おすすめ度 ★★★★★☆☆☆☆☆
子供たちを学校に送り届けようとする金融ビジネスマンが乗った自家用車に、何者かによって爆弾を仕掛けられ、事件に巻き込まれていくリーアム・ニーソン主演のシチュエーションサスペンスアクション!!
作品紹介
2023年12月1日公開
今回ご紹介する作品は、リーアム・ニーソンが、爆弾を仕掛けられた車で街中を走り回るサスペンスアクション作品です。
それでは、まずはあらすじから、
仕事第一主義の金融ビジネスマン、マットは、その朝も二人の子供達を車に乗せて学校に送り届けるため、車を走らせていたが、
突然車内で発見した見覚えのないスマホに「その車に爆弾を仕掛けた。降りてはいけない。通報してもいけない。これから伝える指示に従わなければ爆破する」と謎の人物からの着信を受けた事で、
日常は一変し、恐怖に怯える子供たちとともに車を走らせ続ける事になるのだった!?
本作は、2015年にスペインで製作らた(暴走車 ランナウェイ・カー)のリメイク作品で、
既に2018年にはドイツで(タイムリミット見知らぬ影)(詳しくはこちら)としてリメイクされ、
2021年には、韓国で(ハードヒット発信制限)としてリメイクされていますので、本作で四度目のリメイクという事になります。
監督は、(プレデターズ)や(アーマード 武装地帯)等の、骨太アクションの監督作品の多いニムロッド・アーントルで、
リメイク作品ながらも、独自の要素を付け加えたシチュエーションサスペンスアクションをテンポ良く演出しています。
主演は、(メモリー)(詳しくはこちら)や(アイスロード)(詳しくはこちら)等、まだまだ衰え知らずのリーアム・ニーソンが登場し、
いきなり危機的な状況に陥って戸惑う父親を好演しています。
で、会社の共同経営者役で、(カットスロート・アイランド)や(パシフィックハイツ)等のマシュー・モディーンが登場し、物語世界を掘り下げていきます。
で、リーアムの奥さん役で、リーアムとは(シンドラーのリスト)以来の夫婦役となる(オールド)等のエンべス・デイビッツで、突然の夫の行動に戸惑う妻を演じています。
で、リーアムを追う捜査官役で、(リトルマーメイド)や(風をつかまえた少年)等の、ノーマ・ドゥメズウェイ二が登場し、じりじりとリーアムを追い詰めていきます。
で、リーアムの娘役で、(ワンダーウーマン)シリーズや(俺たちホームズ&ワトソン)等のリリー・アスペルが登場し、
しっかりとした演技で、緊迫感を煽っていきます。
で、その兄役で、(アバター ウェイ・オブ・ウォーター)や(スクリーム6)等のジャック・チャンピオンが登場し、事件に遭遇して行きます。
そんなスタッフ・キャストが製作した本作の物語は、豪邸に住むリーアム・ニーソン演じる平凡な金融ビジネスマンが、
その朝も、奥さんとすれ違いながら、子供達を学校に送り届けるために自家用車に乗せて、自宅を出発するシーンから始まります。
奥さんからは会話もろくにできない夫にあきれられ、息子は反抗期に差し掛かり、娘は物凄く活発なタイプで、
リーアム自身は、朝の出かける準備中も、車の運転中も、絶えず仕事のやり取り中で、家族の事は二の次になってしまっている、残念な毎日の中で、その日も車で街中を走り始めます。
で、運転中も勿論仕事の電話に対応中で、会社の共同経営者であるマシュー・モディーンや、取引相手等とも連絡を取っていますが、
その電話の合間に、車のダッシュボードから、何やら携帯の着信音が聞こえてきます。
で、開けてみると見覚えのないスマホが出てきましたので、一応応答してみると、、、、
『その車に爆弾を仕掛けた。降りてはいけない。通報してもいけない。これから伝える指示に従わなければ爆破する。』
という謎の男からの着信を受ける事で、突然本題へと入って行く事になります。
当然、疑心暗鬼なリーアムは、当初爆弾話を信じませんが、確認してみると、自身が座っているシートの下に、何やら爆弾のような物を発見し、
さらに、電話の男の指示に従ってある地点に車を走らせると、同じように車に爆弾を仕掛けられた同僚が、
同乗者が車を降りた事で、爆発する様子を目の前で見させられる事になります。
で、自身に何らかの恨みを持つ謎の男からの指示によって、次の目的地に車を走らせる、、、
、、、、というのが、大体の大筋となっています。
原作がスペイン作品で、既にドイツ、韓国と南路もリメイクされている作品ではありますが、流石にハリウッドで、しかもリーアム・ニーソン主演で、という事で、
飽きさせないような娯楽要素も加えて、同じ物語の最終形態とも言えるような内容となっています。
主人公と子供達が、事件に巻き込まれ、困難に立ち向かう事で成長していく様子がしっかりと描かれていますし、
(逃亡者)のトミーリー・ジョーンズばりに主人公を追い詰める捜査官ノーマ・ドゥメズウェイ二の、冷酷そうに見えてちょっと温かみを見せるキャラクターも光りますし、
後半の街中を縦横無尽に走り回る規模の大きいカーアクション(はちょっとご都合主義的な無敵カーアクションですが、、)も、娯楽要素としては見所満点ですし、
危機からの脱出の仕方も、強引ではありますが、リーアム・ニーソンが主演している事で、なんとなく説得力がある名脱出となっていて、総じて緊迫感満載の娯楽サスペンスアクションとなっています。
ただ、本作以前の系列作品を既に鑑賞済みの場合は別として、初見で本作の物語に触れると十分楽しめる作品だとは思われますが、
既に同じ物語の4回目の映画化という事で、独自の要素を加えようとするあまり、本作の原題(RETRIBUTION報復)にそぐわない犯人像になってしまっていたり、
そのオリジナル要素のために、容易に犯人が想像できてしまったり、とオリジナルのままで良かったようなハリウッド仕様な内容となっているのは、少し残念な点となっています。
それでも、終始緊迫感満載で、先の展開が気になる(犯人の正体以外)、リーアム・ニーソン主演作品らしいテンポの良いサスペンスアクションとなっていますので、
アクション作品好きの方や、サスペンス作品好きの方等、ご鑑賞されてみてはいかがでしょうか。
作品情報
2023年製作 アメリカ・イギリス・フランス製作 サスペンスアクション
監督 二ム・ロッドアーントル 製作 ジャウム・コレット・セラ オリジナル脚本 アルベルト・マリー二
出演 リーアム・ニーソン、マシュー・モディーン、リリー・アスペル、ジャック・チャンピオン、エンべス・デイビッツ、ノーマ・ドゥメズウェイ二
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