お薦め度 ★☆☆☆☆☆☆☆☆☆
(ブラックコブラ)のフレッド・ウィリアムソン主演、(検事Mr.ハー俺が法律だ)のシンシア・ラスロック共演のぬるーいポリスアクション!!
作品紹介
日本劇場未公開
今回ご紹介するのは、(ブラックコブラ)シリーズのフレッド・ウィリアムソン主演の刑事バディアクション作品です。
それでは、まずはあらすじから、
街ではビデオストーカーという連続殺人鬼が犯行を繰り返していた。
白バイ警官ダグは、パトロール中に不審車を発見、追跡を開始すると、偶然にも街を騒がせているビデオストーカーが運転していた。
激しいチェイスの末に、惜しくも犯人を取り逃がしたダグは、それを機に捜査を開始する。
しかし、犯人は既にダグの背後に迫っていた!?
(ブラックコブラ)シリーズで人気のフレッド・ウィリアムソンが共演に香港映画で大活躍していた欧米レディドラゴン、シンシア・ラスロックを共演に迎えて製作・主演した刑事バディアクションです。
他にもタランティーノ作品で人気が盛り返していたロバート・フォスターも上司役で出演していたり、
(罠の女)、(ハードネス)などの90年代にエロティックな魅力で大活躍していたシャノン・トゥイードなんかも出ていたりします。
低予算作品ではありますが、主演のフレッド・ウィリアムソン自身が制作も担当しているので、
気心の知れた人たちに協力してもらって製作した、といった感じではないでしょうか。
ブラックコブラはいつも通りのタフガイっぷりで、(シャフト)シリーズや(ダーティハリー)のようなこの時代特有の上司にもタメ口で話してそうな破天荒キャラクターを痛快に演じています。
ただ、邦題にあるようなハーレーには冒頭の数分乗るだけで、速攻で車に乗り換えますので、ハーレーでのアクションを期待していると拍子抜けしてしまいます。
アクション自体もぬる目ですが、そこを補うかのように香港作品でユン・ピョウなどと互角に渡り合った超絶アクションの使い手、
欧米レディドラゴン、シンシアラスロックがキャスティングされています。
ですので、個人的には、いくらブラックコブラのアクションがぬる目でも無問題なわけです。
で、いよいよ中盤からブラックコブラと欧米女ドラゴンのバディムービーとなって、物語は展開していき、
敵組織にもゴツいガタイの男たちがちらほらと登場し出し、
いよいよ欧米女ドラゴンの出番が回ってきました!
さぁ、あの凄まじいハイキックを見せてくれ!
あの破壊力抜群の廻し蹴りを見せてくれ!
、、、、。
あれ?戦いませんねぇ、、。
3手ほどやり取りはありますが、ほとんど格闘までいかないようなアクションですね、、。
セコい蹴りが3回ほど入りますが、それ以降はなんとヒロイン宜しく捕まってしまって大きめの木箱に入れられて、「トイレに行かせろ」と
隙をつこうとしているのがバレバレの抵抗で、逆にパンチ入れられてしまいましたね、、、。
ううむ、、。
これは、女ドラゴンとしてのキャスティングではないですね、、。
ただの女性ヒロインとしての起用ですね、、。
だとしたらミスキャスト、と言い切ってしまっても良さそうですね、、。
他の犠牲者は外見が整っているモデルさんのようなキャストばかりで、シャノン・トゥイードも問題ないのですが、シンシア・ラスロックにその路線はちょっと厳しいような気がしますが、、。
という事で、拍子抜けの連続作品ではありますが、90年代のB級映画にしか出せない、
バブル期の余裕の隙間でしか製作できないような空気感が漂っていますので、そういった時代を感じたい方でしたら、もしかしたら、楽しめるかもしれません。
いや、どうでしょうか、、。
でも、DVDは意外と若干レアではあります。
購入している人が少ないので、そんなに出回っていない、というだけだと思われますが、、。
作品情報
1998年製作 アメリカ製作 ポリスアクション
監督 ギル・ベットマン 制作 フレッド・ウィリアムソン
出演 フレッド・ウィリアムソン、シンシア・ラスロック、ロバート・フォスター、シャノン・トゥイード、フランク・ぺシ
その他の90年代製作のB級アクション作品
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