お薦め度 ★☆☆☆☆☆☆☆☆☆
シャロン・テート襲撃事件をシャロン・テート目線で想像力豊かに描いたヒラリー・ダフ主演作品!!
作品紹介
2019年8月30日公開
今回ご紹介するのは、クエンティン・タランティーノ監督作品(ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド)でも描かれた女優シャロン・テート襲撃事件を題材とした作品です。
それでは、まずはあらすじから、
1969年8月、女優のシャロン・テート(ヒラリー・ダフ)は夫ロマンが仕事で海外に行っている間、仲間とともに自宅で過ごしていた。
しかし、この家の以前の住民を訪ねてきたチャーリーという男が姿を現した事で、仲間との楽しいひと時は一変する。
その男が現れた途端に家の周りを、妖しい女たちがうろつき出し、やがて住居に押し入ってこようとするのだった。
シャロンと仲間たちは、必死で抵抗するが、、。
シャロン・テート襲撃事件を扱った作品ですが、本作で主演のヒラリー・ダフはラジー賞にノミネートされています。
製作総指揮までしてラジー賞ノミネートも空しいですが、残念ながら内容自体がそれもしょうがない、と思えてしまう内容となっています。
この事件自体はタランティーノ監督作品でも語られてます(事実を最終的に捻じ曲げていますが)ように、
あまりに有名な事件ですが、本作では、それを殺害されてしまったシャロン・テート目線で描いている、というところに新鮮味があります。
つまり、殺害された被害者目線ですので、実際はほぼ空想の物語です。
原題や邦題でまさかのネタバレ全開となっていますが、
事件もシャロン・テートは生き残っている(事件を回避している)という別の現実を生きている物語が続きますが、、実は、、という物語です。
普通こういった作品で、実は、、みたいな展開がある場合、その部分は伏せたり、
徹底している作品では冒頭で、後半のどんでん返しの事実は、まだ鑑賞していない人のために他言しないで下さい、と断りの文章さえ入ったりします。
それを、本作ではタイトルですでにはっきりと言ってしまうという、、。
最初に言われていると、もう鑑賞中ずっと「死んでるな、、」としか思えません。
ですので、後半の展開もなんの感情も揺らぐことなく眠気と戦いながらの鑑賞でした。
また、ヒラリー・ダフが、顔の角度によってはシャロン・テートに見えなくもないのですが、
全体的にゴツイ体形で元アイドルとは思えない貫禄がついてしまっており、演技も含めてシャロン・テート像にはちょっと遠いように感じました。
ラジー賞ノミネートもしょうがないかと思われます。
そんな感じで、後半にちょっと展開のある本作ですが、タイトルでネタバレという珍しいラジー賞系の作品です。
逆に、そういった割り切った楽しみ見方もできると思いますので、(ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ)などを鑑賞して、
この事件に関心を持たれた方など、ご興味おありの方はご鑑賞されてみてはいかがでしょうか。
作品情報
2019年製作 アメリカ製作 サスペンス
監督・脚本・製作 ダニエル・ファランズ 製作総指揮 ヒラリー・ダフ
出演 ヒラリー・ダフ、ジョナサン・ベネット、リディア・ハースト、パヴェウ・シャイダ、ライアン・カーギル
その他の実話を基にした作品
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