お薦め度 ★★☆☆☆☆☆☆☆☆
(スポーン)の早すぎた本格派マイケル・J・ホワイト主演、トム・ベレンジャー共演の意外に捻りの効いた人質籠城サスペンス!!
作品紹介
日本劇場未公開
今回ご紹介するのは、マイケル・J・ホワイトが過去に過ちを犯した人質交渉人を演じるサスペンス作品です。
それでは、まずはあらすじから、
警察官で人質交渉を担当しているマイケル(マイケル・J・ホワイト)は6か月間の定職を終え、職場に復帰した。
その復帰当日、銀行強盗が発生し、犯人は人質を盾に籠城している、という知らせが入り、現場に急行する。
しかし、現場に着いてみれば、犯人は疎遠になっていた兄のジェシー(クイントン・ジャクソン)だと知り、動揺を隠せなかった。
ジェシーの要求は意外な事ばかりで、その要求によって大きな不正が次第に暴かれていくのだった、、、!?
(スポーン)で人気者となった後アクション街道を地味にひた走るマイケル・J・ホワイト主演作品です。
今回はいつものような格闘アクションは無く、ストーリー展開で引っ張るタイプの作品となっています。
似たような作品としては、やはり交渉人ものの、傑作(交渉人)や、ジョニー・トー監督の(暗戦デッドエンド)などが近いのではないかと思われます。
要するに、犯人には籠城するための目的があって、その目的を果たすために、人々の注目を集める必要があり、
そのための手段の一つとして交渉人を指名して利用する、といった大筋の流れとなっています。
ですので、本作も後半で割と捻った物語展開が待っています。
詳しく書いてしまうと楽しみが無くなりますので割愛しますが、それなりの規模の作品で製作すれば、
そこそこ痛快な作品になっていたのではないか、というぐらいには捻っています。
ただ、本作はその物語を彩るべきキャスト陣がいまいちハマっていないのが残念で、
マイケル・J・ホワイト自体は素晴らしいアクションが魅力で、そういった作品ではカッコ良く映りますが、本作に限っていえば、役柄に合っているとは言い難く、
そのゴツイ体形と後半に捻りのあるような知性的なキャラクター像に対して違和感が物凄くあります。
そして兄役の元総合格闘家クイントン・ジャクソンも、裏に理由のある難しいキャラクター像に合っているとは言い難い配役なのではないでしょうか。
(特攻野郎Aチーム)は結構良かったですが、ちょっと本作の役どころには合ってないような気がします。
そこへいくと、やはり、レジェンド俳優トム・ベレンジャーの安定した存在感は素晴らしく、
高齢に差し掛かってはいるものの、まだまだいるだけで作品全体が引き締まる貴重な存在として輝いていました。
いつまでも元気で頑張って欲しいですね。
という事で、本作はB級、というより、作品にただよう雰囲気はC級作品っぽいですが、ストーリーに意外な捻りがあり、結構楽しめる作品となっていますので、
サスペンス好き、B級作品好きの方でしたら、それなにり楽しめる作品となっていますので、ご鑑賞されてみてはいかがでしょうか。
作品情報
2017年製作 アメリカ製作 サスペンスアクション
監督・脚本 スコット・ウィンハウザー
出演 マイケル・J・ホワイト、トム・ベレンジャー、クイントン・ジャクソン、パトリック・キルパトリック
その他の犯罪アクション作品
チョウ・ユンファとマーク・ウォルバーグ共演の汚職警官VSチャーニーズマフィア(NYPD15分署)はこちら
ニコール・キッドマンが初の刑事役に挑んだ刑事サスペンス(ストレイドッグ)はこちら
↓ランキングに参加しています。宜しければ下記をクリックお願い致します↓