子役で、(A-X-L アクセル)や(The Weapon)等のジョナサン・キャンプが登場し、主人公をサポートしていきます。

ジョナサン・キャンプ

そんなスタッフ・キャストが製作した本作の物語は、警備会社を経営するランディ・クートゥアが、とある場所で、

闇組織のボスであるオレッグ・プルディウスとその部下達に会い、そのまま格闘となって、あっという間にランディが眉間を撃ち抜かれる、という衝撃的なシーンから始まります。

準主役的な扱いですので、登場早々に退場するという展開に、『あれ?』という感じですが、この後、ランディは、

主人公がやたらと思い出す過去の回想シーンで、何度も何度も登場します。

だったら、命を落としてしまうシーンも、冒頭であっさりではなく、もっと中盤の盛り上げシーンで見せて欲しかったところですが、、。

で、そのランディの死の知らせ(しかも偽装工作で自ら命を絶ったように偽装されてしまう)を聞いた米軍の格闘技教官フィオナ(通称はフェニックスで、演じているのがナタリー・エヴァ・マリー)は、

あの父が、自ら命を絶つはずがない、という事で、あっさりと軍を退役し、父の死の真相を探るために実家へと帰還します。

で、帰宅早々に

髪の毛をピンクに染めた

フェニックスは、叔母に買ってもらった迷彩のジャケットに身を包み、遺産相続の手続きのために悪徳っぽい弁護士のもとを訪れます。

で、会うなりナイフを取り出して、父親の死の真相を聞き出そうと脅しをかまします。

で、父親が生前、闇を牛耳る【シンジケート】というザ・悪党組織なネーミングの組織と揉め事になっていたという情報を聞き出したフェニックスは、

【シンジケート】が経営するクラブへと潜入するために、まずは、相続した父親の持ち家(家族は知らなかった)である豪邸へと向かいます。

で、その豪邸には、父親の一番弟子が控えていて、フェニックスのリベンジミッションのサポートを申し出ます。

そんなサポートが無くてもフェニックスはそれなりに無双なので大丈夫そうですが、無双設定の割にはある程度ピンチが訪れますので、

この一番弟子は、控えめながらもフェニックスをしっかりとサポートしていく事になります。

で、準備が整ったフェニックスは、叔母に買ってもらったセクシーなドレスに身を包み、【シンジケート】が経営するクラブに向かい、

ボスのオレッグに気付かれないように潜入、、、、、

、、、、、するかと思いきや、開店前に正面から堂々と入って、近寄って来た組織のメンバーにガチンコでパンチを浴びせていく、

という

悪漢の道場破りみたいなカチコミ

で、正面突破でブチかましていきます。

で、結構ピンチになりながらも、それなりに圧倒したフェニックスは、二階から眺めていたボスに宣戦布告し、その場を去ります。

で、その後すぐにボスの命令で、フェニックの後を追った組織員は、フェニックスの豪邸を見つけ、様々な刺客が襲撃しますが、その全てを返り討ちにしていきます。

このバトルが、どこまで予定通りなのか判断しにくいですが、

敵のテリトリーに正面から殴りこんでカチコミをキメて、キレた組織員を自分のテリトリーにおびき寄せて返り討ちにしていく

という、回りくどい作戦で、敵を圧倒して行く事になります。

そして、やたらと存在する父親のもう一つの別荘の存在を知ったフェニックスは、やがて来る【シンジケート】の全面対決のために、要塞と化した別荘で待ち構える!!、、、、、

、、、、、というのが、大体の大筋となっています。

WWEの元人気プロレスラー、ナタリー・エヴァ・マリー主演のリベンジレディースアクション作品で、

共演陣も、ランディ・クートゥアオレッグ・プルディウス等の元プロレスラーキャストに、軍人役のニール・マクドノーや、

弟子役のジョナサン・キャンプ等の俳優が、役柄同様にサポート的にキャスティングされた作品となっています。

ただ、古き良き時代のアクション御三家(スティーヴン・セガール、ジャンクロード・ヴァンダム、ドルフ・ラングレン)のような、

元格闘家という経歴はあるけれども、本格的なアクション俳優としての道を歩んでいる、というよりも、格闘家としての延長線上にある一つの仕事をこなしている、という感じなので、

恐らくそれぞれプロレスラーだった時期のイメージと全く変わらない演技で、それぞれの役を演じているような表現となっています。

ですので、主人公は女性で孤軍奮闘するリベンジアクションとなると、舐めてた相手が実は強かった系ジャンルの王道のようなストーリーを期待しますが、

本作の場合、主人公のフェニックスが、プロレスラーそのものの、威風堂々としたキャラクターとなっていますので、

美しいドレスに身を包んで、悪党の懐に入り込んで組織の壊滅を計る、というような本来緊迫感を伴うようなスリリングな展開も、

フェニックスの場合は正面突破で、いきなりの殴り合いが始まってしまいます。

そもそもドレスに着替えた意味も、潜入も何も関係なく、さらにバトルにも、勝つに決まっている感が充満していますので、同ジャンルの他の作品に比べると緊迫感はかなり薄いですが、

ナタリー・エヴァ・マリーが主役を演じている時点で、元プロレスラーで人気者という背景を踏まえた配役になっていますので、

この女性版スティーヴン・セガールとも言えそうな、ナタリー・エヴァ・マリー演じる無双女子の無双ぶりが、本作最大のセールスポイントとなっています。

しかし、決定的にセガールと違うのは、格闘の後半で意外にピンチになるシーンが多く、劣勢になる度に、その辺に落ちている拳銃や、ナイフを用いて相手を圧倒している、という点で、

セガールも拳銃やナイフを使いますが、それはピンチを脱するためではなく、相手に過剰な攻撃を加えてドドメを刺すためなので、使用する理由が違います。

(沈黙の逆襲)より

ですので、言い換えると、ナタリー・エヴァ・マリーの無双バトルは、

格闘だけの勝負に限って見ると、意外に結構負けています。

それが、傷ついても負けているようには見えない(見せない)、という所が、やはり傷ついても堂々としているプロレスラーの魅力、という感じでしょうか。

他の俳優専業のキャストでは、このキャラクターの雰囲気を出すのは難しそうなので、ナタリー・エヴァ・マリーの経歴があってこその主人公像と言えそうですが、

日本においては、DVDのジャケットでも人気プロレスラー主演という部分は、それほどアピールされていないどころか、

なんとなく、

華奢なナタリー・エヴァ・マリーに見えなくもない別人

のような、どこかで見た事のあるイメージに寄せまくったイメージデザインに改変されていますので、色んな意味で、思っていたのとは違うと感じる方も多そうです。

という事で、『あれっ?』と感じる方も多いかもしれませんが、セガールの新作が途絶えてしまった昨今、

女性版セガールの誕生とも言える作品かもしれませんので、ナタリー・エヴァ・マリーの今後の主演作に期待しつつ、アクション好きの方等、ご鑑賞されてみてはいかがでしょうか。

作品情報

2023年製作 アメリカ製作 レディースアクション

監督・脚本 ダニエル・ジリーリ

出演 ナタリー・エヴァ・マリー、ランディ・クートゥア、ニール・マクドノー、オレッグ・プルディウス、ジョナサン・キャンプ、バイ・リン

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