お薦め度★★★★★★★★☆☆
大ヒットコメディシリーズ第三弾はドタバタ珍道中に成長物語をプラスしたまさに有終の美に相応しい完結編!
作品紹介
2013年6月28日公開
今回ご紹介するのは、大人気コメディシリーズの堂々完結編です。
それでは、まずはあらすじから、
バンコクでの騒動から2年、常に問題を起こしてきたアラン(ザック・ガリフィアナキス)に困り果てた家族はついに精神的な治療を受けさせようと仲間であるフィル(ブラッドリー・クーパー)、ステュ(エド・ヘルムズ)に相談を持ち掛ける。
これに渋々了承したアランだが病院へ向かう道中、精神薬を飲まずにまた暴走し始める。
そこへかつてラスベガスで接触したドラッグディーラーが絡んできて事態はまたしても思わぬ方向へと向かっていく、、。
本作でシリーズ最終作という事でしたが、まさに有終の美に相応しい内容でした。
今回は前作までとは少し趣向が変わり、二日酔い明けのシーンから始まらずにアランを中心とした成長物語となっていました。
シリーズを積み重ねた愛着のあるキャラクターの先送りにしてきた精神的な部分を掘り下げている内容となっていました。
この非常にデリケートな題材をコメディ作品で上手く成長物語へと昇華している内容となっています。
その病院への道中で色々なことが起こるのですが、このドタバタ成長劇に1作目から始まる因縁が絡み、
今回の物語の重要なポイントとなってラストでは予想外の展開となりまさに3部作が本作できっちり完結となっています。
3部作通して凄く良くできた物語でした。
しかし、鑑賞しながら、今回の物語はハングオーバー(二日酔い)とは無関係の話になっている、という部分に関しては楽しみながらもちょっとした違和感を感じていました。
例えていうなら、ジャン・レノ主演作(クリムゾンリバー)の続編がクリムゾンリバーとは全く関係ない事件の物語なのに(クリムゾンリバー2)と原題でもなっていたように、
面白いけれども、なんか微妙に納得いかない違和感のある続編、といった感じでした。
それについては楽しみが半減してしまうので細かく書きませんが、
トッド・フィリップス監督は、そんな事は十分承知で、それを逆手に取ったような捻りの効いたラストとなっていました。
そういった捻りの効いた結末を迎えつつ、ラストはそれまでの物語を振り返るシーンにちょっと涙腺が緩みますね、、。
という事で、シリーズ通して全作お薦めの作品となっていますので、機会がありましたら、是非ご鑑賞ください。
作品情報
2013年製作 アメリカ製作 コメディ
監督・製作・脚本 トッド・フィリップス
出演 ブラッドリー・クーパー、エド・ヘルムズ、ザック・ガリフィアナキス、ヘザー・グラハム、ジョン・グッドマン
スタッフ・キャスト
監督・製作・脚本は前作までに続き(スタスキー&ハッチ)、(ウォードッグス)のトッド・フィリップス。
出演はこちらも前作までに引き続き(世界にひとつのプレイブック)などのブラッドリー・クーパー、(エバン・オールマイティ)などのエド・ヘルムズ、(スパイアニマルGフォース)などのザック・ガリフィアナキス。
また、1作目に登場した(ブギーナイツ)などのヘザー・グラハムが後半で再び出演し、(バートンフィンク)の名優ジョン・グッドマンも敵役で出演している。
その他の(ハングーオーバー)シリーズ
記念すべき第一作、全ての始まりはここからだった(ハングーバー消えた花ムコと史上最悪の二日酔い)
さらに過激になった第二弾ロードムービー(ハングオバー史上最悪の二日酔い国境を越える)はこちら
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ハングオーバー面白いですよね~。まさに”アメリカンコメディ”という感じ。
日本にはできない面白さを演出してくれます。
まだまだこのシリーズは続いてほしいところですが、しっかり締めくくってくれたのでこれで終わりで良いでしょう!
また1作目から見返したいです。
恋の出会いのシーンも非常に面白かったです(笑)
こんにちは、いつもお立ち寄り頂き、ありがとうございます。このシリーズ面白いですよね!笑いだけでなく、人間関係などもしっかりと描かれていたり、成長物語にもなっていたりで、3作通して鑑賞ると、1本の大きなコメディ作品と思えるぐらいにきっちり3部作になっていますよね。しかも、3作目は割とデリケートな部分もしっかりと描いて、ちゃんと笑いに変えてしましたので。笑って、ちょっとじーんとくる、良いお話になっていました。その後、(ジョーカー)を監督する、という振り幅が凄いですが、才能のある人はなんでもできてしまうようですね!